■「貯蓄なし」世帯、20.6%!
金融広報中央委員会が27日に発表した2007年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、一世帯あたりの金融資産の平均保有額は1259万円で、前年比12.5%の増となりました。また、「貯蓄ゼロ世帯」(「貯蓄を保有していない」2人以上の世帯)の割合は、20.6%を占めました。
一方、日銀の別調査によると家計が保有する金融資産の残高は、2007年9月末時点で、前年同期比1.5%増の1535兆6981億円でした。これは過去3番目の高水準とのことですが、アメリカのサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題を背景とする株価下落などにより前期(4~6月期)比では1.3%減少しています。
このような統計数字は、平均値のためどの程度、家計の実態を反映しているか疑問ですが、それにしても5世帯に1世帯が貯蓄ゼロとは驚きです。「調査」ではその理由として、「高齢化などを背景に貯蓄を取り崩す世帯が増えている」ためとしています。本当ならば貯金を使い果たした高齢者世帯には、悲惨な生活が待っています。
しかし、人には運、不運があり、生涯にわたって工夫と努力した人とそうではなかった人の違いもありますので、今更、高齢者世帯の貯蓄を云々しても仕方がないのでしょう。せめて若い世代や働き盛り中年世代には、しっかりとしたライフプラン、マネープランを持って、工夫と努力の生活をして欲しいと思います。
以上
金融広報中央委員会が27日に発表した2007年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、一世帯あたりの金融資産の平均保有額は1259万円で、前年比12.5%の増となりました。また、「貯蓄ゼロ世帯」(「貯蓄を保有していない」2人以上の世帯)の割合は、20.6%を占めました。
一方、日銀の別調査によると家計が保有する金融資産の残高は、2007年9月末時点で、前年同期比1.5%増の1535兆6981億円でした。これは過去3番目の高水準とのことですが、アメリカのサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題を背景とする株価下落などにより前期(4~6月期)比では1.3%減少しています。
このような統計数字は、平均値のためどの程度、家計の実態を反映しているか疑問ですが、それにしても5世帯に1世帯が貯蓄ゼロとは驚きです。「調査」ではその理由として、「高齢化などを背景に貯蓄を取り崩す世帯が増えている」ためとしています。本当ならば貯金を使い果たした高齢者世帯には、悲惨な生活が待っています。
しかし、人には運、不運があり、生涯にわたって工夫と努力した人とそうではなかった人の違いもありますので、今更、高齢者世帯の貯蓄を云々しても仕方がないのでしょう。せめて若い世代や働き盛り中年世代には、しっかりとしたライフプラン、マネープランを持って、工夫と努力の生活をして欲しいと思います。
以上