お墓じゃないのよ。弘徽殿跡よ。
你好、平安京
ファンミ明けの数日間。英陸は足がガクガクして歩けなかったです
「もう歳だから…」
…否定できませんが、大阪ファンミ昼の部のスタンディングだけで、そんな風になったんじゃないのよ。
(…と、言い訳)
東京にはGOGOできなかった英陸ですが、
そうかといって、皆がGOGOしているときに、家でGOROGOROしているのは悲しい
そこで貧乏な英陸は考えました。
GOGO東京の日(1月29日)から熊本を出発して、大阪に一泊したの
貧乏なのになぜ?!
それはね、
その方が新幹線切符だけを購入するより、安いツアーが組めるからです。
お陰で1400円節約できましたのよ、ほほほ
で、貧乏な英陸は、大阪にいても買い物するわけでもないので、
京都にGOGO!!
そう、京都は『恋し佳し物語』の舞台。
今までも京都は数回訪れていますが、平安時代に特化して回ったことはなかった。
沢山の歴史が重層的に積み上げられたところだからね。
有名な歴史的建造物などを、点々と尋ねただけ。
でも、今回は『恋し佳し~』を書き始めてからはじめての京都。
「比目ちゃんや、薫さんがこの町に生きてたんだ」
と意識して、とにかく歩きました。
京都に到着したのが午後1時。
京都在住のお友だちと「ご飯食べようね」と約束して待ち合わせたのが5時半。
その間ず~っと交通機関を一切使わず、4時間半…歩きましたよ~~
平安京条坊図
一般的に1時間4km歩けるとしたら、16km以上歩いたのではなかろうか?
時間がもったいなくて、お昼ご飯は抜き。
ペットボトルのお茶と、チョコレートを携えて(ケチ!)、ひたすら歩いたです。
翌日、ファンミがスタンディングなのはよ~くわかってたけど、…歩いたのよ…
ま、ね、、もちろん疲れたです…とにかく…
おまけに夜中は、サッカー・アジアカップ決勝じゃん
早く寝たいのに延長に入りやがって~~~
ま、勝ったからいいけどさ。
優勝おめでとう!日本チーム!アジアチャンピオンだぜ!!
恭喜!恭喜!
さて、京都町歩き『恋し佳し~』の旅…なかなか有意義でした。
全行程徒歩だから、結局行きたかったところには、全部回れなかったのが残念。
一番身に沁みたのは、「やっぱ平安京は広かった」ってこと。
馬で回らないとダメね~
薫さんのおうちは、今の京都駅付近にあったと想定してます(あんなに広くないけど)。
そこからめざすは北の大内裏と内裏。
馬が得意でない薫さんは、きっと徒歩で通勤していただろうと考えて、歩いてみることにしたのです。
一応まっすぐ歩けば、1時間かからないはずなのよね、
でも英陸は、上皇様の院の御所があった(ことにしている)六条院を経由して遠回り。
いわゆる「河原院」なんだけど、標識を発見できず
かなり東にずれて歩いたので、また西へ戻らなきゃ。
その前にひたすら北へ、北へと上がる…
こんな格好で歩いたわけではありませんが…
お腹すいたり、喉渇いたりしたら、バス停のベンチに腰掛けて休憩。
そこには地図もあるからね。
二条の御池通りが広い広い!
南北の通りの表示が大きく出ていたので、それを確かめながら、帝の里内裏二条の堀河院へ。
堀川通りを曲がると、やった!石碑発見!
京都国際ホテルの入り口に標識があるのよね~。
英陸はこの日初めて、目標の一つに遭遇したんで大感激!
一人で思わず手を叩き、標識の文を読みながら深くうなずき、携帯で写真を撮りました。
明らかにオタクの行動だったわね…
堀河院跡~
さて、次なる目標は、薫さんの職場の一つ、大学寮。
ここからはさらに西に歩けば、そう遠くないはず…
と、思って振り返ると、そこにはでで~んと二条城が!
「いや、いや、平安時代にこの城はなかったのだ。無視無視!」
とは思ったものの、いかにも「観光地」といった風情に負けて、中に入っちゃいました。
結果的にはこれでけっこう時間をロスしてしまったんだけど、
ちょっと観光客の気分になったのと、
天守閣跡から、北にそびえる山々を確認できたのがよかったかな
二条城を出たとき、すでに3時を回っていました。
それから急ピッチで大学寮跡に向かうと、小さな祠の片隅に標識がありました。
そして、そこは大内裏の入り口・朱雀門の目の前。
朱塗りの門をくぐったつもりになって、
今は跡形もない朝堂院を突っ切り、大極殿跡を横目で見ながら内裏へGO!
