yuzuの記

優しい風に誘われて

大溝祭 湖西地方唯一の曳山祭り

2024-05-19 08:15:47 | 



大溝祭は、日吉神社(山王社、祭神・大山咋命)の初夏の例祭であり、

5月3日が宵宮、5月4日が本祭でした。

五基の曳山(巴(ともえ)・龍(りゅう)・寶(たから)・勇(いさむ)・湊(みなと))が出されて祭礼を彩っています。

結構激しい祭なので今年は宵宮の巡行だけ見てきました。




PM6.30頃になると続々と曳山が揃ってきます。

大溝港に五基の曳山が集合すると、

その提灯の灯りがびわ湖に映りこむ様子はなんとも幻想的な景色です。




その後、各町内を巡行へと出発していきます。

宵山巡行の各所で見られる辻回しは迫力がありますね。




「巴」が苦労して頑張っています。

見物客からも「がんばれ~ !!」の応援

見ている側も思わず力が入ります。




「どりゃあ~ !!」

渾身の力で若衆たちの見せ場です。




無事方向転換が出来た後のホッとした笑顔がいいですね。

祭りは中老が中心となりますが

この宵宮は、若衆がすべてを取りしきる若衆の祭りです。

日本のどこの祭もそうでしょうが

大溝祭も後継者不足からボランティアの若者たちが参加してくれています。

少子化と若者の関心不足から

毎年開催に向けては心配が尽きないようですね。




巡行は近江高島駅のガリバーがいるロータリーを回って

祭りはピークを迎えます。




ロータリーを回り終えた曳山が

後続の辻回しを見守る中、




無事5基がそろい組して、また港へと帰っていきます。

何トンもある曳山を若衆らが渾身の力で操る様子は迫力がありましたよ。




湖西地方唯一の曳山祭り、大溝祭の宵宮でした。


コメント (2)
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大溝祭 本祭 ( 滋賀県高島市 )

2023-05-20 07:06:10 | 

 

 

今日は「大溝祭」本祭の様子です。

 

 

お天気も良く晴れた青空に曳山が映えていいですね~ ^-^

AM9.00頃、総門前に5基の曳山が集結して

これから日吉神社まで村中を練り歩いて行きます。

 

 

道中、細い道もあったりでコーナーの引き回しは

体全体を使った力業で 前後10数人ほどの担ぎ手が奮闘します。

年々、担ぎ手が少なくなって一人一人の負荷は増える一方ですね。

 

 

あれれ、角を回ってすぐに右前輪が脱輪してしまいました。

はまった溝から出そうと、若衆が持ち上げようとしますが

なにせ900キロからの重さです。持ち上がりません。

そこは祭に慣れたおじさんパワーが「ほれ 代われ」と交代して

「おりゃあ~ ~ !!! 」

いっきに山を救出して拍手喝采~ ♪ 

流石ですね ^-^

この祭りはとにかくおじさんたちが元気です。

 

 

この祭りでは毎回けが人の出ることも珍しくないそうで

地元の人は、祭りにはつきものだね~ と笑います。

どうか無事に無事に・・・

 

 

村を練り歩いた曳山は 日吉神社の境内に再集結していきます。

 

 

無事そろい組です、艶やかですね~ 。

取りあえずいったんはお疲れ様です。

 

 

この後、いつもなら長い階段をいっせいに駆け上り

神輿を担いで下りて来るのですが

今年は激しい動きは禁止されて静かに上り

神輿はトラックに乗せられて下りて来るのだそうです。

 

 

まずは長老たちから静々と・・・

 

 

次いで担ぎ手など若衆が続きます。

 

 

コロナの影響もあり念のため取られた方法でしたが

この祭り独特の勇猛さは抑えられて

神輿が降りて来てからの勇壮な引き回しも中止で

子供たちが楽しみにしている餅まきで終わり

5基の曳山は自らの町内へと戻っていきます。

 

祭の会長の談話では

大溝祭400周年の歴史的な瞬間に立ち会えることを誇りに思うけれども

一方で年々祭に対する人々の関心は低下傾向にあり

また数年前から過疎化、少子高齢化の波が容赦なく押し寄せて

各山組では曳山の保存、囃子の継承、祭の運営自体が困難な時代にありながら

並々ならぬ苦労もある中、大溝祭を立派に守り盛り上げていくことが

私たちに課せられた使命であると 決意を寄せられていました。

 

