CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-198「マローダーズ 襲撃者」(アメリカ)

2017年06月26日 00時01分34秒 | アメリカ映画
奴を天国に送れれば、地獄に落ちてもいい
 ある時、鮮やかな手際で大金を奪い去る銀行強盗事件が立て続けに発生する。
 捜査を担当するFBI捜査官モンゴメリーは、いずれの事件とも被害にあった同じ銀行グループの頭取ジェフリー・ヒューバートと何らかの個人的関係があることに気づくのだったが。(「allcinema」より)


 白昼武装グループによる銀行強盗が発生し、銀行員の一人が犠牲になる。
 その後、同じ銀行の別支店が襲撃され、貸金庫の中身が持ち去られ、一人の男が殺される。

 捜査にあたったFBI捜査官のモンゴメリーは、被害にあった現場から一つの指紋を採取するが、それはすでに死んだはずの、軍隊に所属していた兵士のものであった。

 そしてモンゴメリーは、被害にあった銀行の頭取であるヒューバートが事件に繋がりがあることを突き止める。

 その繋がりの真相を暴き、犯人の正体を突き止めるため捜査を進めるモンゴメリーの前に思いもよらぬ真実が明らかとなっていく。


 隙の無い動きで銀行を襲撃する者たち。
 そして、死んだはずの兵士に繋がる証拠。

 その兵士たちに弟を誘拐され、殺された銀行頭取のヒューバート。
 ヒューバートと上院議員との繋がり。

 単純な銀行強盗事件と、それを追う捜査官の話だけでなく、かつてあった誘拐事件に繋がっていくという展開。

 少々、込み入っているのと、なかなか犯人の目的が測れないことから、正直判りづらい話ではあったな。

 強盗事件が発生し、捜査を進めていく中で、FBI捜査官のモンゴメリと、シンシナティ市警のミルズ刑事の間に何か確執があるような雰囲気。

 事件で押収した金をそのまま着服しているようなミルズ。

 もしかしたら強盗事件とも関連しているのではと思うような雰囲気であるが、彼が金を欲する理由は、ちょっと哀しいものがあったな。

 そしてモンゴメリにも心から消えない過去がある。


 銀行襲撃のシーンはなかなか緊迫感があるもので、更にモンゴメリーがいる中での襲撃と銃撃シーンは緊迫感あって見応えあったな。

 奪った金を慈善団体に寄付したり、重傷を負わせた警備員を救護したりと、ちょっと強盗団には別の目的と、善意が残っているような感じ。

 徐々に真実が明らかになっていくクライマックスであったが、ことの真相がハッキリしないうちに、衝撃のラストを迎えることになる。

 このあたり、実行した人間の動機が今ひとつ判りかねたかな。


 なかなか緊迫感ある襲撃シーンに、絡み合った人間関係と裏に隠された秘密が興味深い作品。
 ただ、その真相は判りづらかったな。


 ヒューバートを演じたのは、ブルース・ウィリス。
 こういうちょっとした悪役を演じることも多いな。

/5

監督:スティーヴン・C・ミラー
出演:ブルース・ウィリス、クリストファー・メローニ、デイヴ・バウティスタ、エイドリアン・グレニアー
    ジョナサン・シェック、リディア・ハル、タイラー・J・オルソン、テキサス・バトル
於:新宿バルト9

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