デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー(術後10年クリアーし"卒がん")、海外旅行記、 吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

吾輩も猫である 105 ( ヒロシマ 8.6 )

2015-08-06 10:44:43 | 吾輩も猫である



 日本国憲法に基本的猫権を!
 「基本的人権を侵害する猛暑」と怒る主人、「くそ暑い!」を連発している。それでも天然の毛皮を着こむ吾輩から見れば「人間はまだマシ」だ。エアコンのきく居間に入り浸る吾輩に、主人「野良を思って少しは辛抱しろ」とはご無体な・・・。癇に触れ吾輩を追い出すに及んでは 「ナニをさらしのフンドシ!」と憤りを覚える。基本的猫権を!

 人間を見ていると
 吾輩ら猫は、戦国の世であれ太平の江戸265年であれ文豪により脚光を浴びた明治の時代であれ、何ひとつ変わるところはない。「寝子」にふさわしく日がな惰眠を貪り、否!平和な眠りを愛し無用の諍いは好まない。それにひきかえ人間ときたら、騙しあい罵りあい奪いあい傷つけあい遂には殺しあう。足るを知らぬどころか恥さえ知らぬ。

 安らかには眠れない
 70年前の8月6日、ヒロシマの空に一瞬にして十数万人の皮膚を溶かし肉を焦がし命を奪うバクダンが炸裂した。2年後、建立された慰霊碑には「安らかにお眠りください、過ちは繰返しませぬから」と刻まれた。が、今や地球を何回も滅亡させ得る核弾頭が貯蔵されている。原爆で亡くなられた方も吾輩ら猫も・・・どうして安らかに眠れよう。

 
 【上左】J.オダネルさん「焼き場に立つ少年」(1945年) 【中】フィン・コン・ウトさん「ベトナムの少女(1973年ピューリッツァー賞)」【右】ケイトリン・ドミニコさん「赤ちゃんを抱くママの肖像」

 吾輩は問いたい!
 「戦争に行きたくないという利己的な考え方」と公言した若い代議士に吾輩は問いたい。妹の亡骸を背負い焼き場に立つ少年に、ベトナムの戦場で泣きながら全裸で逃げまどう少女に、生後6か月の愛し子を抱くママに、あなたは本当にその言葉を言えるか? それがあなたの兄妹ではないとしても、それがあなたの愛し子ではないとしても・・・。

 
 【上左】ブルームーン・・・郷里:境港にて主人撮影。「ブルー」は「青い」ではなく「稀な」の意。主人の心にはもう一つの「ブルー=ゆううつな」帰省でもあった。【右】QPによる「猫とハマナスの苗」。前記ブルームーンを撮ったあたり(弓ヶ浜)には、埋立てが始まる二十数年前までハマナスが群生していた。

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16 コメント

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Unknown (mikihana)
2015-08-06 20:50:41
戦争にはもちろん反対です。
でも、それに向けて自分自身に何ができるかというとお粗末な限りです。
今朝、市の放送とともに黙とうを捧げるので精一杯でした。

「青春の影」をじっくり聞かせて頂きました。
チューリップは学生時代の先輩が大好きでした。
懐かしい思い出です。
ありがとうございました。
その少年は私 (六花)
2015-08-06 22:43:34
「足を知らぬどころか 恥さえ知らぬ」と
猫さん。仰る通りですね。 
国会での弁明を見ていて人間の私もそう思いました。

妹の亡骸を背負う少年は 六花だと!
その少年は その少女は自分だと思う事から
スタートせねば
平和への道は、とても歩けません。

s20年 生まれて数ヶ月の妹を背負い
一歳半の妹の手を引き 防空壕まで走った日々。六花はこの少年少女と同じくらいの年齢だったとおもいます。
憤怒の涙がこぼれます。

三年前の初冬 S15年生まれの弟が
もう間もなく亡くなると言う数日前
「今日は原爆が落ちた日だね~」と
朦朧とした中で言ったのです。
戦争を語れる人が えぞを以外身近にいなくなりました。

ご一家ともどもに健やかに! (デ某)
2015-08-07 00:36:10
mikihanaさん
コメントありがとうございました

> 戦争にはもちろん反対です。
> でも、それに向けて自分自身に何ができるか・・・
四大紙と言われる新聞の二つが事実上「御用」化している中、
ほんとうのことを知る努力一つさえ価値あることだと思います。
また「流されない」だけでも大いに価値あることだと 私は思います。

> 「青春の影」をじっくり聞かせて頂きました。
財津さん、私より少~し年上ですけど
やっぱり・・・年をとられましたねぇ(笑)
でも サミュエル・ウルマンの言葉
『青春とは人生のある期間ではなく 心の持ち方を言う』のとおり
青春のスピリットあふれるコンサートでした。

