本があるような。生活

読んだ本の感想です、ジャンルは主に小説

最近読んだ本。

2006-04-23 11:36:55 | Weblog
『麦ふみクーツェ』  いしい しんじ
を読みました。

いしいさんの本
と言うと、
よくこの本がでてくる気がします、なぜ?

嫌われ松子の一生

2006-04-16 23:00:49 | 本の感想
『嫌われ松子の一生』  山田宗樹

5月27日に公開される映画の原作です。
主演の中谷美紀が「本気で女優をやめようかなと思いました」
とか言って話題になってましたね、

題名どおり、松子の一生。

物語は、過去の松子の視点と
今の笙(松子の甥で、謎の死を遂げた、
伯母の人生に興味をもち、彼女の事を調べていく人です)
の視点で進んでいきます。

初めはこの女、すきになれませんでした。
なんだか自分勝手で、子供ぽいし
どんどんしょーもない道に進んでく
そのむちゃくちゃさに、思わず胸が悪くなったり。

でも、最後には傍聴席で叫ぶ主人公の
気持ちが手に取るように分かって、
なんだか、すんとした気分に。。

彼女はしょーもない人だけど、でもなんだか
嫌いになれないような気がします。

人一人生きてることのバックグラウンドの広さ…
って言うんでしょうか、
人生の大きさや量、そーゆーものそれぞれの重さ
それは簡単なものじゃないんだな、って思いました、

だからこそ彼女の人生の最後の裏切られ方には、
切なくなってしまいました。


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映画が気になって、読み始めたのだけどのだけれど
でも今は逆に
「あんなポップに作って良いのかな~~」
なんて思ってます。


今日は

2006-04-14 23:38:36 | Weblog
『嫌われ松子の一生』を読みました。

五月に劇場公開。


映画といえば、
ジブリの『ゲド戦記』の予告編が公開されましたね(!)

毎度のことながら音楽がいいなぁーと感心。
背景とぴったりくるような。
よく探してくるものだ。

とても綺麗な歌でしたよ。


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予告編は公式HPで見れますよ

気づいたこと

2006-04-11 16:20:30 | Weblog
「ヒナギクとお茶の場合」を読んでいて思ったのですが、
この人、なんか、阿部公房に似てるよーな。
気づいたら「物」になってた、なんて。
多和田葉子の本は他にも芥川賞の「犬婿入り」とか
読んだのですが、そこにも
そーゆーのが出てきたような…

今気づいたけど阿部公房ってゆーか
「棒」に似てるのか


多和田葉子の本は、あの独特な感じが妙に気になります。
くせになる。と言うか、不思議。


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作家を他の作家に例える…とゆうのは、どうやら私の癖らしいです。
なんだかな

いっきに読んでしまう

2006-04-10 00:46:10 | Weblog
「しゃばけ」の他に借りてきた、
「日傘のお兄さん」と
(これは読んだ)
「日本怪奇小説傑作集1」と「ヒナギクのお茶の場合」
をちょこちょこ読んでます。

「日本~」の方はとても面白いのですが
怪奇小説なので、中々読むのが進みません。
読み終わると、なんとなく…
うーん、怖い。


妖怪による、妖怪バスター?

2006-04-10 00:31:47 | 本の感想
『しゃばけ』  畠中 恵

第13回ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作
今はシリーズが四冊まででているものの、第一巻、みたいです。

プロフィール欄を見ていて、おどろいたんですけど
この人、もともと漫画家だったんですね
そこから作家を目指したよう。

それにつけても和菓子が美味しそう
時代は江戸で、
主人公は大店の超病弱なうら若き、若旦那
いつもお供についてる二人の兄やは実は妖怪
家の中にも、店の周りにも妖怪がもりだくさん
そのうち事件に巻き込まれ、大立ち回りを演じて
無事解決。

さらっと書いたらこんな感じになってしまって
なんだか申し訳ないのだけれど、大筋はこんな感じ。

時代設定のせいか、岡引が出張ってるせいか
なんとなーく宮部みゆきに似ている?ような
(気のせいかしら)

こーゆう妖怪物とかって大抵
『強い!』ってポジショニングがされてる妖怪は
大体なんでもできて、すげー強くて。
人間なんか、はしにもひっかからない!
みたいな事が多い気がするんだけど、
この本は、妖怪がなんだかおもしろい。

そもそも強いはずのお供の二人の妖怪も
殴られて意識根絶して、逆に守られたり
適当だったり、過保護だったり
(なんとなく、弱い。ような)
なでられて嬉しがる子鬼の妖怪は
猫の子みたいで可愛らしい。

キャラクターがキラッと光る、そんな本な気がします。

でも若旦那を「役者なら千両稼げる男前」とか
そのほかなんやらかんやら
なんか褒めすぎ~な感じがしたり、
江戸時代の割にはなんやら世の中豊かで
若旦那の甘やかされっぷりが、
現代のボンのようじゃぁ、ありませんか、なんて
ちょっぴり、居心地が悪くなったり。

でも物語の後の方以外な展開があって、
思わぬ感じで面白い。

主人公の親友の栄吉は
菓子作りの下手な、和菓子の跡取り。
そこに出てくる、和菓子の様子が
なんだーか美味しそうなんですよねぇ。

夜中にむしょうに大福が食べたくなった、そんな本でした。



最近読んだ本

2006-04-08 10:36:10 | Weblog
昨日は図書館で借りてきた、『しゃばけ』
を読みました。
ちらほら調べてたら、この本は
『しゃばけシリーズ』として人気があるみたいですね

四冊まで出ているよう


似てるようで違うけど
なんとなーく『ユタと不思議な仲間達』を思い出すような…