さて、はじめに触れたとおり今回はクロード・フランソワです。日本でのヒットはあまりなかったと思いますが、フランスでは60年代から78年の早すぎる死まで絶大な人気を持っていたエンターテイナーです。
私がクロード・フランソワを認識したのは、フランス・ギャルのシングルレコードを買うと当時のフィリップス所属歌手の顔写真が印刷された紙ジャケットからでした。クリード・フランソワとかレスリー・ゴーアなどが印刷されていましたが、曲を聴いたことはあまりなかったように思います。私が一番聞いていたのは文化放送の電話リクエストと蘆原英了さんの午後のシャンソン(中高生の頃はNHK第一で平日の夕方だったような記憶が)、パックインミュージック、土井まさるの深夜番組くらいなので、蘆原さんが取り上げない限りまず流れることはなかったはずです。
60年代のフレンチポップスといえば可愛い女の子が歌っているものだけでしたね、ですから同じようにジョニー・アリデイなんかもほとんど取り上げられませんでした。
その反面、「シャンソン」好きの方たちからは、こうしたフレンチポップスはいわゆる「シャンソン」じゃないような扱いでした・・・その辺は今でも変わりませんね、日本で「シャンソン」と言えばエディット・ピアフを始めとして50年代60年代のいわゆる歌謡曲的なシャンソンしか指していません。今回取り上げる『Chanson populaire』(流行歌)も蘆原さんが取り上げること自体珍しいでしょうか?
こうした狭間で、日本ではほとんど知られることなく、風呂場で感電して亡くなってしまったクロード・フランソワですが、エンターテイナーとしてはなかなかの存在です。
日本では、フランクシナトラの歌で知られている「マイ・ウエイ」は、元々はシャンソンでしかもこのクロード・フランソワが作曲したものだなんて、カラオケで「マイ・ウエイ」を歌っているオジサンの何人が知っているでしょうかね?
一説には、フランス・ギャルとの恋の破局(セルジュ・ゲーズブールに嫉妬したからとも?)をもとに作ったとも・・・とにかく、女性には手が早かったようですね。以前紹介したカレン・シェリルとも一緒に歌ったりしていますよ。
女性にもてたんでしょうな・・・
今回のビデオクリップを見ても・・・まあ、なかなかセクシーな女性を従えて・・・
最新の画像もっと見る
最近の「フレンチポップス(シャンソン)」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事