NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

非営利投資NPIを実践し、NPO(非営利組織)をささやかに支援するブログです!

家計金融資産、一世帯あたり1259万円!

2008年02月29日 | Weblog
■「貯蓄なし」世帯、20.6%!
 金融広報中央委員会が27日に発表した2007年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、一世帯あたりの金融資産の平均保有額は1259万円で、前年比12.5%の増となりました。また、「貯蓄ゼロ世帯」(「貯蓄を保有していない」2人以上の世帯)の割合は、20.6%を占めました。
 一方、日銀の別調査によると家計が保有する金融資産の残高は、2007年9月末時点で、前年同期比1.5%増の1535兆6981億円でした。これは過去3番目の高水準とのことですが、アメリカのサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題を背景とする株価下落などにより前期(4~6月期)比では1.3%減少しています。
 このような統計数字は、平均値のためどの程度、家計の実態を反映しているか疑問ですが、それにしても5世帯に1世帯が貯蓄ゼロとは驚きです。「調査」ではその理由として、「高齢化などを背景に貯蓄を取り崩す世帯が増えている」ためとしています。本当ならば貯金を使い果たした高齢者世帯には、悲惨な生活が待っています。
 しかし、人には運、不運があり、生涯にわたって工夫と努力した人とそうではなかった人の違いもありますので、今更、高齢者世帯の貯蓄を云々しても仕方がないのでしょう。せめて若い世代や働き盛り中年世代には、しっかりとしたライフプラン、マネープランを持って、工夫と努力の生活をして欲しいと思います。
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護衛艦「あたご」と漁船「清徳丸」の事故が意味するもの!

2008年02月28日 | Weblog
■事故は、「国家権力と非力な市民」の現れか?!
 海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」とマグロ漁船「清徳丸」の衝突事故は、マスコミで連日報道されています。報道を見る限り回避義務を怠った護衛艦「あたご」に非があり、漁船の方が被害者なのは間違いないようです。今後の審判、裁判が注目されますが、自衛隊は被害者へ出来る限りの対応をすべきでしょう。
 一方でマスコミ報道の中に理解しにくいものがあるのも確かです。昨27日の日経新聞夕刊に掲載された「TVな日常」で○○○氏は、テレビニュースで両船の模型を使った事故の解説を見て、その大きさの違いに衝撃を受けたと語っていました。同氏は記事の中で、「映像が視聴者に与えるインパクトの強さを実感」し、「国家権力の前に、我々市民が、いかに非力かを見せつけられているようで、やりきれなかった」と感想を述べています。
 たしかに今回の事故で小さな「清徳丸」は非力であり、自衛艦「あたご」は国家権力の代表のように映ります。しかし、それを直ちに「国家権力と非力な市民」との対比で表現するのはいかがなものでしょうか。問題は回避義務を怠った「あたご」の行動や自衛隊の虚偽・隠蔽体質にあるのであり、船の大きさではありません。また、「あたご」は基準排水量7700トンで、船としては特別大きい方ではありません。「あたご」の何倍、何十倍もの巨大な船が毎日、日本近海を数多く航海しているのです。
 ○○○氏は、もしも民間企業の数十万トンタンカーが小さな漁船と衝突した場合、その原因を問わずに「巨大企業の前に、我々市民が、いかに非力かを見せつけられ」た、と感想を述べるのでしょうか。
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長唄協会の春季定期演奏会に行ってきました!

2008年02月27日 | Weblog
■なぜこんなに流派が多いのか!
 今朝は晴れていますが、昨夜来の強風が続いています。杉花粉が飛んでいることでしょう。春は生命が躍動する楽しい時期ですが、風が強く、杉花粉が飛んで、苦しい時期でもあります。
 さて昨日、長唄協会(鳥羽屋里長会長)の春季定期演奏会に行ってきました。女房殿が演目の最後、長唄協会女子部による「娘道成寺」に出演したので、その見学です。この女子部による合同演奏は、春季定期演奏会の恒例で今年は180名が参加し、圧巻でした。
 邦楽にも長唄にも疎い私には、演奏の善し悪しはよく分かりません。ただ、何回も見学していつも思うのは、①なぜこんなに流派が多いのか、②長唄だけで生活ができるのだろうか、と言うことです。
 出演者名簿を見ると杵屋○○などの名前が多いのですが(女房殿は杵屋○○○です)、さらに今藤、岡安、稀音家、鳥羽屋、日吉、松崎、松永、松島、吉住、芳村、和歌山などの名前が続き、流派の多さに驚かされます。日本に一般的な家元制度では、能力とやる気のある人は、起業・独立して一派を立てたくなるのでしょうか。
 それにしても家元とは言え、長唄だけで生活していくのは大変だと思いますが、それが可能なのは日本が平和で豊かな国だからでしょうか。趣味で長唄を楽しむ人が家元を支え、長唄を支え、邦楽を支え、日本の文化を支えているのでしょう。
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独身者は遺言を、家族持ちも遺言を!

