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小宮一慶氏「マスコミの情報を鵜呑みにしない

2013年12月31日 00時27分05秒 | リバティ、幸福・ 関連記事 

小宮一慶氏「マスコミの情報を鵜呑みにしない

- トレンドを読む5つのステップ Step1」

    

http://the-liberty.com/article.php?item_id=6973

SNSより(一部抜粋)

 

◆情報を入れ、仮説を更新し確度の高い情報を発信する

世の中がどう変わっていくか、を分析するのは、とても難しいことです。
逆に、これを読み解くことができれば、ビジネスの戦略立案の半分は
終わったと言っていいでしょう。
 そのためには、まず新聞をきちんと読むことが大事です。

私が経営者向けのセミナーでおすすめしているのは、日経新聞の一面の
トップ記事を毎日読むこと。これは関心を広げる訓練です。

関心がないものは見えませんから。私個人は、4~5行のリード文のある
大きな記事は、どのジャンルでもすべて読んでいます。

 また、マスコミごとに思想・信条が異なるので、各紙でニュースの扱い方が
違うし、事実を自分たちの都合の良い側面から見ていることもあります。
何紙も読み比べて、真相を見極めねばなりません。

 ネットは誰もが何でも書けるので、質や信憑性の高い情報を選ぶ必要が
あります。ただ、一次情報を確認する時にネットは強い味方です。

政府の情報や企業の財務諸表など、生の情報にもすぐあたれるし、
記者会見も動画で配信されています。
 経営者は自分の主義・主張と異なるものにも耳を傾け、世の中の大きな流れを
つかまなければ成功できません。独断と偏見に満ちた人は、都合の良い情報しか
入らなくなって失敗します。経営の神様と言われる松下幸之助さんは、
人間が成功するために素直さや謙虚さが大事だと言っています。

 経営者であっても、政府の予算や外国の動向など、大きなトレンドに関する
情報が自分の関心の外にある人が多い。逆にこうしたものを関心の中に持って
くることができれば、ビジネスで成功する確率は高くなります。


◆集めた情報を結びつけて仮説を立てる

 私は頭の中に「棚」があるとイメージしています。新聞を切り抜いたり、
情報をメモしたりして折々に読み返すと、その棚に情報が整理されていくのです。

 そうして、何かをひらめくときも、実は棚にある情報が元になっています。
多くの情報を得た後にやるべきことは、異なる情報を組み合わせ、論理的に
仮説を立てることです。

 たとえば経営者やスポーツ選手の給料は、アメリカでは日本の100倍以上に
なることもあります。

一方、一人あたりの賃金の平均は日米であまり変わりません。

 この2つの情報を、どう説明できるでしょうか。私は、アメリカでは
極端にマニュアル化が進んでいることが関係していると思います。
多民族国家のアメリカで多くの人を使うには、仕事を細分化・簡略化する
必要があるからです。

誰でもできる仕事の給料は安く、逆に価値の高い仕事をする人は高い給料が
取れるようになり、二極化が進んでいるのです。

 私は今後、日本でも二極化が進むと思います。手打ちだったレジでも
バーコードを読み取るだけに簡略化され、複雑だった経理の仕事も、
数値を打ち込めば済むソフトができています。機械化が進むことで、
誰でもできる仕事が増えていくのです。

 こうして、自分で立てた仮説も、新しい情報を入れながら修正して
どんどん更新していけば、そのうちに確度の高い情報を発信できる
ようになります。

 最近は、街や電車で若者がスマホでLINEなどのSNSをやっているのをよく
見かけますが、ほどほどにした方がいい。貴重な時間を仲間同士の大したことの
ない話で費やしていてはもったいない。

立派な人の書いた本を読むとか、新聞や雑誌で見聞を広めるなど、自分を
高めることをした方がいい。そうしないと、自らを低い給料に固定化して
いくようなものです。(談)


★小宮一慶(こみや・かずよし)

経営コンサルタント。株式会社小宮コンサルタンツ代表。1957年、
大阪府生まれ。81年に京都大学法学部卒業後、東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行。
在職中の84年から2年間、米ダートマス大学タック経営大学院に留学
、MBA取得。96年に小宮コンサルタンツを設立し、現在に至る。
著書は、『日経新聞の数字がわかる本』 (日経BP社)
『「1秒! 」で財務諸表を読む方法』(東洋経済新報社)など多数。

 



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