ひとり部屋 さがし

きょうもどこかで会える気がする、日記のような置手紙

こどものころの、ある風景で目が覚める

2021-06-03 | すきなこと


通勤する自動車のエンジン音で目を覚まします。

「もし、通勤していたら」

何のために生きているのかと思った朝。ふと、夢から覚めると何かを思い出すのです。

「ほっとした瞬間てどんなときだったかな」

こどものころ、日曜日に見たテレビ番組。退院後に久しぶりに見たニュース。運動会が終わった後の夕暮れ。食事の用意ができて、居間に座り、季節の花をながめていました。

なぜか、ごく当たり前だった日常が好きで、当時の「今」を大切にできていました。よいことばかりではなかったのに。

たぶん、居場所があると思っていたから。そこにいていいという。

いつでも、だれでも、居場所はあるのに。

おとなになれば、自立できて自由になれる夢を見ていたのかな。

夢から覚めると、自由にさせない自分がいます。