Visual & Voice + H のココロ

“感情移入できる映像”によって、新たな映像コンテンツの開拓、映像の可能性を追求するビジュアリスト・柚木公奈の想い。

公開する予定はなかったけど・・・

2014年08月31日 13時24分51秒 | 衝撃&オススメ
音楽の動画撮影の時、
最低でも2台のカメラで撮影する。
これが僕の最近の撮影の仕方です。

1台のカメラでけで撮影するより
どうしたって表現が立体的になるし、
演奏するミュージシャンが意図する
メリハリみたいなものも、
カメラが複数になることによって
伝えられると考えるからです。

それはつまり、
演奏に対して、撮影・編集する
僕の捉え方が映像に入る事にはなりますが・・・




それなのに、1台のカメラで撮影した
今春に行われた「第10回 お花まつり音楽会」。
毎年、神戸のお寺で行われるこのライブの撮影は
最初から人に見せるために撮影するのではなく、
10回目を迎えた音楽会の全体像をDVDにまとめ、
主催者のお寺の和尚にプレゼントするつもりでした。

でも、この音楽会のいいところのひとつは、
ミュージシャンたちの演奏の質が高い事。
リラックスしていながら、
演奏に集中しているのが伝わってくるのです。

なので、公開の予定がなかったのですが、
どうしても多くの人に観てもらいたい
曲と演奏に出会ってしまいました。


一曲目が井上としなりさんの『拍手』という曲。
たしか、こんな話の絵本があったと思うのですが、
絵本にもなる目線から訴える戦争の悲劇。
今の時代、広く知ってほしい内容と曲です。





2曲目が佐藤GWAN博さんの『わがんね』。
この音楽会のホスト・ミュージシャンであるGWANさんが
福島出身とは知りませんでした。
ただ、福島出身者だから歌える福島で生活している人々の
心情と、複雑な日常を曲にしています。
特に、都会に住むお偉い方々に、ぜひ聴いてほしい曲です。



Final Cut 10.1対応のマニュアル本は危険です。

2014年08月18日 07時43分41秒 | 衝撃&オススメ
この間、渋谷のアップルストアーに行って
マニュアル本を探そうと思ったら、
なんと、本の販売を止めていた!

この時、いや~な予感がしたんだよね~。
「こりゃ~きっと、
本に間違いとかが多いから売らなくなったんだ!」
と、すぐに理解したから。


実はここず~っと、マニュアル本に悩まされています。
新しく導入したFinal Cut Xのマニュアル本ですが、
読み始めて真っ先に誤植をいくつか見つけて
「やばい本かなぁ~?」
と、感じていたのですが、
案の定、マルチクリップを作るとこで、
いじる指示かないところを、実はいじらないと
マルチクリップは作れない、と
アップルのコールセンターに問い合わせて判明しました!

マルチクリップの環境が良くて
Final Cut Xを選択したので、ここの誤記は致命的!

その後も、ど~しても、先に進めなかった箇所があって、
かなりイライラしていました。
ま、本の通りといっても、画面表示が本と違ったりして
「これかな?」と勘で操作したところもあり。

あまりに、ニッチもサッチもなので、
「ひょっとして?」と、ネットで調べてみたら・・・


も~~~!
ひとつ事前にやらないといけない作業が
そっくり抜けていた~~~!


先週、版元には抗議のメールを送ったけど、
お盆休みなのか、返事は無し・・・。

Final Cut Xのマニュアル本を買おうとしている方へ、
10.1対応の本は数少ない(唯一?)ですが、
言葉足らずや画面表示の相違が多くて危険です。
10.1になってからFinal Cut Xに乗り換える方には
まあ、役に立たないといってもいいでしょう。
10.1以前対応の本を買って、
新しくなった箇所は、ネットで検索した方が良さそうです。

それぞれの立場で「新しい方法」を探している

2014年08月12日 12時17分55秒 | 衝撃&オススメ
先週末の曜日に行った、ガイアシンフォニーの
『第八番へのカウントダウン上映会』。



今回のゲストは佐藤初女さん。
足取りはおぼつかないところがあったけど、
お話はしっかりとしていて、
とても92歳とは思えない。
しっかりと満員の会場の笑いを取っていた。


そして上映作品が交響曲「第五番」
《宇宙は記憶を持っている》の回。
僕が一番好きな回だけど、
やっぱり今回も良かった!
アーヴィン・ラズロの話が秀逸!




こういうイベントが満員というのは
こんな時節に、とても心強い。
映画の中で元宇宙飛行士の
ラッセル・シュワイカートの妻が話していたように、
多くの人が、今、それぞれの立場で
「新しい方法」を探しているからだろう。
それに輪をかけて、龍村監督のしゃべりが
弱気になりかける心を奮い立たせてくれる
とても、“勢い”が生れ出てくる時間でした。


それにしても、龍村監督の編集はいいなぁ~
ホント、あり得ないつなぎ方をしてくる。
今回思わず、第五番のDVDを買ってしまった!