デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー(術後10年クリアーし"卒がん")、海外旅行記、 吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

吾輩も猫である 41 ( 人間なんてラララ… )

2014-02-28 19:12:09 | 吾輩も猫である


                            吾輩は午睡のひとときなり 

 猫社会から見た佐村河内事件

 作曲家が『音が降ってくるのを掴みとりに行く』と言えば、「なるほど作曲とはそういうものか」と思う。「音を失った作曲家」の作品と聞けば、静寂から音楽を究める天才に驚嘆する。その姿に、自らの人生の闇を重ね、聴くことで作品世界を完成せんとする。

 そのように佐村河内氏の音楽に心酔した人々は、真実を知り自身をどう納得させようとしているのだろう。唖然としたり「裏切られた」とやり場ない憤りにかられたり自身の不明を愧じるのか...。「奇蹟の音楽」を煽ったメディアはどう総括するのだろうか。

 猫には言葉も音楽もメディアもない。佐村河内事件は起こりようがない。勿論、人間の言葉を解する吾輩にはそれなりに発信力があるが、猫は人間社会の端の小さな社会、影響力には限りがある。ともあれ「イメージの社会」の暴走、迷走に振り回された。

 会長さんも経営委員さんも変な、否! 大変な!NHK

 NHKの会長さん。記者から言え!言え!と攻められ本音を言ったばかりに舌禍事件となつた。政治家を真似て「じゃあ取り消します」が通るワケがない。部下の理事から「不始末の際の覚悟」の辞表を集めたのに、ご自身は不始末の辞表を出す覚悟はない。

 経営委員の学者さんは受信料支払い拒否の過去がある、と報じられた。「制度に無知だった」由。同じく経営委員の作家さんは、都知事選の街頭演説で他の候補を「人間のクズ」呼ばわり、「不適切だった」と釈明されたが、不敵!な発言と言うべきだろう。

 「政府が右というものを左というわけには行かない」も会長さんのご発言。NHKを除く記者さん、「いただき!」と報道しまくった。前記二人の経営委員さん、総理お墨付きの世間的には「レッキとした右」の方。会長さん、そりゃ左!とは言えまい。

なにかが足りないよ/今の自分もおかしいよ…そこになにかがあるんだろうか/それは誰にもわからない/人間なんてラララ ラララララ/人間なんてラララ ラララララ (吉田拓郎「人間なんて」)



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2 コメント

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広島の (花世)
2014-03-02 22:17:05
佐村河内守さんのことは初めて知りましたが
残念なことでしたね~
自然に聴力が戻るなんてことはあり得ない!
私もかなり難聴の部に入りますが歳を重ねるごと
益々聞こえが悪くて、車の中での会話が苦手です。
最近は電話の向こうさんの声が聞き取りにくくて
取りつがないようにしてますが
ただ日常会話には不自由がないので誰も分かってないようで
それが悩みですね。
音楽の才能もないのが良かった(笑)
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心まどう夜にノクターンを (デブと某医)
2014-03-03 00:49:39
花世さん

> 佐村河内守さんのこと…
なぜ「共同制作」としなかったのか…と思いました。
未だ本当の動機が明かされず心のひっかかりが消えません。

> 私もかなり難聴の部に入ります
> 日常会話には不自由がないので誰も分かってない…それが悩みですね。

私の母は転倒して頭を打ってから難聴になりました。
母を見て思うのですが、難聴そのもののハンディ以上に
「聴こえ難い→聴いても無駄→聴こうとしない」悪循環こそがハンディを生むのではないかと…。
花世さんのブログには「話す」「聴く」それぞれ豊かなやりとりがいつも感じられます。
普段に良い努力をなさっているのだと思います。

> 音楽の才能もないのが良かった(笑)
あけっぴろげの豊かな心で友を惹きつける才に恵まれていらっしゃいます。
佐村河内さんもきっと才能あふれる方だと思います。
才の使い方を間違われたのでしょうか。
それとも才人のたしなみをおろそかにされたのでしょうか。

盲目のピアニスト辻井信行さんの「ノクターン」、
澄明にしてこころ深い熱情をご一緒に聴きましょう(広告はスキップして…)。
http://www.youtube.com/watch?v=at3KFiYisbQ
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