ゾンビな人生

ゾンビの映画の感想や社会をゾンビ思考で語ります。

Z_bull Zブル ゾンビ的エナジードリンクのゾンビ感

2019-10-14 12:34:46 | ゾンビ映画

 

レッ●ブルをもじった「ゼットブル」

こいつは脳みその前頭葉をドロドロにして怒りを制御できなくなって狂暴化する飲み物。

ゾンビっぽいけれど、厳密にはゾンビではない。
頭が狂って狂暴化している人間である。
ゆえに普通に死ぬ。死ぬけれどちょっとゾンビなみにしつこい場合もある。

系統で言えば「28日後・・」ですね。

さて、舞台は軍需産業の企業

主人公は遅刻の常習者で仕事中に業務と関係ないゲームを作っているダメ社員デズモンド君。
そんな彼を見守るヒロイン。

この二人で物語は進んでいく。



会社は合併話があり、リストラ対象は40%の従業員。
ひとりひとり、ボスの部屋に呼ばれる。
クビを告げられるものも多数・・・会社にはどんよりした空気が流れる。
退職手当は「会社のTシャツ」らしい・・・いるかぁぁ~!!

アメリカは人員削減と心臓病の国と同僚のイスラム系のムラト君は言う。
アメリカ人も大変そう・・

上司

クビじゃないかと動揺する同僚にデズモンドは言う。
「たとえクビだとしても、「ひとつのドアが開けば、ひとつのドアが閉じるだ!」
一瞬、いいこと言うなあと感心したのだが、それ逆じゃねーか!
さすがのおとぼけ主人公である。


皆が不安に陥っているところに、差別主義者マーカスがやってきて
「じじいやイスラムはクビだ、くそども」と言いに来る。



じじいと呼ばれたおっさんは「住宅ローンが残っているし、元妻と子供の養育費とバイアグラ代がかかる、どうすればいいんだ~!」

この企業のビルは上に行くほど人間性がなくなるそうで5レベルの最上階は「極悪」。

みんな如何に人を殺すかを狂喜乱舞しながら考えているので、そうなんだろう。

兵器開発のこのにーちゃんは「兵士用のドリンク」を作っていた。

殺人ロボットの燃料は有機物(残飯、生き物)を使用。
それって環境保全のアピールかとデズモンドが聞くと
「環境何てどうでもいい、燃料切れになったら、アルマジロを投げ入れムスリムに地獄を見せる」と言う。

中東にアルマジロはいないとデズモンドは突っ込む。

ん、「ゾルト」って飲料が大量に搬入されてきたぞ!?
「内なる戦士を目覚めさせる力がある?」

次の日

また遅刻してしまった、デズモンド。
会社の様子がおかしいことに気が付かず出社。

上司に呼び出されると上司の様子もなんかおかしい。
机の横にはえんぴつがいっぱい刺さった人が・・

部署の同僚はみんなゾンビみたいに狂って襲い掛かってきた。
必死に逃げる中、彼女が危険だと気が付き、ちょっと迷いながらも助けにいく。

部屋にいた彼女は普通に見えたけれど、怒りが制御できず襲われる。
どうも、暴れている時は記憶がないようだ。
「ゾルト」を半分ぐらいしか飲んでいないので、症状は軽いようだ。

【股間を攻撃の図】

暴れて危険なので拘束して逃げることに!

逃げていると自分の課と宣伝部が喧嘩している。

喧嘩は自分の課のボスが「ゾルト」の缶で手裏剣を作って、宣伝部ボスをクビチョンパ。
おおー楽しい展開。こういうシーンがたまらない!

社内はパニック。途中でムスリムのムラトと合流。
三人でなんとか逃げようと画策するも、非常システム稼働でビルに閉じ込められる。

途中、ゾルトを呑んだばーさんを花瓶で殴ったり、壁にぶつけてぶっ殺す中、ムラトは苦しむ。
「仕方なかったんだぁぁ」

数々の戦闘を繰り返しながら、脱出のために突破していく主人公たち。
これ同じ会社の人なんですけどね。
躊躇なくぶっ殺すんだ・・

軍事企業のCEO。
まあ、口汚く極悪なのだが、通用口が開いていたり、扉は頑丈だが壁は薄かったり、ちょっと抜けている。

攻めてきたデズモントの上司にCEOは「お前はクビだ、もう私にナニで、君を鞭打ちできん」

ビルの警備を解除するにはCEOの親指の指紋が必要。
CEOは頭をふっとばされて指を奪われる。

 

最終決戦

さあ、上司と最終決戦。
彼女を助けるために、解毒剤のある倉庫に行くデズモンドたち。
主人公たちは会社にある武器をかき集めて(軍事企業だから豊富)、同僚を打ち殺しまくる。

上司は最終兵器の殺人ロボットで対抗。
これ燃料が有機物なので、部下たちを切り刻んで燃料に。


戦闘の間に、人種差別主義者などの問題あるやつを血祭りに上げつつ、解毒剤の効いた彼女と合流して、
上司:ボスを倒す。
会社も大爆発!


 

最後はちゅーで終了。
ゾンビ―エンドじゃなかったね。


 

Zブル
コメディー系で面白かったです。
汚い言葉を楽しんでください。

会社への不満、上司への不満を風刺した映画でした。

けど、こういう「人を狂わせる」薬みたいなものって現実にもありそう・・
試供品のドリンクを気軽に飲むのは危ないかもしれない。



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