可不可以? 又は 最甜蜜的負担

F4と内田篤人を愛でつつ、直観の趣くまま好き勝手に語ってます。
不好意思!

カムカム エヴリバディ

2022年02月20日 | ことば

大月さんちは、みんな、朝ドラウォッチャー

「おしん」も「水色の時」も「おはようさん」も、覚えてますわ。

一家で朝ドラ受けしながら見てるのはいいけれど、

朝ごはん食べながら、コレ見てたら、学校に遅刻すると思うけどな~

よっぽど、小学校近くにあったのかな??

そんでさ、3代目ヒロインのひなたちゃんは、時代劇ファンですが、

大河ドラマには興味なかったのかしらね??

英陸は、朝ドラウォッチャーで、大河ドラマウォッチャーでもあったのだけど??

 

 結局、『カムカム エヴリバディ』のテーマは何なのか…

これまでの朝ドラは、基本的には女性の一代記。

(ときどき男性主人公の時も、あるけれど…)

時代に翻弄されながら、彼女たちが夢や希望を抱いて、生き抜く姿が描かれ続けてきた。

『雲のじゅうたん』は、大正時代に生まれながら、飛行機の操縦士になりたかった女性の話だし、

『はね駒』のヒロインは新聞記者。

『ひまわり』は弁護士。

他には、教師、漫画家、アニメーター、女優、実業家もあったな…前回は気象予報士で…

と、さまざまな女性の自己実現を描いてきたのです。

でも、今回の『カムカム』の主役は…ラジオとテレビなんだよね

そりゃ、今までも、世相を表現するために、ラジオ放送や流行歌は使用されてきたけど、

『カムカム』は、ラジオとテレビが、いかに人々の生活に密着していて、

影響を与えてきたかっていうのがメイン

ヒロインがサザエさんのテーマを歌ってたり、

回転焼きが売れなくなって「およげたいやきくん」を恨んだり…

実は、3人のヒロインは、ラジオとテレビの引き立て役だったのだ 

 しかし、昔は家族団欒の中心にあったテレビは完全に斜陽…若者のテレビ離れが急速に進んでる…

それは時代劇についても言えること…

今、3代目ヒロインひなたちゃんは、瀕死の娯楽時代劇を救うべく、立ち上がったところ

 そして、最大のテーマは…

ENGLISH

まー、そりゃそうでしょ、タイトルが『カムカム エヴリバディ』だものね~

英陸はさあ、最初、不思議だったのよね。

なんで、ナレーションが城田優くん??

これまでの朝ドラのナレーションは、アナウンサーさんじゃなければ、

ヒロインの亡くなったお祖母さんってことが多かった。

前回の『おかえりモネ』が典型だけどね。

でも、登場人物でもないし…

そのうち出てくるのかな?とは思ってるけどね。

ほら、ひなたちゃんが小学生の時一目ぼれしたアメリカ人の少年!

あの子が城田優になって、現れるんじゃないかと…??

<妄想ですが…>

初代ヒロインの安子さん。

ドラマの設定では、まだ60歳になったばっかりぐらい。

英陸は、最後に登場するんじゃないかと予想しております。

んで、誰になって出てくるか…

安子さん役は上白石萌音ちゃんだったから…その線で行くと…

宮崎美子さんになって出てくる????

4人目のヒロイン??

 

話を戻しましょ

で、なぜナレーションが城田優くんなのかといったら、「英語がしゃべれるから」なんでしょうね

『カムカム』の”作り”って、「チャロ」なんですよ。

ご存じない方も多いと思いますが、Eテレで数年間放送されていた『リトル・チャロ』という英語番組。

チャロという名の仔犬が、ご主人を探して長い旅をするアニメなのだけど、

ストーリー部分はほとんど日本語で、一部を英語でまとめるの。

『カムカム』と同じ…

ああ、実際、ラジオのほうで、『カムカム』とコラボした英会話番組、やってますよね。

つまり、『カムカム』は、最初のラジオ放送と趣旨は同じ。

英語普及番組なのだ!!

 あの番組が放送されていたのは、GHQによる占領期なんですよね。

日本人に英語を理解させる必要があった。

ドラマの中で、教材を映像化してあったのだけど、

ダイアローグの設定が、日本人の親子だったのよね。

「何気ない日常を題材として、親しみやすく…」なんて、さだまさしさん(本物は平川唯一氏)が解説してたけど、

違和感アリアリですよ!

何で日本人のお父さんと娘が英語で会話しとるんよ!!

今、考えると、それが占領政策だったんでしょうね。

 そして、最大の隠れテーマは…

アメリカへの憧れ

安子さんの夫・稔さんは戦争で死んじゃうんで、義理のお母さん(YOUさん)はアメリカさんを恨むけど、

もともと安子と稔は、英語が縁で出会い、ジャズ喫茶で愛を育み、

2人の子どもはルイ=アームストロングから名前をもらって「るい」と名づけ、

安子の幼なじみはアメリカ発祥の野球が大好きで、

安子さんが招かれた進駐軍のクリスマスパーティはとても華々しく、

アメリカも日本も、大事な人を亡くしたのは同じ、大事な人を懐かしむのは同じだと、

「きよしこの夜」に涙し、

進駐軍のアメリカ人はハンサムで優しくて、

るいちゃんに「I hate you!」と言われ、傷心の安子さんは、ロバートさんと一緒にアメリカに渡り、

大きくなったるいちゃんはアメリカにいる母を想うようになり、

るいの愛するジョーさんはサッチモに憧れ、いつかアメリカの空の下でトランペットを吹きたいと願い、

るいとジョーの娘のひなたちゃんは、サムライの黍之丞に憧れ、モモケンのファンなのに、

初恋はアメリカ人の少年で、彼としゃべりたくて、英語を習いたいと思う…

なんでしょね…確かに多くの日本人には、アメリカ・コンプレックスみたいなものはありますけどね。

ちょっと昔の人なら、外国人見たら、みなアメリカ人だと思ってましたけどね…

まったくね、日本人、英語しゃべれませんからね。

これだけ長く英語教育やってるのにね

そういえば、立ち消えにはなったけど、大学入試に、英語の民間試験を導入しようとしてましたねぇ…

小学校でも英語の授業、始まりましたねぇ…

でも、大学では、英米文学は最近、肩身が狭いみたいですよ。

一時期、文学部不要論、なんてありましたからねぇ…

さあ、なんのために、私たち日本人は英語を習わされるんでしょうねぇ…?

イギリスへの憧れは、あまり喚起されないのにねえ…

アメリカばっかり…

 

ひょっとして、アメリカによる占領政策は、今も続いているのでしょうかね…

回転焼き、食べたくなるよね…

熊本人だったら、蜂楽饅頭ね…



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あの時代 (RedStar)
2022-02-22 18:43:14
日曜夜8時は巨人戦のナイター見てたのでは。桃ちゃん野球少年だし。
いや、阪神戦でしょ (英陸)
2022-02-22 21:42:13
 RedStarさん

舞台は京都だからね、アンチ巨人ではないかと…
などとツッコんだりして…
いやいや、待てよ、
ジョーさんも変わった人だし、阪急ブレーブスのファンだったかも…
ひょっとして、南海ホークスか?!

あー、でも当時はパリーグの試合はほとんど中継がなかったしねぇ…
TVが一家に一台の時代、チャンネル争いはなかったのかな??

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