内裏も、もちろんそれらしき跡は残っていないのですが、
“『源氏物語』を歩く”というテーマで、新しい標識がいくつも立てられていました。
薫さんが詰めていたはずの蔵人町屋跡
清涼殿の周りだけ、ぐるぐる回ってみたのですが、
今は普通の住宅街。普通の町として、人々が暮らしているのが何か不思議でした。
見かけた人たちに、
「あなたは、内裏に住んでるんですよ~。帝や中宮様が住んでたとこなんですよ~」
って、声かけたくなっちゃいました
何歩で歩けるかも、測ってきました
さて、そのころはもう4時半ぐらい。さすがに風が冷たくなってきました。
熊本と違って、日が暮れるのも早い。
友だちとの待ち合わせは、四条河原町の高島屋。
そこから歩けば、悠々5時半に間に合う…と、思ったのですが…
何でかなあ、四条が遠い、遠い
下立売通りを東に行くと京都御苑にぶつかりました。
そこからちっと北に行けば枇杷殿。禎子内親王:おばば様(のモデル)のお屋敷です。
が、英陸はとにかく四条をめざさなければなりません
っていうか、河原町通りは平安京の東の端。もと東京極大路。遠いはずさ
よっぽどバスに乗ろうかと思ったけど、河原町通りを下っていると、どんどん人も車も多くなる。
かえって渋滞で進まないから、もう、歩くしかなかった
友だちもちょっと仕事が押して遅れたので助かったけど、
必死で歩いて高島屋に到着したときは、6時近かったのでした…
この日の夕食の、まあ、おいしかったこと!
もちろんお腹がすいていただけでなく、本当においしいものをいただいてしまいました
八起庵 高島屋京都店
昭和45年(1970年)創業の、京都の名高い鶏料理専門店。
脂がのった鶏とこだわりの卵を使用しています。
●座席数27席●ラストオーダー:午後8時45分(コース料理は午後8時30分)
●営業時間:午前11時~午後9時30分
特製親子丼とか、鴨なんばセット(卵ご飯付き!!)などのメニューがありますが、
英陸が食べたのは「鶏すきやき丼」
「鶏すきやき」そのものは、とてもお高くて手が出ないのですが、
それをお手ごろに(と言っても英陸には充分お高い)
お召し上がりいただけるのでございます。
ほんなこて、うまかった~~
鶏肉は柔らかいのに弾力があって、旨味たっぷり。
それにすきやきといえば、葱に豆腐よね~~
英陸は肉以上に、すきやきの葱とお豆腐が大好きです~~
これにシラタキが加わり、絶妙な割り下と絡んでご飯もおいしい!
最初に鶏スープが出てくるのもよかった~~ほっとする味でした。
あ、写真撮るの忘れた!もったいなあい
で、実はお友だちにごちそうしてもらっちゃったのよね
感謝、感謝でございます。
「今度、熊本帰ったときはおごってよね」というお約束付きですが…
おごちそうさま、ありがとう、Chi子ちゃん
2時間ほどの再会でございましたが、高島屋と真向かいの阪急河原町駅から、大阪へ戻りました
ホテルではゆっくりできたけど、サッカーのせいでね…
体はめちゃくちゃ疲れているはずなのに、熟睡はできなかったな~~
それともやっぱ、ファンミの前日ってことで、興奮してたのかも??
熊本に帰ってきてから後日、
Chi子ちゃんからは「京都源氏物語地図」なるものも送ってもらいました。
ああ、ありがたや、ありがたや…
またすぐに平安京を巡ってみたいよ~~
今回、平安神宮のあたりや、京都御苑(御所に入りたいね~~)に行けなかったし、
できれば鳥羽離宮も見てみたい
う~ん、馬の練習をしておくか?
それか、牛車!レンタルしてくれるとこ、ご存知の方いませんか~~?!
やはり京の旅は牛車で…
「愛」ね。
御所って、見られる時期が決まってるんでしたっけ。
事前に届けがいるんでしたっけ。
なんか、行ったからってすぐに見られるとこじゃなかったような記憶が…。見られる機会が遠くない未来に巡ってくるといいですね。
御所見学は、許可が必要です
しかし、当てもなく届け出してもしょうがないからな~~
見られるのはいつになることか…
16Km歩いた翌日はスタンディング。
で、夜1時半に熊本に着き、朝から立ち仕事(ある意味)
正直、まだ体は立ち直ってないかも~
いやはや、やっぱ、元気だわ、そんなに歩けるなんて!!
東京は残念ながら平安時代の遺跡ってないような・・あ、平将門の首塚が皇居近くにありますね。
翌日の夕方ごろには、さすがに腰が痛くなりましたけどね
関東地方は平安時代はど田舎ですもんね~
平泉あたりまでいったら、また雅なんでしょうが…