デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー、海外旅行記、吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

吾輩も猫である 77 ( ぼくらが通ってきたところは・・・ )

2014-11-25 22:07:13 | 吾輩も猫である
 主人が視るTVは殆どがBS、地上波では偏向?NHKに偏っている。しかも録画が多く滅多に生では視ない。NHKは、受信料こそドブに棄てるつもりで払っているが、大嫌いなのだ。にもかかわらずNHKを視るのは、地上波の民放が酷すぎるということ。

     

 今日は余りに寒く炬燵を求め居間に行くと、主人「いいとこに来た。いっしょに視よう」ということで、先夜放送されたBS朝日「歌え!青春のフォーク」の録画を視た。富士山麓、河口湖畔の小さなホールで歌われる過ぎし青春に思いを馳せつつ・・・

     
        
 【武田鉄矢と海援隊】 母に捧げるバラード 贈る言葉

 『僕にふる里はなくなったけど、一つだけ残るふる里があるとすれば、お母さん、それはあなたです』。毎月介護帰省する主人『僕には今もふる里がある。紫深き大山、蒼く広い日本海。けど、一つだけなくなったふる里・・・それはお母さん、あなたです』。

 武田鉄矢のトークは・・・臭い。『僕は不安なことは一切考えない。バカみたいに単純に明日は今日よりもっと良いことがある!と思っている』。彼の母親は、12歳の時に母親に棄てられ親戚にひきとられた。その母親のメゲナイ哲学を受け継いだと言う。

     
         
 【杉田二郎】 戦争を知らない子どもたち 風

 主人の学生時代、1972年5月15日、沖縄が日本に返還された。沖縄出身の友人が「ビザがいらなくなるなぁ」とポツリ洩らした由。杉田二郎は、返還後の沖縄公演で「戦争を知らない子ども達」をプログラムから外した、『沖縄の人に叱られそうで怖くて』。

 総て歌い終えるとアンコールの嵐。まったく歌う気はなかったのにアンコールに吸い込まれるように「戦争を知らない子ども達」を歌った。会場は総立ちの Sing out!で応えた。杉田二郎は『感激して涙も震えも止まらなかった。歌って良かった』と。


     
      
 【イルカ】IUCN なごり雪

 「IUCN」とは国際自然保護連合・・・国境をこえて自然保護活動をする国際組織。その日本におけるテーマソングをイルカが歌う。『 ICUと間違えないでね、それは集中治療室です』と笑わせていた。西城秀樹「YMCA」っぽい歌詞、メロディーも似ている。

 この人はやっぱり「なごり雪」。都会に出た学生が卒業を迎え帰郷したり就職先へ向かう・・・駅のホームでこの歌に似た情景が数知れずあっただろう。それにしてもこのサビ「いま春がきて君はきれいになった/去年よりずっときれいになった」はGood!


     
     
 【さとう宗幸】青葉城恋唄 水仙華

 さとう宗幸は、東北以外では殆ど公演しない。だから『遠く関西からもファンの方が公演に来られます』。「青葉城恋唄」は 2011.3.11の大震災より前、宮城県沖大地震(1978年)の頃に歌い始め、以来『いつも変わらない歌をいつものように歌ってきた』。

 皇后さんが被災地を訪ねた際、家族も家も失くした主婦が『そんな我が家の庭に今年も水仙が咲きました』と皇后さんに水仙を贈った。その水仙が羽田のタラップを降りる皇后さんの手にあるのをニュースで見た人々の感動が「水仙華」の歌になった。


     
                         広瀬川(仙台)・・・by QP                                                       
【トワエ・モア】虹と雪のバラード 

 「虹と雪のバラード」は 1972年札幌冬季五輪の主題歌。白鳥英美子の言う『北海道の人々には今でも特別の歌』であり、もし北海道が独立したら「国歌になる」と言われている歌だ。作詞は「翼をください」の村井邦彦。やはり書くべき人が書いている。

 『ぼくらは呼ぶ/あふれる夢に』。右肩上りの時代、今や死語の「3C(カー・カラーTV・クーラー)」がまだ珍しかった時代。「明日は今日よりずっと良い明日」「オリンピックはカラーTVで見よう」「来年の夏はクーラーを」「いつかマイカーを」。


     

