現役演奏家の練習は4-8時間、時には一日中、それを365日練習。現役終わるまでだから、バックハウスだと85才までそんな日々。この人はコンサートの途中で心臓発作がおこしながら医師の制止を無視して演奏を続行。演奏会終了後ただちに病院搬送。7日後死亡。その演奏の実況録音が人気です。
同じようなのは若いけど、ディヌ リパッティ。こちらは33才。悪性リンパ腫で33才で死亡。最後の演奏会は袖から中央のピアノまでたどり着けるかどうかというほど衰弱しながらの演奏。コンサート実況のレコードを聞くと、とても元気そうな演奏。そんな体力で、どうしてこんな激しい演奏会に耐えられたか。また演奏会に備える練習はその数十数必要。
ルビンシュタインは89で眼病を患うまで現役。死んだのは6年後95才。眼病は飛蚊症からのものらしいけど、私も蚊どころか両目に煙の輪っかが出てるのでアブナいかも。
ホロビッツは86才で死ぬ4日前までレコーディング。
これら超人的な活動とそれを支える練習は、並の人には縁遠いもの。
でも彼らも人間。迷いも怠惰も無気力な時もあったはず。特に病の時は、何もしたくないはずだが最後の演奏は鬼気迫る迫力はなんでしょう。
もちろん私のような凡人にはマネどころか理解もできない。
しかしそう言ってしまえば実も蓋もない。
一冊の本を紹介するので、自分でそのヒントを探してください。
中野信子著「世界で通用する人がいつもやっていること」
http://www.itmedia.co.jp/keywords/world_class_persons_doing.html
この中の「儀式」では
「5分だけ」集中、あるいは忍耐、あるいは努力と言われるものをする。」いきなり毎日8時間の練習など天才でもムリ。でも天才も5分の努力から、それが8時間の、努力ではなく生活習慣に繋がっていく。天才が5分なら私は3分のスタート。なんだできそう。でしょう?