S クラス
2005年/アメリカ
監督:アン・リー
脚本:ラリー・マクマートリー
製作総指揮:ラリー・マクマートリー
出演者:ヒース・レジャー 、ジェイク・ギレンホール 、アン・ハサウェイ 、ミシェル・ウィリアムズ 、ランディ・クエイド 、リンダ・カーデリーニ 、アンナ・ファリス 、ケイト・マラ
こんな映画友情から始まったかつてない本物の愛――アカデミー賞最有力と評されていたにも関わらず受賞を逃し、アカデミー賞の「裏」の顔が議論された問題作。しかし世界各国で権威ある賞を総なめにした秀作!!
こんなに心を揺さぶられる物語ってのは久しぶりでした。真っ向から「愛」を描いた作品。物語の初め、イニスとジャックは他人同士で言葉を交わさない。同じ仕事を引き受け『山』に登った二人にもまだ微妙な距離感があった。そして厳しい仕事が始まり、彼らには絆が生まれた。その絆は本人達の気付かぬところで愛と呼ばれるものに変わっていた。
でもイニスは知っている。この時代、同性愛者がどれだけ過酷な道を行きなければならないか…その先にあるものが何なのかを。
でも想いをとめる事はできなかった。普段は女に抱くべき感情を向ける相手がたまたま男だっただけ。イニスはジャックを、ジャックはイニスを愛しただけだった。そこに性別などない、一人の人間を心から愛しただけだった。
男同士の愛―荒っぽくて野蛮な愛?いや違う。よっぽど純粋で切ないのかもしれない。いつも誰かの目に晒され批判される…
障害を乗り越える愛ほど純粋なものはナイ。
この映画を観て、私も考えが大きく変わりました。人が何かを迫害したり暴力を振るったりするのは怖いからです。未知なもの新しいものが怖いからだと思うのです。自分の考えや世界観に当てはまらないものは消去する…それこそが罪なんじゃないかな?
さ~て最後にこれだけ言いたい。こんな映画の時に初めて気付くのも何なんやけど……
ジェイク・ギレンホールやばかっこいい!!!!
ミッシェル・ウィリアムズ(ヒースの隣)の演技に大注目!!
観たけど結末を忘れた方はコチラ(反転)→イニスは離婚で発生した娘達の養育費に追われ、ジャックとも思うように会えずにいた。そんな状態に不満をぶつけるジャック。いっそ別れたいと言ってはみるもののイニスとの関係を切ることも不可能だということを彼は知っていた。その時イニスは初めてジャックの前で涙を流した。
また別々の生活に戻ったある日、イニスはジャックに送ったはずの葉書が送り返されていることに気付く。葉書に押されていたのは「死亡」のハンだった。訳も分からず彼の妻ラリーンに電話をするイニス。ラリーンはジャックが不慮の事故で亡くなったのだと告げたが、イニスには彼の死の真相が見えていた。遠い昔、9歳の頃に見た同性愛者の成れの果て―
おそらく彼は、ブロークバックで生まれた「秘密」のせいで殺されたに違いなかった。
ラリーンの勧めでジャックの実家を訪れたイニスはジャックの部屋で思いがけないものを目にする。それは1963年のあの思い出の年、山に忘れてきたと思っていた自分のシャツだった。殴られた時の血がそのまま残っている。そしてそのシャツを包み込むように、同じくあの時ジャックが着ていたシャツがあった。イニスは母親に許可を貰い、それを大切に持ち帰る。そしてイニスは生涯かけてジャックだけを愛することを誓ったのだった。
MAYOのコメント(反転)→ジャックが殴られて顔面血まみれになる姿、思わず目を背けてしまいました。彼等にとっては本当に酷い世の中だったんでしょうね。今もあまり変わっていないといえばそうなのかな?古来からの宗教なんかが盛んな国や地域では『ありえない』のでしょう。
そうそう、ヒースの話し方はキャラクターにマッチしてました。独特のクセを出していて見事だったと思います。アン・ハサウェイ・・・・・何と言っていいか。十代のシーンは可愛かったのに、成長と共に整形に失敗して繰り返す哀れなオバサンみたいになっとった。プリンセスの成れの果て(笑)
2005年/アメリカ
監督:アン・リー
脚本:ラリー・マクマートリー
製作総指揮:ラリー・マクマートリー
出演者:ヒース・レジャー 、ジェイク・ギレンホール 、アン・ハサウェイ 、ミシェル・ウィリアムズ 、ランディ・クエイド 、リンダ・カーデリーニ 、アンナ・ファリス 、ケイト・マラ
こんな映画友情から始まったかつてない本物の愛――アカデミー賞最有力と評されていたにも関わらず受賞を逃し、アカデミー賞の「裏」の顔が議論された問題作。しかし世界各国で権威ある賞を総なめにした秀作!!