 【ぼくらがともに通ってきたところは“反戦”】

 最後に全員で歌うとき、司会の小室等は『きょう歌った人は各々のキャラクターがあるけど、ぼくらがともに通ってきたところは “反戦” だった。反戦の意地は貫き通したい』。そのとき主人『だから南こうせつはここに居ないのか』と呟いた。

      ボブ・ディラン「風に吹かれて」
     

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【過去ログ目次一覧】
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旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
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18 コメント

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おはようございます。 (北親爺)
2014-11-26 11:50:05
 ご無沙汰しております。
相変わらず忙しくはないが暇ではない日々を過ごしておりまして、つい貴殿のブログにコメントを入れるのもついつい後回しになっております。ようやく一段落したところであります。お許しを。

 ところで青春フォーク大会に行ったとのことですか。それもテレビの取材が入っていたのですか。前もって知っていればテレビを是非見てみたかったです。

 青春のフォーク皆それぞれ思い入れがありますね。私も歌好きで、若い時には80曲歌えればプロと言われていた時代
200曲は歌詞をそらんじ歌えていたのを自慢にしておりました。

 今振り返ると自分の滑稽な人物像が浮かんできて気恥ずかしいような気がします。それでも今でも歌える歌はいちいち
説明が付きます。何故か歌好きには妙に歌詞とメロディーが心に染みいるもので、それが心に体感で刻まれるのだと思います。

 昨今は歌がパフォーマンスやリズムに特徴付けられて少しばかり残念です。由紀さおりが言うように日本語の美しさを歌う歌がもっともっと出てきて欲しいものです。

デ某さんには冬に向かい体調にご留意を。
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Unknown (Anne)
2014-11-26 12:02:49
へえ!
この辺りの曲ならかなり知っています!教科書にもあったりとか・・・
テレビでも懐かしい曲で唄われたりしてますよね。
反戦だったんだあ・・・直接歌詞にないものはあまり考えていませんでした。
懐かしい曲をゆっくり聴いてる時間は良いですね!
歌って、その時代がよみがえって来やすくて、色々なことを思い出されるから、歌に関係ないことでも、色々なその時代のことを思い出せますよね(*^^)v

私はサッカーをスカパーで見るので、テレビ=有料です。
でも、ヨーロッパのサッカーをライブで見られるから、本当に有り難い時代だなあ・・・ってつくづく思います。
NHKのBS1はスポーツの放映が多いですよね。ワールドカップではお世話になりました!
プレミアは一週間遅れだから惜しい(ー_ー)!!

河口湖って私は富士宮出身で近いから何だか懐かしい!
車で夕方ちょこっとドライブしたりした距離でした(^○^)

そう言えば、与論島のお土産屋さんで出身を聞かれて、富士宮市って答えたら、そこのお嫁さんが河口湖町から与論島にお嫁に来ていました!
お嫁さんは河口湖町から富士宮の方の高校に通っていたので、話が弾んで楽しかったです(*^。^*)
関係ない話まですみません<m(__)m>
返信する
同じ時代を生きたけど。 (michi)
2014-11-26 20:51:26
同じ空気を吸っていた(笑)
だけど・・・違ったのは反戦に対する思いはそんなになかった。
ただ青春時代が楽しかった。
いろいろ語り合ったし徹夜もしたけど
分かったような事言って装っていただけかもしれない。
本当はなにも分かっていなかったのかもね

私は洋楽の反戦歌の方が興味あったかな。
返信する
懐かしい~ (ママン~)
2014-11-26 22:10:03
デ某さんこんばんは☆彡

知らなかった歌やアーティストもいるけど
武田鉄矢とかイルカや青葉城恋歌はすっごく懐かしい(*^^*)

それに河口湖って何年かに一度は富士五湖あたりに
行ったりしてるので馴染のあるところも懐かしく感じました!!
あの辺から見る富士山もとても綺麗です

しまじろー
寒くなってきたね。
猫といえば、こたつとみかんのイメージだわ(笑)
デ某さんはじめ、ご家族もしまじろーも暖かくして
過ごしてくださいね
返信する
青春には気恥ずかしさを・・・ (デ某)
2014-11-26 23:58:36
北親爺さん
早速にコメントくださりありがとうございます

> 忙しくはないが暇ではない日々を過ごしておりまして・・・
実に巧みな表現ですね、私もまさにそんな日々です

> 貴殿のブログにコメントを入れるのもついつい後回しになっております。
お気遣いをいただき恐縮です
後回しで大いに!十分!ありがたく存じます。

> 青春フォーク大会に行ったとのことですか。
> それもテレビの取材が入っていたのですか。
シマジローの書き方が拙かったようで(笑)、TVを見て記したものです
取材!どころか仕事としてテレビ界に関わるご縁はありませんでした。
その昔、或る放送局の試験をいいところ?まで行って落されましたけど
はい、ウラミもツラミもございません(笑)

