CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-158「またヴィンセントは襲われる」(フランス)

2024年05月23日 00時05分23秒 | フランス映画

犬が他の犬を襲う理由を知ってるか?

 ある日突然、職場のインターン生から暴行を受けたヴィンセント。怪我から回復する間もなく別の同僚にも襲われるが、加害者たちはいずれも襲撃時の記憶を失っていた。

 その後もヴィンセントに殺意を向けて襲いかかってくる者は後を絶たず、ついには見ず知らずの他人からも命を狙われるようになってしまう。

 やがて「自分と目線が合った瞬間に人々が襲いかかってくる」という法則に気づいたヴィンセントは、生き残るための自衛を始めるが。(「作品資料」より)

 

 突然襲われるヴィンセント。

 最初は同僚だったが、やがて見知らぬ人間からも襲われるようになる。

 いかなり暴行を受ける話で、それが続くということで、コメディなのかなと思ったが、事態は深刻で、見知らぬ人物からも襲われるようになる。

 目が合うと襲われることを悟ったヴィンセントは、人混みを避けるようになる。

 何故襲われるようになったのか。

 この状況をヴィンセントは打破することが出来るのか。

 同じような状況にある人物と出会い、アドバイスを受けるが、解決策は見出せない。

 人混みを避け、人と目を合わせないようにしていたヴィンセントであったが、マルゴーという女性と出逢い、惹かれていく。

 この2人の関係がどうなるのかも興味深いところ。

 目が合っただけで、ガンを飛ばしたと言って絡んでくる奴がいたりするが、その究極版だな。

 そして考えてみれば、意味もなく襲われる展開は、ゾンビやクリーチャーに襲われるのと同じでサバイバル・ホラーだったな。

 クライマックスはサバイバル・ホラー色も強い展開となっていく。

 最後はヴィンセントが思わぬ行動を取る。

 興味深い設定と展開で、最後まで惹き込まれる話であった。

/5

監督:ステファン・カスタン

出演:カリム・ルクルー、ヴィマーラ・ポンズ、フランソワ・シャトー

於:池袋シネマ・ロサ


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