笛吹牧師フルート教室

播磨地方・姫路と網干でフルートとリコーダーの教室を開設しています

3分の忍耐

2013-07-12 23:43:00 | 練習法

現役演奏家の練習は4-8時間、時には一日中、それを365日練習。現役終わるまでだから、バックハウスだと85才までそんな日々。この人はコンサートの途中で心臓発作がおこしながら医師の制止を無視して演奏を続行。演奏会終了後ただちに病院搬送。7日後死亡。その演奏の実況録音が人気です。

同じようなのは若いけど、ディヌ リパッティ。こちらは33才。悪性リンパ腫で33才で死亡。最後の演奏会は袖から中央のピアノまでたどり着けるかどうかというほど衰弱しながらの演奏。コンサート実況のレコードを聞くと、とても元気そうな演奏。そんな体力で、どうしてこんな激しい演奏会に耐えられたか。また演奏会に備える練習はその数十数必要。

ルビンシュタインは89で眼病を患うまで現役。死んだのは6年後95才。眼病は飛蚊症からのものらしいけど、私も蚊どころか両目に煙の輪っかが出てるのでアブナいかも。

ホロビッツは86才で死ぬ4日前までレコーディング。

これら超人的な活動とそれを支える練習は、並の人には縁遠いもの。

でも彼らも人間。迷いも怠惰も無気力な時もあったはず。特に病の時は、何もしたくないはずだが最後の演奏は鬼気迫る迫力はなんでしょう。

もちろん私のような凡人にはマネどころか理解もできない。

しかしそう言ってしまえば実も蓋もない。

一冊の本を紹介するので、自分でそのヒントを探してください。

中野信子著「世界で通用する人がいつもやっていること」

http://www.itmedia.co.jp/keywords/world_class_persons_doing.html

この中の「儀式」では

「5分だけ」集中、あるいは忍耐、あるいは努力と言われるものをする。」いきなり毎日8時間の練習など天才でもムリ。でも天才も5分の努力から、それが8時間の、努力ではなく生活習慣に繋がっていく。天才が5分なら私は3分のスタート。なんだできそう。でしょう?

 

 

 


第3回 網干音楽サロン 7月14日が近づきました

2013-07-10 23:23:01 | 演奏会等のお知らせ

いよいよあと4日後です。

プロ、アマ不問、下手の横好きも腕自慢も、音楽好きの仲間が喜びを分かち合い、演奏、語り、情報を交換するサークルです。

フルート:木下春樹 ソプラノ:平野礼子 ピアノ:西山美宝が前後の用意をしています。

フルートはドビッシー「小舟にて」フォーレ「ファンタジー」ゴーベール「ノクターンとアレグロスケルツァンド」

ソプラノは親しみ深い名曲で

♪日本歌曲メドレー(花~荒城の月~浜辺の歌)
♪おおシャンゼリゼ
♪エーデルワイス~野ばら
♪坂の上の雲よりstand alone
♪私を泣かせて下さい

男性合唱団の曲目リクエストがまだ届きませんので、初見でやってもらいます?!

児玉恵一さん フルート独奏申込 ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」

岸本敏郎さん ピアノ独奏申込  シューベルト「アンプロンプチュEs90-2」

7月14日 14:00  山陽電鉄網干駅北となり「ひまわり」参加料無料、喫茶料¥500 


ベートーベン ピアノソナタ全曲

2013-07-08 16:21:23 | 才能

「並みのピアニストやピアノ教師なら、新約聖書とも言えるベートーベンソナタ32曲、旧約聖書的バッハ平均率48曲は習熟していなければならない。」と聞いたのはずいぶんムカシの話し。「自分は管楽器だからそこまでは必要ない」と、勝手に思っていたまま数10年。

それじゃオーケストラ楽器奏者としてベートーベンの交響曲9曲はよく知っているといえば、まあそこそこ、それも1,2,4番は混同する。

バッハに至っては、私は牧師でもあるので、宗教曲全曲知っていても不思議はないので、とりあえず持っているCDは100枚以上。器楽曲やレコードあわせて300枚ほど。でも聞いていないのが山ほど。

小説作家は、作品を書く前に読書三昧の必要がある。カイコが桑の葉を食べる勢いは自分の住まいを一日で食べてしまう感じ。作家は地震で本に埋もれて死にそうな居住空間。音楽家は、作品を知る前に練習が必要なのだが、これがアブナい。「論語読みの論語知らず」もはや通用しない古過ぎる格言だが、音楽を知らない音楽家は多過ぎる。反省!

ということで、還暦過ぎて改めて鑑賞者として、一からのスタートしました。そういえば私のフルート教室は、現在若い人は少なく、中高年が中心となりました。名演奏家を育てる使命はより、良き鑑賞者を育てる教室とも言えるので。

まずベートーベンのピアノソナタ全曲鑑賞。持っている音源が少ないのでYouTubeはありがたい。次にピアノコンチェルト5曲、それからバッハのカンタータに入りますが、とりあえずはカンタータのCD100枚。途中でショパンやオペラに浮気予定。特に来年はウイーンに行くつもりなので、オペレッタをたくさん見たい。シュトラウスは大家としてカールマンやレハールなど、バッハやベートーベンよりは軽いけど楽しいものは、やはり魅力。

ベートーベンソナタ鑑賞スタート。第一印象はとにかく時間がかかる! 1曲20分以上。やっと4番。聞き慣れた有名な曲は飛ばしても32曲あると……「ふ~」。聞くだけで大変な時間なのに、バレンボイムは全曲覚えてコンサート。この人、指揮のためには他の作曲家の膨大な作品やオペラ作品も覚えなければならないのに、どれほどの時間が必要だろうか。もっとスゴイのは、作ったベートーベン本人。バッハも大変な量のしごとをしたわけです。

毎日2-3時間の練習など、おままごとレベル。

 


第3回 網干音楽サロン

2013-07-03 19:38:36 | 演奏会等のお知らせ

7月14日 14:00  山陽電鉄網干駅北となり「ひまわり」参加料無料、喫茶料¥500

プロ、アマ不問、下手の横好きも腕自慢も、音楽好きの仲間が喜びを分かち合い、情報を交換するサークルです。

初回は5月19日(日)14:00 

2回目は6月23(日)16:00 メインのスタッフ不都合で私一人だけで開催

そして3回目です。

フルート:木下春樹 ソプラノ:平野礼子 ピアノ:西山美宝で、始めます。

男性合唱団の曲目リクエストがまだ届きませんが、その場合は独断でやります。