６４歳のアルバイト新聞配達員殺される！

■会社員兼アルバイトはなぜ！
　本２日の朝日新聞によると１日朝、香川県丸亀市で６４歳のアルバイト新聞配達員が殺害されたとのことです。
　悲惨な事件ですが、気になったことは殺された男性が６４歳の会社員で、新聞配達はアルバイトだったことです。普通なら年金生活を楽しんでいる年齢の人が、なぜアルバイトで新聞配達をしなければならなかったのでしょうか。
　過去に読んだ記事では、５８歳の住み込み女性配達員が新聞配達中に殺害された、というものがありました。「新聞配達は学生アルバイト」という先入観をもっていたので、中年の女性が、しかも住み込みで働いていた事実に、ある種の感慨を覚えたものでした。
　それぞれに事情があるのでしょうが、それにしても６４歳の会社員がアルバイトで、５８歳の女性が住み込みで、新聞配達をしなければならなかった事情とは、いかなるものだったのでしょうか。
■漢字研究の白川静氏逝去！
　今朝の新聞各紙は、漢字の研究で知られる立命館大学名誉教授の白川静氏（９６歳）の逝去を伝えています。
　白川氏は小学校を卒業後、働きながら大学を卒業し、大学教授になった努力の人。字書三部作『字統』、『字訓』、『字通』を８６歳で完成させたことで知られています。漢字研究を趣味とし、「芸に遊ぶ」人だった白川氏は、ある意味で高齢化時代、生涯学習時代の見本のような生き方をした人と言えます。
　一方で不条理に殺される人生があり、他方で９６歳の人生を楽しく全うする人生があり、人生はいろいろです。何れにしろお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りしたいと思います。
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