カレーなる隣人

カレー(華麗)なる隣人。それは日々街の至るところで出会ってしまう、すくうカレースプーンの先に映る人間像

「今年の仕事は今年のうちに!」 インド悶絶編アップしました。 -1/14-

2006年12月30日 | インド悶絶編
「見よ、この混沌。牛と犬、そして人々が渾然一体となった暑苦しい空間。」

さて、今年のGWに行ったインド旅行。
結果はカレーも食えずさんざん。その理由は中身を読んでほしいんだけど。

とにかく、半年余りほったらかしにしていた写真やら日記やらを
多少まとめて、今年のうちに総括しておきました。
楽しんでいただけたら幸いです。

帰国後半年経った今は、インドを冷静に見れるし嫌いでもない。カレーも食べ続けている。しかし、その旅行の最中はひどかった~。
そんな当時の気持ちをリアルにそのまま書いているので多少の狼藉はご容赦を。

最後に、
「私はカレー好きです。インドも。たぶん」

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        「インド悶絶編にGO!」

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於:Asian Cafe Bowl 成田

2006年12月29日 | 隣人(カレー)
出国ラッシュはまだこれからという感の落ち着いた成田空港から。
思い起こせば10年、私が中国へ留学してから経た時間です。

当時から比べると、
年齢は当然23→33才へ
体重もやはり当然か?58→65キロへ
そして資産は親に借りたマイナス100万円→???万円へ
一方中国元のレートも1元14円→17円に上がっていた。

でも数字の話はどうでもはいいかもしれない。
問題はかっこよく言うと中身?当時は緊張していた空港での出国手続きも今ではスムーズ、落ち着いたものだ。
でもそんなことでもないのはわかっている。

つまり、今回の旅では自分と中国(カレー)をもう一度しっかり見てこようと思っている次第であるのであります。
行ってきます~!。

於:野菜畑

2006年12月27日 | 隣人(カレー)
今年最後のお客様のかな、22時、終わった~。

よりによって表参道だし、少しは自分にご褒美と思って入ったのが「野菜畑」。珍しい「高野豆腐とおくらのカレー」にしたけど、最後までおくらは行方不明だった。

さて、隣人ふたりの会話は「寺町とか円町」とか入ってる京都弁。学生時代を過ごし第二のふるさとと思ってる私にはそこはかとなく懐かしく思わず会話に入りたくなった。しかし明らかに変態なので思いとどまる。
冷静に考えれば京都市民うん百万人に加え、毎年大量の学生を輩出してれば京都の地名が会話にでてくる奴らなんかゴロゴロだよね。でもなんか懐かしくい、たとえ気持ちわるいくらい暖かく、哀愁のあの字も湧かないこの冬空でも。

さて明後日は私の第三のふるさと 北京に行ってきます。

於:スープストックトーキョー

2006年12月26日 | 隣人(カレー)
某有名カレー店の店長とお酒を飲んだ。
すし屋である。
ネタはなんでもいいのだが、とにかく社長から頂いた殊玉の言葉を伝えたい。

① 奥さんは世界一の味方である。こんなに心強いものはない。あなたも結婚しなさいとのこと。
② 老舗ができること。それは我慢できること。売上があがらないとき、お店が苦しいとき、なんか楽して儲かりそうな流行りがあったとき、そんなときでも店の軸をぶらさずに我慢して自分の仕事ができること。これが老舗の強みである。

③経営者は常に何を考えているかわかりますか?と聞かれた。なんか答えたけどむなしくはずれた。その答えは「常に着地地点を探している」というものだった。しかも自分だけの人生の着地点ではない、いかに次の世代にバトンタッチできるか?次の世代、そして何百年後も悪い影響がないような着地点。そんなものを常に考えているらしい。

T社長、今年一年ありがとうございました。

(その後アオゾのスープストックトーキョーにて小海老とトマトのクリームカレー 790円 を食す。22:30までカレーが食べられるこのお店も貴重である)

於:スープカレーの古奈屋

2006年12月26日 | 隣人(カレー)
税理士試験2科目合格おめでとう!

今日の隣人Kさんは今年の受験でめでたく2科目合格。

「なんの2科目?」
と聞くと、
「ザイボ」
との回答。

?????

素人には全くわかりませんが、とにかく聞いてみると「財務諸表と簿記」とのこと。
なるほど。

カレーに置き換えているとどうだろう?
一般的カレー店におけるこの種の隠語はあるだろうか?私の中ではないと思っている。
「中辛、カツカレー、福神漬け、」全てを正しく省略もせず正しく発音しているではないか?(生卵をかけるお店は、○玉とかが出てきて少しややこしいが・・・)
これもカレーの誠実さんを表しているに違いない!

