今年、私の乗鞍の夏は終わりました・・・
それは悪条件の中だったけれど
一の瀬園地も乗鞍岳も しっかり立ち会いましたよ ＾-＾
何十年も通い続ける私に
「まるでお百度参りだなぁ」 と友人は笑います。
大事な人たちとの思い出が溢れたここは
やはり 夏になると帰っていく場所なんですね。
どうしたことか 私の周りは早逝した人が多く
兄も そして大事な人も友人も
当時のメンバーで共に懐かしむ人は ごくごくわずかになりました。
でも 私は元気ですよ～ ～☆☆ と 乗鞍岳に挨拶して
相も変わらずスパークリングワインを供えましたよ。
ここは やはり何年たっても私のまほろばですね。
ここに来る前、松本電鉄の新島々駅あたりで
あづさ号の車体に似た電車に出会って
テンション↑ ↑ ｏ(*^▽^*)ｏ~♪ 。
その昔、登山している頃は松本から電車に乗り
新島々からバスに乗り換え上高地を目指したものですね。
電車の中で 井上靖氏の「氷壁」を読んだものです。
強く残っている一節は
もしかある日、
もしかある日、私が山で死んだら、
古い山友達のお前にだ、
この書置を残すのは。
おふくろに会いに行ってくれ。
そして言ってくれ、おれはしあわせに死んだと。
おれは母さんのそばにいたから、ちっとも苦しみはしなかったと。
親父に言ってくれ、おれは男だったと。
弟に言ってくれ、さあお前にバトンを渡すぞと。
女房に言ってくれ、おれがいなくても生きるようにと。
お前がいなくてもおれが生きたようにと。
息子たちへの伝言は、お前たちは「エタンソン」の岩場で、
おれの爪の跡を見つけるだろうと。
そしておれの友、お前にはこうだ―
おれのピッケルを取り上げてくれ。
ピッケルが恥辱で死ぬようなことをおれは望まぬ。
どこか美しいフェースへ持って行ってくれ。
そしてピッケルのためだけの小さいケルンを作って、
その上に差しこんでくれ。
いつの間にか 時は流れ時代も変わり
本格的な登山はやめてすそ野歩き・・・
その場所を愛する心だけが残りました。
奈川ダムから木曽経由で次へと向かう途中
こんな優しい景色が 「楽しんでね～ 」 と
言ってくれているように思いましたよ。
「まほろば」、よい言葉ですね。私の「まほろば」はさしずめ琵琶湖かしら。
また、ゆっくりとお訪ねさせて頂きます。今宵はこれにて。
見ていただいてありがとうございます。
yo-ｻﾝ のまほろばは琵琶湖なんですね。
琵琶湖畔に住んでまだ３年ですが
季節や時間ですごい景色に出会ったりして
私も琵琶湖の良さをひとつひとつ発見中です ＾-＾
良かったらまた見て下さいね。
ありがとうございました。
私も若い頃チョッピリ山登りをしました。
新島々から上高地へ…懐かしいです！
そして、この中の詩「もしかある日山で死んだら…」私事で恐縮ですが、夫から結婚前に貰った手紙の中に、この詩が書いてありました。
すでに、夫は他界してますが、yuzuさんのブログで「氷壁」という本の一節と知りました。
昔が思い出されて、コメントいたしました。
自分の事ばかり、失礼お許し下さい。
記事から懐かしい方を思い出して下さって
ほんとに光栄です ＾-＾
手紙にこの詩が・・・
ご主人は素敵な方ですね～ ＾-＾
yokohanagokoro さんも山がお好きだったのですね。
ピュアな時代と気持ちがあったこと
私も登っている頃を懐かしく思う時があります。
書いてくださって嬉しく思います。
ありがとうございました。m(__)m
時はどんどん流れても大切な場所は変わらないですね☆☆☆
氷壁の一節 深い意味合いをかんじました
ひまわり いいですね＾＾ｖ
ｐｉｋａｏさんの阪神愛と変わらないくらい大事に思っています ＾-＾
自分の中で これだけぶれないのはここくらいでしょうか。
そんな場所のある事を嬉しく思っています。
ひまわりも明るい表情の黄色でしたね (^O^)／