こんなに心を揺さぶられる物語ってのは久しぶりでした。真っ向から「愛」を描いた作品。物語の初め、イニスとジャックは他人同士で言葉を交わさない。同じ仕事を引き受け『山』に登った二人にもまだ微妙な距離感があった。そして厳しい仕事が始まり、彼らには絆が生まれた。その絆は本人達の気付かぬところで愛と呼ばれるものに変わっていた。
でもイニスは知っている。この時代、同性愛者がどれだけ過酷な道を行きなければならないか…その先にあるものが何なのかを。
でも想いをとめる事はできなかった。普段は女に抱くべき感情を向ける相手がたまたま男だっただけ。イニスはジャックを、ジャックはイニスを愛しただけだった。そこに性別などない、一人の人間を心から愛しただけだった。
男同士の愛―荒っぽくて野蛮な愛?いや違う。よっぽど純粋で切ないのかもしれない。いつも誰かの目に晒され批判される…
障害を乗り越える愛ほど純粋なものはナイ。
この映画を観て、私も考えが大きく変わりました。人が何かを迫害したり暴力を振るったりするのは怖いからです。未知なもの新しいものが怖いからだと思うのです。自分の考えや世界観に当てはまらないものは消去する…それこそが罪なんじゃないかな?
さ~て最後にこれだけ言いたい。こんな映画の時に初めて気付くのも何なんやけど……
ジェイク・ギレンホールやばかっこいい!!!!
ミッシェル・ウィリアムズ(ヒースの隣)の演技に大注目!!
観たけど結末を忘れた方はコチラ(反転)→イニスは離婚で発生した娘達の養育費に追われ、ジャックとも思うように会えずにいた。そんな状態に不満をぶつけるジャック。いっそ別れたいと言ってはみるもののイニスとの関係を切ることも不可能だということを彼は知っていた。その時イニスは初めてジャックの前で涙を流した。
また別々の生活に戻ったある日、イニスはジャックに送ったはずの葉書が送り返されていることに気付く。葉書に押されていたのは「死亡」のハンだった。訳も分からず彼の妻ラリーンに電話をするイニス。ラリーンはジャックが不慮の事故で亡くなったのだと告げたが、イニスには彼の死の真相が見えていた。遠い昔、9歳の頃に見た同性愛者の成れの果て―
おそらく彼は、ブロークバックで生まれた「秘密」のせいで殺されたに違いなかった。
ラリーンの勧めでジャックの実家を訪れたイニスはジャックの部屋で思いがけないものを目にする。それは1963年のあの思い出の年、山に忘れてきたと思っていた自分のシャツだった。殴られた時の血がそのまま残っている。そしてそのシャツを包み込むように、同じくあの時ジャックが着ていたシャツがあった。イニスは母親に許可を貰い、それを大切に持ち帰る。そしてイニスは生涯かけてジャックだけを愛することを誓ったのだった。
MAYOのコメント(反転)→ジャックが殴られて顔面血まみれになる姿、思わず目を背けてしまいました。彼等にとっては本当に酷い世の中だったんでしょうね。今もあまり変わっていないといえばそうなのかな?古来からの宗教なんかが盛んな国や地域では『ありえない』のでしょう。
そうそう、ヒースの話し方はキャラクターにマッチしてました。独特のクセを出していて見事だったと思います。アン・ハサウェイ・・・・・何と言っていいか。十代のシーンは可愛かったのに、成長と共に整形に失敗して繰り返す哀れなオバサンみたいになっとった。プリンセスの成れの果て(笑)