> 青春のフォーク皆それぞれ思い入れがありますね。
> 私も歌好きで・・・200曲は歌詞をそらんじ歌えていたのを自慢にしておりました。
> 歌好きには妙に歌詞とメロディーが心に染みいるもので・・・
思い入れを超える!入れ込みではありませんか
フォークは・・・カントリー、ポップス、時にロックと相互に影響しあい変遷しました。
しかしフォークの原点はやはりプロテストソングだ!と思っています。
200曲の中で、北親爺さんの心に残る歌と思い出など
また貴ブログ「北親爺の独り言」に書いてくださいまし。

> 今振り返ると自分の滑稽な人物像が浮かんできて気恥ずかしいような気がします。
若い頃の思い出は、「ほろ苦さ」より「気恥ずかしさ」が優りますね
私も思い出しては「削除」したくなることがたくさんあります(笑)
或る女性には羞かしくて卒業以来一度もお目にかかっていません

> 昨今は歌がパフォーマンスやリズムに特徴付けられて少しばかり残念です。
> 日本語の美しさを歌う歌がもっともっと出てきて欲しいものです。
リズム!に関しては埋め難いジェネレーションギャップを感じます
まぁ認めあわずとも厭わない寛容は求められますね。
歌詞の一つ一つにメロディが重なるのが日本の歌だと思いますが、
歌詞と無関係にメロディがつくようになって日本の歌が変りました。
歌詞のみに日本語の美しさを求めても空しいかもしれません。

> デ某さんには冬に向かい体調にご留意を。
ありがとうございます
北国は既にこちらの真冬以上の厳しさかと存じます。
北親爺さんこそどうかお身体大切にご活躍されますようお祈りいたします
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このあたりの曲・・・ (デ某)
2014-11-27 00:33:41
Anneさん
いつもコメントありがとうございます

> この辺りの曲ならかなり知っています!教科書にもあったりとか・・・
と仰いますけど、このあたりの曲ってみんな '70年前後に生まれた曲ですよ
「教科書に・・・」となると、ちょっと・・・(ダンマリ!)したくなりますけど。

> 反戦だったんだあ・・・直接歌詞にないものはあまり考えていませんでした。
仕事から生まれた歌、祈りから生まれた歌、闘いから生まれた歌・・・
「Cotton Fields」などは仕事から、「Amazing grace」は祈りから、
そして「Blowin'The Wind 」は反戦の闘いの中から・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=7GDqvnGai50

> 懐かしい曲をゆっくり聴いてる時間は良いですね!
> その時代がよみがえって・・・色々なその時代のことを思い出せますよね(*^^)v
はい、仰る通りですね
車の中でも「あの時代」に思いを巡らせながら聴いたり・・・。

> 私はサッカーをスカパーで見るので、テレビ=有料です。
> NHKのBS1はスポーツの放映が多いですよね。
CATVにスカパーがセットされていますから、私もいつでも視れるのですが、
この時期にスカパーで専ら視るのはラグビー中継です。
地上波もBSも殆ど放送しませんし・・・。
概ね一週間分、いろいろ録画しても視るのは1/3くらいでしょうか・・・。
なお、BS1は、スポーツより寧ろドキュメント(BBC制作など)が貴重ですね。

> 河口湖って私は富士宮出身で近いから何だか懐かしい!
> 車で夕方ちょこっとドライブしたりした距離でした(^○^)
富士宮のご出身ですか・・・
出張で一度だけ訪ねましたけど、富士山が大きくて近いのにビックリしました。
さすがAnneさん、気高い良いところのお生まれでいらっしゃいます。

> 与論島のお土産屋さん・・・のお嫁さんが河口湖町からお嫁に来ていました!
> お嫁さんは河口湖町から富士宮の方の高校に通っていたので、
> 話が弾んで楽しかったです(*^。^*) 関係ない話まですみません
こういう横道にそれたお話が大好きです、もっとぉ~!です(笑)
もっとぉ~!って書いたら・・・終わってましたァ
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反戦歌 (デ某)
2014-11-27 00:57:34
michiさん
久しぶりのコメント楽しく読ませていただきました

