CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-085「今夜、ロマンス劇場で」(日本)

2018年04月09日 00時39分40秒 | 日本映画
触れることは、当たり前のことだと思っていた
 映画会社で助監督として働く真面目な青年・牧野健司。映画監督を夢見る彼は、馴染みの映画館“ロマンス劇場”に通い詰め、そこで見つけた古いモノクロ映画を夜ごと鑑賞しては、劇中のお姫様・美雪への恋心を募らせていく。
 そんなある日、美雪がいきなりスクリーンから飛び出してきた。突然の奇跡に混乱しつつも、成り行きから憧れの美雪と奇妙な同居生活を送ることとなった健司。お姫様である美雪のワガママに振り回されながらも、色のない世界しか知らなかった彼女にカラフルな現実世界を案内していく。
 そしていつしか互いに距離を縮めていく健司と美雪だったが。(「allcinema」より)


 モノクロ映画の中から現実の世界へと飛び出してきたお姫様、美雪と、そんな彼女に恋焦がれていた助監督として働く青年、牧野健司の恋を描いたロマンティック・ストーリー。

 最初はいきなり現実の世界に現れたお姫様の高飛車、わがままな行動に、僕に命じられた健司が振り回されるという笑いの展開。

 それでも焦がれていた美雪への想いが更に募っていく健司の姿と、そんな健司に惹かれていく美雪の姿が描かれていく。

 しかし、二人の気持ちに大きな障害となるものがあることが判る。
 それは、気持ちが通じ合ってきた二人には、非常に厳しい障害。

 そんな障害があるため、一時二人はお互いの気持ちを諦めようとする。

 果たして、そんな障害を二人は乗り越えることができるのか。

 まあ、映画の中から出てきた女性ということで、やはり現実的には切ない結末になるんだろうな、とは予測してしまう。


 物語は、入院している老人が、自分で作ったというシナリオを、看護士の一人に語る形で進んでいく。

 これって創作の話なのかと思わされるが、その物語の結末は意外で、多少の驚きを含んだものになっていたな。

 このラストを見ると、ちょっと気になることもあるのだが、映画の中からお姫様が出てくるという奇想天外な話から、切ない展開になるなど、ロマンティック・ファンタジーとして楽しめる一本だった。

/5

監督:武内英樹
出演:綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、北村一輝、中尾明慶、石橋杏奈、西岡徳馬、柄本明、加藤剛
於:新宿ピカデリー

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 18-084「サニー 32」(日本) | トップ | 18-086「人狼ゲーム インフ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事