Rising斬 the侍銃士

音楽のこと、時代小説、映画を中心にしていくと思います。タイトルは自分のHNの由来になったゲームから

父と暮らせば

2021-03-13 00:36:25 | 映画
2018年に録画してずっと見てなかった「父と暮せば」を見ました。
原爆で死んだお父さんが幽霊になって娘と暮らすけど怖くないヒューマンドラマ。
宮沢りえさんと原田芳雄さん、浅野忠信さんが出てて、3人とも尖った演技してないの新鮮。2004年上映なのですね。

映画はほぼ宮沢りえさんと原田芳雄さんの二人のマシンガントーク。
宮沢りえさん演じるヒロインが原爆病なんですけど、そうは見えないほどハキハキしてらして、なんか舞台劇っぽいと思って後で調べたらやはり舞台劇だった。
舞台でノーカットでこれやってたなら凄いですけど
映画だと場面切り替えて休みあるしやり直しもできるからそれほどでも。

そのヒロインが「木下さんなんで私みたいな病人がいいんだろう?」
って言うのですけど見てる側だと
そりゃ木下さんは健康なブスより病気の美人が好きなんでしょ。しかも病気とか言って元気だし
ってなるのですが
それは木下さんの感覚であって俺だったらこんなに面倒くさい美人よりは素直なブスを選びたいので敢えて面倒くさい道を選ぶ浅野忠信さん演じる木下さん偉いって思った。

ついでに原田芳雄さんの演じるお父さん
この時代の父親ってこんなに娘に結婚させたがるか?って思ったんだけど、
自分が娘を守るつもりだったら結婚反対するけどそれができないからこうなのかなと。
そう考えるのもその時代を生きていた人が作ったならリアリティないと見せて何かしら意味があるのでは、ってこっちも考えられるからなので製作者が戦争経験しているかどうかって観る側の物差しにも影響するとも言える。


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