> 同じ空気を吸っていた(笑)
「団塊」の端くれ世代!ですよねぇ・・・
この「団塊」を「ダンコン」と読まれた偉い方がいらっしゃいました。
しばらく笑いをこらえるのに苦労いたしました。

> 違ったのは反戦に対する思いはそんなになかった。
反戦あるいはプロテスト!ソングとして歌っていたのはごく一部だと思います
いつの時代も、そういうものだと思います。

> ただ青春時代が楽しかった。
五木寛之の詞に加藤和彦が曲をつけた「青年は荒野をめざす」、
「幸せに背を向けて・・・青年は荒野をめざす」と・・・。
様々な青春があってこそ青春でしょうか・・・。
今や「老年は荒野をめざさない」ですけどね。

> いろいろ語り合ったし徹夜もしたけど
> 分かったような事言って装っていただけかもしれない。
> 本当はなにも分かっていなかったのかもね
背伸びするのも青春の特質かな。
なかなか現実に背丈がついて行けなかったですけど・・・。

> 私は洋楽の反戦歌の方が興味あったかな。
反戦は洋の東西を問いません
でも各々の国において若者を見る眼、法制度、環境・・・は異なりますから
各々の闘いを反映した反戦歌があるのはごく自然なことだと思います。
尤も日本の反戦歌は簡単に商業ベースに呑みこまれました。
その意味では、私も洋楽の・・・ですけどねぇ。

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炬燵にミカンにシマジロウ (デ某)
2014-11-27 01:15:05
ママン~さん
体調がすぐれないときに・・・コメントありがとうございました

> 知らなかった歌やアーティストもいるけど
> 武田鉄矢とかイルカや青葉城恋歌はすっごく懐かしい(*^^*)
「懐かしさ」という感覚には、生きとし生ける者に共通する優しみがありますね
ママン~さんと懐かしさを共にできて嬉しかったです。

> 河口湖って 何年かに一度は富士五湖あたりに行ったりしてるので
> 馴染のあるところも懐かしく感じました!!
> あの辺から見る富士山もとても綺麗です
関西に住んでいると、あのあたり・・・は飛び越えて東へと行ってしまいます。
なのに、新幹線から富士山の姿を見ては胸を躍らせるのです。
ゆ~っくり、富士山を眺める旅をしたいなぁと思いつつ・・・。

> しまじろー
お声をかけていただきシマも感激しています
・・・と言いたいところですが、もう寝てしまいました(笑)

> 猫といえば、こたつとみかんのイメージだわ(笑)
> デ某さんはじめ、ご家族もしまじろーも暖かくして
過ごしてくださいね
ありがとうございます
夜は、炬燵にミカンに干し柿にシマジロウ・・・です(笑)
此頃はシマの配慮なのか、一日おきに私の布団と妻の布団にもぐりこんで寝ています。
ではでは・・・
ママン~さんも消化の良いものを召し上がられ暖かくお過ごしくださいね
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久方ぶりです。(;-_-)=3シゴトデツカレマシタ (masahiro)
2014-11-29 16:48:11
沖縄返還時当時とかは、物資は不足していたけど「心」は豊かだったかもしれませんね・・・。

今は物資は満ち足りているのに「心」は貧しいと感じるのは私だけでしょうか・・・。

それともそう思う私の「心」が貧しいのかもしれません・・・。

久方ぶりです、デ某さん。あなたのブログを読めるときは時間にゆとりある時だけ・・・。それだけ「コク」のあるブログです。

デ某さんから見た今の日本はどう写ってますか?まあ、冷戦時代よりは世界はマシになったと思いますが、環境破壊と資源枯渇が次の課題ときてる・・・。我々の悩み・課題は尽きませんね・・・。

私が仕事している設備職人の扱う「配管」とおなじく目に見えない「心」というのはまったく大事ですね・・・。

( ̄□ ̄;)!!いかんいかん、またつぶやき場所になってしまった。

では!デ某さん。人生をかけた「心・技・体」の鍛錬のブログ旅路の道中、「デ某茶屋」にてほっと一息のお茶とつぶやき失礼つかまつった。拙者masahiroブログにてまた、さすらうでござる。では!

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懐かしい (花世)
2014-11-29 22:24:14
この番組観たかったですね。
一応フォークソング全集ってのは持ってます。
しまじろうさんのご主人と私のだんな良く似てるかも~(笑)
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