サクちゃん、私、大好きです。
ハナちゃんも きっと歓んで見守ってくれていることでしょう。
ご一家ともどもに この猛暑を健やかにお過ごしくださいますように!
私も 居ますよ (デ某)
2015-08-07 01:21:17
六花さん

コメント 心して拝読しました。

> 「足るを知らぬどころか 恥さえ知らぬ」と猫さん。仰る通りですね。 

今日の平和祈念式典 歴代総理が語った非核三原則に触れられませんでした。
官房長官によれば『言うまでもない当たり前のことだから』だそうです。
当たり前のことが簡単にスルーされ、
当たり前でないことがノシ歩く時代となりました。

> 妹の亡骸を背負う少年は 六花だと!
> その少年は その少女は 自分だと思う事からスタートせねば
> 平和への道は、とても歩けません。

「最悪」から出発した私たちの世代は、
最悪に至る道からそれなりに学び マシな道を歩くことが出来ました。
しかし 最悪の何たるかを知らぬ傲慢さが頭をもたげ
時代の軸が軋み始めてまいりました。

生き証人には 頑張ってもっともっと長く生きて頂かなければなりません。
生き証人から学んだ者も 生き証人に負けず 長生きしなければなりますまい。

> s20年 生まれて数ヶ月の妹を背負い一歳半の妹の手を引き防空壕まで走った日々。
> 六花はこの少年少女と同じくらいの年齢だったとおもいます。
> 憤怒の涙がこぼれます。

撮影した米国の従軍カメラマン、オダネル氏は
『炎を食い入るように見つめる少年の唇に血が滲んでいるのに気づきました』と。
六花さんの唇にも血が滲んでいらっしゃったことと思います。

> 三年前の初冬 S15年生まれの弟が もう間もなく亡くなると言う数日前
> 「今日は原爆が落ちた日だね~」と 朦朧とした中で言ったのです

朦朧としつつも そう仰った生きた言葉、
一方に 心ここになく曖昧な言辞を連ねて今日読み上げられた言葉・・・。
これが被爆国たる日本の現実ではあります。

なお 今日のニュース・ステーションで
原爆投下を命じたトルーマン大統領のお孫さんが紹介されました。
原爆投下に疑念を表明されているのを知り たいへん心強く思いました。

> 戦争を語れる人が えぞを以外身近にいなくなりました。

私も 身近に居るつもり・・・ですよ。
語れるものが語らずして 語り得なくなった人たちは浮かばれますまい。
語れる人が長生きすることも たゆまざる平和の力ですから。
Unknown (Anne)
2015-08-07 08:00:15
シマジロウ君!
基本的猫権の為に立候補しているニャンがいますよ!
「日本にゃん主党」のLumo君です!
http://blog.goo.ne.jp/sarang_2005/e/707e5e7e5033e137398e06cdbc7d1603

公約に掲げて欲しいことがあったら、彼に伝えたら実現に向けて頑張ってくれるみたいよ~(^○^)

もう本当に呆れる代議士の公言!
まあ、この人を選んだのも国民だし、
次回の選挙で落選させるしかないけれど・・・

これがまた、前回の選挙のように、問題があっても当選しちゃったりする議員もいるわけだから、
やっぱりこの国民だから、こんな政治家を思わざるを得ないですね(;一_一)

それでもこうして一杯問題になって議論が飛び交えば、
歴史や選挙に興味がなかった人も変化があるかもしれないので、
今の政府のお蔭で日本の人々の意識が変わるかもしれないってところにちょっとだけ期待しています。

問題になれば問題になるほど、政治に興味の無かった人たちが気にしだすと・・・
猫の知恵も (デ某)
2015-08-07 21:39:14
Anneさん
コメント&情報ありがとうございました
早速 soraさんの「日本にゃん主党」にアクセスし入党をオファーしました。

さて わが国の政治と民意について・・・。
公約で投票するのではなく 最後は「人」「党」で投票するのが選挙制度。
投票したからと言って 人(党)の公約全てに賛同しているわけではありません。
小選挙区では「比例復活」もあれば「死票」もたくさんありますし・・・。
今の悪政の根、
小選挙区がその根源と言っても過言ではありますまい。

