雑談君のよもやま文庫

日々の生活の中で書きとめておいたものです。よろしかったら、ご覧ください。

[BS「男はつらいよ」シリーズ(山田洋次監督、渥美清主演)を観る]

2005-09-26 | 映画・テレビ評
主人公である車寅次郎は、孤児として、叔父夫婦に育てられる設定となっているが、ここには戦後の混乱期に親を失った(または、親と離れた)子供たちの悲しい思いが色濃く投影されている。
孤児たちの多くは、育てられた家庭で冷遇され、地域社会からも疎外されて、がまんできなくて、家出同然のように自立していったのだが、それ故に、彼らは、いつも愛情に飢え、やさしさを求めてさ迷うような、そんな人生を送ることとなる。
映画の寅さんは、やさしいおじちゃんとおばちゃんに育てられ、兄思いの妹までいるが、寅さん自体の考えや行動は、こうした孤児たちのものであり、その悲しいリアリティがベースになって、泣き笑いの喜劇が成立している。
寅さんが恋をし、ふられるたびに、観客は孤児の悲しみを同時に味わうのである。

久々に・・・

2005-09-17 | 日記・雑感
夜の2時まで飲んでしまって、行方不明者扱いされてしまいました。
雑談君は、此の頃はそんな遅くまで飲まないんですが、高校の頃のお友達と飲んでて、次々と昔の仲間を呼び出して飲んたものだから、ついつい遅くなってしまった。
丁度おばあちゃんちへ泊まる日だったので、おばあちゃんが心配して、女房に電話し、女房が雑談君の携帯に何度も電話したのだけれど、通じなかったみたい。
まー、飲んでるときに携帯されても聞こえないのよね。
おかげで、二日酔いで頭がガンガンしてるときに、お二人から機関銃のようなお小言。
木曜の夜飲んで、金曜に名古屋に出張し、午後4時に名古屋駅できしめんなど食し、やっと落ち着いた感じ。
仕事は、相変わらずですけど、まー居直りに近い感覚で、仕事をしてます。
○○ちゃんは、今日も明日もお仕事とのこと、お疲れ様です。
明日も、涼しくなると良いですね。

夏も終わりかな?  

2005-09-13 | 日記・雑感
気候も大分涼しくなってきたし、ぼちぼち夏も終わりでしょうか?
この3連休で、なんだか気分が落ち着いたせいもあるけど、季節がかわっていくのを感じています。
今年は、台風のせいでしょうか、柿も栗も梨も大方落ちてしまってちょっと寂しい感じはしてますが、それでも、いつのまにか、蝉の鳴き声聞かなくなったし、稲に実がなって風に揺らぐ姿なんかを見ると、ホッとした気持ちになります。
それにしても、世の中はどこまで荒んでいくのでしょう?

[メルマガ・とらちゃん  創刊号]

2005-09-13 | 日記・雑感
お友達が増えて嬉しいんだけど、なんだかそれっきりって人もいるので、雑談君、メルマガ発行を思いつきました。
まー、気まぐれだから、定期便という訳にはいきませんが、ここを多少とも盛り上げたいと思ってます。
今、NHK・BSで「列島縦断・鉄道乗りつくしの旅」てのをやってる。
観てると、日本各地のさまざまな風景が映し出されて、なつかしさもあり、大変心地よい。
それに、旅人の関口さんと多くの人々とのふれあいの姿がまた良い。
わずかな時間のふれあいなのだが、別れの時に涙ぐんだり、あー、日本人は、本来、こんなにも人とのふれあいを大切にしてきたのだと改めて思う。
雑談君も、現実には殺伐とした世界に生きているけど、ほんとは勝ち組・負け組なんてどうでもいいことで、せめて、ここのマンション世界では、人間本来のやさしさみたいなものを追求したいと思う。

悲しき想い・・・ (自民圧勝) 

2005-09-11 | 日本政治経済(政党・外交・防衛)評
自民圧勝とのこと。庶民は、ひとつの自己欺瞞を行ったのだと思う。
ほんとのところ、庶民にとって郵政民営化などどうでもよかったのだ。
浮浪する庶民は、偽りの改革であってもこの憂うべき状況に対して自分も現状を打破するために「何か考えていますよ」とちょっと言いたかっただけであったように思う。たとえ、それが自らの首を絞め、ますます状況を悪化させるものだとしても。
雑談君としては、ここまで日本の国民が愚かだと思わなかったし、も少し自分たちの社会に対してまともな思考をしていると思ったけれど、この結果をみれば、自分たちの社会に対して、何の考えもなく、自分の素直な感性さへ大切にせず、言い訳がましい結論しかだせないことがよく解ったような気がした。
願わくば、こんな愚かな大衆がこれ以上増えませんように!
今回の大衆の選択・・・あまりに愚かしい結論に一番驚いているのは、案外、仕掛け人の小泉君かもしれない。

陰湿な攻撃性が・・・

2005-09-10 | スポーツ評
庶民の中に露出してきているように思う。
隣家に対してフライパンの騒音を撒き散らすおばさん、他人の首を絞めて苦しむ顔を楽しむおじさん、警察官の拳銃を奪うために刺した中学生、果ては消火器の粉末をまきちらした中学生。
日本の大衆社会状況もここまできたかという感じ。これまでは孤立した個人が自殺や閉じこもりなど内向していたが、ここにきて、陰湿な攻撃性を帯びてきたことをこれらの事件は示しているように思う。
明日は衆議院選投票日。あほな政治家と腐ったマスメディアは、相も変わらずうそざむい三文芝居を演じていて、そうした彼らが陰湿な大衆を育てていることに気づきもしない。
庶民は、マスメディアの用意した芝居小屋で大根役者ぶりを発揮する政治家諸君をひとつのエンターテインメントとして楽しんで結構だけれど、投票に行く際は、誰が日本を駄目にしているか、よーく考えてもらいたい。
まー、どっちがましかとか、そんなレベルの話にはなるのだけれど・・・。