2008年02月26日 | Weblog
■遺言を残さない人は社会の迷惑!
 昨25日の日経新聞夕刊は、「ひとり社会を生きる わが亡き後の憂い」との記事で、「独身だからこそ遺言」を書こうと呼びかけています。
 「独り身で大した財産もないから心配ない」、「亡くなったら海にでも投げてくれ」と嘯く人もいます。しかし、普通に働き、生命保険に加入し、マンションを持っている人ならば、個人資産はすぐ5000万円、1億円に達してしまいます。また、ただで海に投げ捨ててくれる人はいません。記事が指摘するように周囲の迷惑を考えるならば、独身者こそ遺言状をきちんと用意しておく必要があるでしょう。
 遺言状を残さずに独身者が亡くなった場合、日頃付き合いのない親戚が財産を相続する可能性もありますし、身よりもいない場合、財産は国庫に帰属してしまいます。顔も知らない親戚や国に財産を残すよりNPOや各種社会的団体、母校や地元自治体へ寄付した方が、よほど気持ちが良いでしょう。
 独身の皆さん、遺言状を書いてください。そして分かりやすいところに置いてください。「自筆証書遺言」は、①全文を自筆で、②日付を入れて、③署名・押印する、だけでOKですから。また、いつでも書き直すことができます。家族持ちの私は当然、遺言状を作成しています。
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労働組合は「株主アクティビスト」たれ!

2008年02月25日 | Weblog
■企業活動の果実は、消費者・株主・労働者へフェアな配分を!
 護衛艦「あたご」と漁船の衝突事故、27年前のロス疑惑での三浦和義元社長の逮捕、二日間に亘って吹き荒れた春一番など、新聞紙面は賑やかですが、今日の話題は過去の小さなニュースによるものです。
 去る2月18日の日経新聞は、「『物言う株主』活躍の場拡大」との見出しで、株主が活動家のように激しく経営改革を迫る「株主アクティビズム」について報じていました。
 記事では著名な投資家カール・アイカーンやヘッジファンド、パーシング・スクウエアのビル・アックマンらを「株主アクティビスト」として紹介し、その活動について報じていました。
 特に興味深かったのは、「株主アクティビスト」の一人として米労働総同盟産別会議(AFL・CIO)のデイモン・シルバーズ法律顧問の名前を挙げ、AFL・CIOは、「1990年代後半から闘争の場を株主総会に移し、各組合に議決権行使を助言」していると、紹介していたことです。
 労働組合は単なる「賃上げ屋」ではありません。「組合員・労働者の人間性尊重、産業・経済・社会の進歩発達」をめざしています。それ故、労働組合が株主となり、経営者に対し「物言う株主」として働きかけ、その経営姿勢をチェックするとともに、企業活動の果実を消費者・株主・労働者へフェアに配分していくことが求めらます。日本の労働組合も「株主アクティビスト」として活躍して欲しいものです。
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エディオン、顧客のHD-DVDをブルーレイに交換!

2008年02月22日 | Weblog
■結局、東芝が買い取るのか?
 次世代DVDの標準規格を争っていたソニーのブルーレイディスク(BD)と東芝のHD-DVDは、東芝の撤退により決着しました。勝ち味のない試合から撤退した東芝の決断は、株式市場から評価されているようで、株価は上昇しています。
 問題はすでにHD-DVDを購入した人たちへのアフターサービスですが、東芝は向こう8年間のサービスを行うようです。これで決着と思っていたら、なんと家電量販店大手のエディオンがHD-DVD購入者に対し、ブルーレイディスクと交換することを決定しました。昨日の日経新聞夕刊が伝えています。
 これはエディオングループの家電量販店(全国約1000社)からHD-DVDを購入した人を対象に、ブルーレイディスクとの交換に応じ(差額は徴収し、3月末まで)、販売店としての責任を果たすと言うことのようです。
 英断?です。HD-DVDの購入は、その人の自己責任と思っていましたが、家電量販店が交換に応じるとは、正に「消費者は神様」です。しかし、エディオンは、引き取ったHD-DVDをどうするのでしょうか、東芝に買い取らせるのでしょうか。そうなれば東芝の経済的負担は高まり、株価も下がって、泣き面に蜂でしょう。可哀想に。
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冷凍餃子事件で生協組合員の脱退増加?!

