香墨工房

書で表現する”季節だより”と”旬の言葉”

古代文字

2017年03月26日 | 作品
昨日紹介した銅製の器に書かれた文字は、
金文(きんぶん)と呼ばれています。
その前には、甲骨文(こうこつぶん)というのあるのですが、
それらをまとめて古代文字という言い方もします。
その古代文字で創作した
2014年の作品
春風致和(しゅうぷうちわ)
春風に乗って和やかな空気が、満ちてくること



書体あれこれ

2017年03月25日 | よもやま話
これまでの作品から いろんな書体を紹介します。
まずは、3500年ほど前 中国の殷の時代 銅製の器に
書かれた文字です。
2013年9月の作品



最初の文字は、王偏に武です。
征商惟甲子朝歳鼎克聞夙有商辛未王才
最後の二文字が、分かりません

条幅作品のために

2017年03月24日 | よもやま話
条幅(半切)の作品を書くときに参考になるのが、
この本です。
 ”対句墨場必携”


中国の唐から清時代の詩集から抜き出された句を
二字対語 三字対語 五言対句 七言対句と
分けて しかも季節ごとに載っていますから
書きたい文字数に合わせて探せます。

5月の展覧会に向けて この中から
三字対句の
 蘭縈翠 桂染芳
 (蘭は、みどりの葉が、美しく桂は、芳しく香る)
を選んで作品を制作中です。
これを掛け軸にします。

臨書のために

2017年03月22日 | よもやま話
競書(不二)で4月号から”かな半紙”(六段以上)の課題が、
伝 紀貫之の 寸松庵色紙(すんしょうあんしきし)の臨書
持っていた本は、二玄社のコレ。

カラーで鑑賞するには、とてもいい本ですが、
全て載ってないことが、わかったため
古本を探して見つけたのがコレ


(平安かな名蹟選集第五巻 書藝文化新社)
思った以上にきれいな古本でした。
これから墨で汚れていくと思うけど・・・(^^;