カレーよ、あなたはなんて清いのだ。



★サラダとスープカレー 900円

於:カイバル

2006年12月25日 | 隣人(カレー)
今年閉店した銀座の「ハリドワール」が生まれ変わり?タンドール料理専門店として新開店した「カイバル」。昭和通に面したお店は広々とした贅沢な空間を用意し、宮殿内部のような綺麗なアーチを描いた天井を薄く照らす照明も厳かかつゴージャスな気分にさせてくれます。こじんまりしてワイワイがやがやの姉妹店「グルガオン」とは全く異なる雰囲気で、大人のカレーレストランと言えるでしょう。
オススメは当然ながらタンドール料理。ラムやチキンなど、とにかく骨付きにこだわってみるといいと思います。

さて、本日の隣人は上司Tさん。なんと今月一杯でうちの会社を辞めてしまうのです。
折りしもクリスマス。彼女でも上司でも誰でもいい。「他人(ひと)のことを考える」にはもってこいのタイミングだ。
ということで、今日は彼のことを真剣に考えた、彼だけのことを考えた。10個はいいところが見つかるだろうと考え出すけどなかなか難しい。5個を超えると結構似たことだったりして(それはそれで具体的なことを褒めるのはいいと思う)、なかなか分類してうまく言い表せない。
長所を探せない自分に情けないのと、相手に申し訳ないのと、「すんません」。

その中で、とにかく彼の一番の素晴らしいところとして考えたのが、誰よりもうちの会社を深く知り、私が勝手に「うちの会社のインデックス」と名づけたとおり、会社の歴史、ノウハウ、人脈、何でも彼に聞けば的確な答えが返ってくるところ。決して業務とは直接的なつながりはないけど、超貴重!、会社にとっても周囲の人にとっても。でも一番貴重なのは彼自身だと思う。それだけの情報の蓄積と整理ができて人脈を築けたのだから。この先の人生で間違いなく活きる財産だと思う。

「Tさんの前途に幸あれ!」

於:Vin de Vie

2006年12月25日 | 隣人(カレー)
サラリーマンはつらい!

今日、隣人Aさんとカレーを食って改めて思いました。

4人のお子さんを持つAさん、まさに一家団欒でクリスマスイブを祝っている幸せの絶頂に鳴った一本の電話。

それは会社からの仕事の呼び出しであった。

む、むごい。むごすぎる。

於:天一

2006年12月23日 | 隣人(カレー)
中国からのお客様が来日し、日本文化「てんぷら」の頂点にお連れした。
その名は「天一」

貧乏人の私には、こってりラーメンのあの天下一品、通称「天一」しか思い浮かばなかったが、実は略さずに「天一」。これがてんぷらの最高峰、銀座天一だ。

てんぷらをあげる職人さん達、聞いてみると何年?十年?もの月日を修行して初めてあのカウンターに立てるらしい。
詳しいことはよくわからないけど、たぶんリズムっていうのを大切にしていると思う。素人眼にみても、ちょっとした箸の動かし方などにキレをつけている。
ソツなくムダなく、テンポよく!って感じかな。


そして正直今晩はカレーの出番はない、お目見えすることはないだろう、と思っていたところに現れたのが、「天一特製カレー粉」

日本の文化の粋(正確には南蛮渡来の文化を日本風にアレンジしたらしいけど)、そのてんぷら屋の最高峰の店で、職人さんがひとつづつ目の前で揚げてくれるカウンターにて、まさかまさか「カレー粉」が出てくるとは思わなんだ。
しかもしかも、メインディッシュ「穴子」がお皿に置かれると、職人さんから、
「ぜひカレー粉で」
の一言。
「おーー、メインディッシュにカレー粉?」
嬉しさを通り越して感動である。
なんという日本文化の寛容さよ!


思えば立ち食いそば屋のトッピングは基本的にはてんぷら。
かき揚げ、海老天、イカ天はじめ野菜てんぷら。
しかし最近にわかに人気がある「コロッケそば」を皆さん忘れてはいないだろうか?日本文化の牙城、そば屋においてでもコロッケというフライものがウケテイルこのご時世。
一方でカレー屋はどうだろうか?あいかわらずフライ天国である。
トンカツはいいとして、コロッケやエビフライから揚げやらなんやら。
なぜ?どうしててんぷらはないのだろうか?

懐が深いと言われているカレーよ。
あなたはまだ甘い!そば屋がフライを受け入れている今、あなたがてんぷらを受け入れたとしても何の不思議もないではないか。
カレーが更なる大人になり、包み込みができるようになる日を待つ隣人であった。


於:サモサ

2006年12月22日 | 隣人(カレー)
うちの会社には「3回安定、10回固定の法則」というものがある。

たしか今回で3回目。
虎ノ門のあるお客様に伺うと決まってこのサモサに来てカレーを食う。
このパターンをなんだかんだ言いながら、100%賛成でなく、ある意味渋々、そして「またカレー?」という隣人Mを連れてきて早や3回目。

きっと彼の中でも「虎ノ門=カレー」という公式が安定化しつつあるに違いない。
このような公式はある意味刷り込みが必要だと思う。

こうしたお決まりパターンを強引にでも作る、最近そんな自分がいる。