以下、取材記者との一問一答
――『涼宮ハルヒの憂鬱』がここまで人気を集めた理由はどこにあると思いますか?
【平野】 最初に演じた時は、ここまで人気が出るとは想像していなかったので、いつもこの質問が出るとその都度悩んでしまいます(笑)。ハルヒという女の子は、すごくインパクトがあって、変わった女の子に思われがちなんですが、案外、身近にいる存在なんじゃないかなと思っているんです。学生時代のころとか、宇宙人や超能力者にいてほしいと思ったことがありますよね?ハルヒはその願望をストレートに口にしてしまうだけなんですよ。そういう部分が憧れられたり、共感を呼んだりするんだと思います。
――ハルヒというキャラクターの第一印象を教えてください。
【平野】 最初に原作を読んだ時の印象は……めちゃくちゃ悪かったです(笑)。インパクトがありすぎたので。でもよく読むと、私との距離が近くて、重なる部分は多かったです。さらにハルヒの映像を観たら、ハツラツとしていて、表情がコロコロ変わって可愛いんですよ!そんな映像にも触発されて、“女の子に好きになってほしいな”と思って演じました。
平野綾
――重なる部分もあるとのことですが、ハルヒを演じてみてどうですか?
【平野】 ハルヒを演じたことで私自身、変わりましたね。それまでは長門(有希/ハルヒの友人)みたいに、クラスの片隅で本を読んでいるようなコだったんですけど、もっと自分から責任持って発信するようになりました。ハルヒを演じられていなかったら、今の私はないと思いますね。
――ハルヒを演じる上で気をつけていることはありますか?
【平野】 ハルヒは、物語の中で唯一本当の状況を知らないキャラクターなんですよね。ほかのキャラクターは状況を知ったり、人間関係が変化したりするんですけれど、ハルヒはいつも普遍的でいなくちゃならないキャラクター。そこはいつも意識しています。2009年に放送された新作のアフレコでは、「2006年の放送と演技が変わらないように」と言われて苦労しましたね。第1シリーズを全部観返して、その当時の声を思い出しました。
――今回は、2009年の放送で話題だった『エンドレスエイト』の一挙放送や、昨年ヒットした映画『涼宮ハルヒの消失』の放送も話題です。
【平野】 『エンドレスエイト』は、ほぼ同じストーリーを8回繰り返す内容だったので、出演者は全員途中でセリフを覚えてしまいました(笑)。ストーリーは同じでも、映像は毎回違いますし、キョンのアドリブ、みくるちゃんの泣き方、細かいところはいっぱい違うので一挙に観ると違いが発見しやすくておもしろいと思います!『涼宮ハルヒの消失』は、髪が長くてまだ周囲と馴染んでいないハルヒを久しぶりに演じたので、原点に還ったような気がしましたね。
―― 一挙放送を観るファンの方にメッセージをお願いします。
【平野】 最初の放送から5年。ファンの方も5年の間にいろいろな経験をされたと思います。その5年分の記憶を思い出しながら、観ていただければうれしいです。初めて『ハルヒ』に触れる方は、“テレビなどで紹介されたムーブメントを巻き起こした作品がコレ”、ということで、その原点を確認するつもりで観てください。飽きさせない内容になっているので、一気に観て「こういう感じなんだ」と受けとめてもらえたらうれしいです!
(文:藤津亮太/撮りおろし写真:片山よしお)
――『涼宮ハルヒの憂鬱』がここまで人気を集めた理由はどこにあると思いますか?
【平野】 最初に演じた時は、ここまで人気が出るとは想像していなかったので、いつもこの質問が出るとその都度悩んでしまいます(笑)。ハルヒという女の子は、すごくインパクトがあって、変わった女の子に思われがちなんですが、案外、身近にいる存在なんじゃないかなと思っているんです。学生時代のころとか、宇宙人や超能力者にいてほしいと思ったことがありますよね?ハルヒはその願望をストレートに口にしてしまうだけなんですよ。そういう部分が憧れられたり、共感を呼んだりするんだと思います。
――ハルヒというキャラクターの第一印象を教えてください。
【平野】 最初に原作を読んだ時の印象は……めちゃくちゃ悪かったです(笑)。インパクトがありすぎたので。でもよく読むと、私との距離が近くて、重なる部分は多かったです。さらにハルヒの映像を観たら、ハツラツとしていて、表情がコロコロ変わって可愛いんですよ!そんな映像にも触発されて、“女の子に好きになってほしいな”と思って演じました。
平野綾
――重なる部分もあるとのことですが、ハルヒを演じてみてどうですか?
【平野】 ハルヒを演じたことで私自身、変わりましたね。それまでは長門(有希/ハルヒの友人)みたいに、クラスの片隅で本を読んでいるようなコだったんですけど、もっと自分から責任持って発信するようになりました。ハルヒを演じられていなかったら、今の私はないと思いますね。
――ハルヒを演じる上で気をつけていることはありますか?
【平野】 ハルヒは、物語の中で唯一本当の状況を知らないキャラクターなんですよね。ほかのキャラクターは状況を知ったり、人間関係が変化したりするんですけれど、ハルヒはいつも普遍的でいなくちゃならないキャラクター。そこはいつも意識しています。2009年に放送された新作のアフレコでは、「2006年の放送と演技が変わらないように」と言われて苦労しましたね。第1シリーズを全部観返して、その当時の声を思い出しました。
――今回は、2009年の放送で話題だった『エンドレスエイト』の一挙放送や、昨年ヒットした映画『涼宮ハルヒの消失』の放送も話題です。
【平野】 『エンドレスエイト』は、ほぼ同じストーリーを8回繰り返す内容だったので、出演者は全員途中でセリフを覚えてしまいました(笑)。ストーリーは同じでも、映像は毎回違いますし、キョンのアドリブ、みくるちゃんの泣き方、細かいところはいっぱい違うので一挙に観ると違いが発見しやすくておもしろいと思います!『涼宮ハルヒの消失』は、髪が長くてまだ周囲と馴染んでいないハルヒを久しぶりに演じたので、原点に還ったような気がしましたね。
―― 一挙放送を観るファンの方にメッセージをお願いします。
【平野】 最初の放送から5年。ファンの方も5年の間にいろいろな経験をされたと思います。その5年分の記憶を思い出しながら、観ていただければうれしいです。初めて『ハルヒ』に触れる方は、“テレビなどで紹介されたムーブメントを巻き起こした作品がコレ”、ということで、その原点を確認するつもりで観てください。飽きさせない内容になっているので、一気に観て「こういう感じなんだ」と受けとめてもらえたらうれしいです!
(文:藤津亮太/撮りおろし写真:片山よしお)