2008年02月21日 | Weblog
■組合員は今こそ、自分達の生協を支援すべき!
 日本中を揺るがせている中国産冷凍餃子事件が、新たな拡大を見せました。今朝の読売新聞は、みやぎ生協が回収した中国産餃子から高濃度の農薬「ジクロボス」他が検出された、と報じています。みやぎ生協が20日に発表したものです。
 事件の詳細は不明ですし、部外者が論評しても意味はありませんが、気になるのは過日の新聞報道にあった「生協組合員の脱退が増加」していることです。冷凍餃子事件で生協の信用が薄れ、失望した組合員が生協を脱退していると言うのです。
 脱退した人の気持ちも分からなくはありませんが、多少の不満も残ります。組合員は、自主的に組織された生協の、その運動理念に共感し、出資し、利用していたのではないのでしょうか。
 それを一つの事件を切っ掛けに簡単に脱退するとは、生協を単なる安売りスーパーとしか見ていなかったのか、と言いたくなります。組合員ならば生協が苦境にある今こそ、自分達の生協を積極的に支援するときだと思いますが(冷凍食品を買えと言っている訳ではありません)。
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株主優待で映画「エリザベス」を見に行きます!

2008年02月20日 | Weblog
■様々な株の投資法、活用法!
 現在、株式投資としてご当地投資と非営利投資NPIを実践しています。ご当地投資とは品川区ゆかり企業への投資を行うことですし、非営利投資NPIとは株式配当などの投資利益をNPOなどの社会的団体へ寄付することを目的とした投資です。
 このご当地投資と非営利投資NPIの他、株主優待を楽しみにした投資もあります。企業は個人株主を対象に自社製品の贈呈など様々な優待策を実施していますが、私の場合、映画チケットが狙いで、映画配給会社の株を若干、保有しています。これにより①映画文化を支えることができる、②配当がもらえる、③株主優待により映画鑑賞を楽しむことができる、というメリットがあります。
 私が保有している東京テアトルの場合、持ち株数に応じてポイントが付与されます。1000株で6ポイント、2000株で12ポイント(半年で)が与えられ、1ポイントで映画を1回鑑賞できます。また、家族・友人同伴でもOKです(人数分のポイントは引かれます)。
 今日午前中は、その優待を利用して女房殿と映画「エリザベス ゴールデン・エイジ」を見に行ってきます。午後はボランティアの予定です。
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鉄鉱石65%値上げで物価上昇に拍車!

2008年02月19日 | Weblog
■今年は適度な賃上げが必要!
 昨日と今朝の新聞各紙は、「鉄鉱石65%値上げ」と報じていました。鉄鉱石の値上げは、一般庶民には直接関係ありませんが、鉄鋼製品の価格上昇を招き、回り回って消費者の負担になることは確かです。
 昨年来、ガソリン、トウモロコシなどの物価上昇が相次いでいましたが、今年の4月からは小麦価格の大幅値上げが予定されており、今回の鉄鉱石値上げとともに、国民生活を強く圧迫しそうです。
 そこで期待したいのが春の賃上げであり、それによる消費の拡大です。既に今年の春季生活闘争はスタートしており、来月にはヤマ場を迎えます。しかし、ベースアップを要求している労働組合でも1000円とか1500円と、慎ましい限りです。これでは満額回答されても、消費には十分回らないでしょう。事実、日経新聞のアンケートによれば「賃上げがあっても消費を増やせない」と回答しているひとが37%もいます。
 しかし、僅かな賃上げでも気持ちを明るくし、景気を加速する効果はあると思います。同じアンケートで、「賃上げがなければ消費を切り詰める」と回答している人が32%もいるのですから、賃上げは必要です。
 日本の大手企業の中で株式配当を増やす企業が増えており、賃上げ余力は十分あります。このような企業は、きちんと賃上げして欲しいものです。また、賃上げは正社員のみならず、非正規社員の賃上げも実施して欲しいと思います。
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東京マラソン、ボランティア1万5000名が協力!

2008年02月18日 | Weblog
■女房殿も「東京マラソンEXPO2008」で3日間のボランティア!
 昨日の「東京マラソン2008」は快晴に恵まれ、3万2000人の市民ランナーが参加して、凄いものでした。詳細は略しますが、何が凄いかというと参加選手数ではなく、ボランティアの参加総数が1万5000名にも達したことです。また、環境対策もそれなりのようでした。
 私の女房殿も2月14日(木)~16(土)の3日間、東京ビッグサイト西1ホール・2ホールで開かれた「東京マラソンEXPO2008」にボランティアとして参加しました。マラソンの申し込みにくる人たちへの対応、その他だそうです。
 それにしても共催した読売新聞の今朝の報道は、凄まじいものです。1面、3面、23面、38面、39面を使っての大々的な報道です。マラソンやスポーツに縁のない私は、少しやりすぎとも思いましたが。
 さて今日、私は午前中が某社の臨時株主総会、午後はボランティア、夜は読売交響楽団のコンサートへ行ってきますの。ではまた。
                                  以上