その選挙制度の特質を巧みに衝いて伸びている旧~い大政党と新しい党・・・。
共通するのは「現行憲法を葬る」一点にありそうです。

「いやな感じ」の時代になってきましたね。
やがて 息苦しい時代へ、疑心暗鬼の時代へ・・・。

まともな猫たちにもがんばって貰いたいところです。
はい 手は兎も角 「猫の知恵」も借りたい!
遅ればせながら (北親爺)
2015-08-08 08:13:04
 コメントを頂きながら忙しくしておりまして失礼しております。先月の30日から一昨日我が家に戻りました。生憎タブレットを持っていないので確認できず恐縮です。

 携帯やタブレットで人と会っていながらもSNSの確認をしょっちゅうするのはそばにいても不愉快になりますが、ネットに接するこれが私のペースト思っています。

 東京で暑い夏を数日過ごし、その後東北の四大祭りに出かけましたが暑さの延長戦を戦ったような気分でした。東京に居たときはあまり暑さについて改めて考えたりしていませんでいたが、北海道に来てからは夏の快適さに感謝しております。

 2日間我が家でぐっすり眠りまた活動の意欲が湧いてきているところです。昨今の政治家は暑さで頭がやられているのかと疑いたくなります。下らないことばかり言って国民を惑わし、腹が立ちます。北海道に来て頭を良く冷やしたらとでも言いたくなります。

 そんな今日この頃ですがデ某さんに置かれてはくれぐれも健康に留意され暑い夏を乗り切ることを願います。

SNS不義理・・・ (デ某)
2015-08-08 08:54:15
北親爺さん

コメントありがとうございました。

> タブレットを持っていないので・・・

私もガラケー一本ですから、家をあけるときは「やむなく不義理」です。
妻はタブレット生活始めましたが、
私は再発転移で入院・・・するまではこのままで行こうと思っています(笑)

> 東京で暑い夏を数日過ごし・・・

東京は関西に較べればマシと言われています。
でも今夏の猛暑は東京もかなり!のようですね。
まぁ関西はもともと「非人道的な酷暑」で若干の慣れも・・・。
なお東北の四大祭り、また貴ブログにUPされることを期待申し上げます。

> 昨今の政治・・・

「これでは熱烈な支持者だって離れる」ほどお粗末な政権です。
原爆投下時の米大統領トルーマンのお孫さんの話をききましたが、
しっかりした見識をもったお孫さんでした。
わが国のお孫さん、頭を冷やしたぐらいでは・・・。

涼しい北海道・・・羨ましい限りです。
当方、明日からまたしばらく「不義理」となります。
ますますのご活躍と素晴らしい写真をお祈り申し上げます。
こんにちは! (makoto)
2015-08-08 16:54:44
いつも当ブログに、ご訪問・コメントありがとうございます。

今回のデ某さんのお話しを読むまで、
あの日だったのを忘れていました。

今は亡き僕の両親でさえ、戦争を知らない子供達 です。

僕がよくやっている事は、戦争時代を生き抜いたご高齢の方と知り合いますと、当時のご経験を拝聴させて頂く事です。

「何故そのような事をしているのか?」
は、割愛させて頂きますが、
先日お会いした方は、11歳で広島県の瀬戸内海の島内で原爆爆発の音を聞いたそうです。

それだけではなく、興味深い戦時中の子供ならではのお話しも、沢山聞かせて頂く事が出来ました。

それらの話を自分の主観的発言を入れる事がないように気をつけて、次の世代に話しているんですが、僕みたいな語り部モドキもいる事を知って頂ければ幸いです。

相変わらずの乱文、失礼いたします。
明日は長崎 (Rarudo)
2015-08-08 21:16:39
ご無沙汰しています。

ブルームーンの写真、とっても綺麗ですね~~
我が家の庭からも、写真とまったく同じ姿のお月様を眺めることができました。
輝きといい、透明感といい、息をのむ美しさでしたね。

戦争に行かないのは利己的・・
はぁ? この人の思考回路はいったいどうなっているんでしょう。もう唖然としてしまいます。
戦争が美化されて、
戦争に喜んで行く人ばかりになってしまったら、この世はあっという間に破滅、終わってしまいますよ。
そんなこともわからへんのでしょうか? ったく、怒りを通りこして、ただあきれるばかりです。

私もトルーマンのお孫さんの活動をテレビで知り、心が救われる思いがしました。2013年の式典にも広島にいらしてたんですね。

ご主人たら
シマ君がせっかく涼しい居間でくつろいでいるのに、部屋から出て行けとはなんと無慈悲な、ねぇ。
シマ君、いっそのこと家出して我が家に避難してくれば?
全部屋冷暖房完備だから、一年中暮らしやすい事この上ないよ、きっと帰りたくなくなるよ

デ某さん、あしたから介護帰省されるんですね。
お父様の検査結果が良いことをお祈りしています。
道中、事故や熱中症にお気をつけくださいね。


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