私のふるさとのお祭りは もうとうの昔になくなっています。

どうぞ大溝祭、なんとか継承されますよう・・・応援

 

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大溝祭 宵宮 ( 滋賀県高島市 )

2023-05-16 08:33:33 | 

 

 

滋賀県の高島市勝野の日吉神社で

5/3 宵宮債、5/4 本祭、 5/5 後宴祭として

「 大溝祭 」が行われました。

「 大溝祭 」は湖西地方唯一の曳山の祭です。

勝野の5地区から 湊、巴、寶(たから)、勇、龍 の五基の曳山が出ています。

今日はその曳山の宵宮の様子を少しだけ ^-^

 

 

6時を過ぎて辺りがだんだん暗くなってくると

各町内に明かりが点り始めます。

宵宮では5基の曳山が

古式にのっとり太鼓、鉦の囃子で町内を巡っていきます。

 

 

先人たちの努力で継承されてきた「 大溝祭 」も

400周年の節目を迎えています。

コロナ禍でずっと中止だったので久しぶりの春祭りですね。

住民の皆さんも待ちかねていたことでしょう。

 

 

それでも今年は、念のため激しい動きは中止されているようですね。

 

 

花山の町内に徐々に集まって来た5基の曳山は

これから各町内を練り歩き

提灯の灯りがとても幻想的です。

 

 

当地では5月連休の初めにこのような祭が多く開催されるようです。

大小の規模で神輿が練り歩いている様子が

各地で見受けられました。

いざ、コロナからの脱却!! ですね~ 。

 

 

祭りは住民たちのパワーを結集した一大イベントです。

苦労や屈託を弾き飛ばして、

明日への希望の源になっていくような、そんな気がします。

 

 

片手で打っているので相当時間がかかってしまいました。

次回は本祭の様子ですが

投稿の鮮度が落ちているのが申し訳ないです。

また良かったらお付き合いくださいね。m(__)m

 

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大津祭 2022

2022-10-19 08:33:35 | 

 

 

コロナ禍でずっと中止されていた大津祭が

三年ぶりに開催されましたよ。

 

 

宵宮   10/8

  本祭   10/9  

本祭(  日 ) は10万以上の人出が予想されるので

夕刻から21.00までという宵宮にお邪魔しました。

写真右下に小さな子供たちが一心に鐘を鳴らしています。

ほんの幼いころから町内ごとに

祭りは引き継がれてるのですね。

 

 

町内のあちこちからお囃子の音が聞こえて来て

ああ 秋祭りなんだなあ~ と実感が湧いてきます。

 

 

大津祭は天孫神社の例祭で

国の重要無形民俗文化財に指定されています。

 

 

今年は通年、13基ある曳山から12基が参加していました。

其々が披露するからくりが注目を浴びています。

 

 

曳山は優雅で美しく時代を今に伝えているかのようです

 

 

中は狭いのでお囃子の演者も乗り出すように笛を吹いて

これもこの祭りの特徴でしょうか。^-^

 

 

至るところで民家の2階と曳山を繋いで

コンチキチンコンチキチン・・・

 

 

この日は丸いお月さまも参加して

 

 

最も「 いなせ 」な衣装だと思ったのが

この太鼓と笛のお兄さん ^-^

 

素敵な宵宮でしたよ~ ^-^

 

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大溝祭 (高島市) 400年祭 のフィナーレ

2019-05-23 11:47:07 | 

 

 

 高島市の大溝祭本祭もいよいよクライマックスです。

若者たちが日吉神社の石段を駆け上り

本殿の前での神事を終えてから

 

 

紋付袴に先導されて神輿を担ぎ降りてきます。

この日は琵琶湖テレビのクルーもやってきていて

なるほどな・・・と思う位置取りで撮影していました。

いつも思うけれどテレビのクルーって

ちょっとぽっちゃりさんが多いようですね(笑)

 

 

結構な石段を下りて来るので

担ぎ手も大変そうです。

 

 

 見ているこちらまで思わず力が入ってしまいます。

  

 

いったん鳥居の前までおろされた神輿は

神事が続けられ立ち会う男衆のたたづまいが

ああ昔の日本の男はこうだったんだ・・・

素敵です。☆☆☆

 

 

神輿の上に御霊が取り付けられて

神輿は渡御への万全のスタンバイに入ります。

 

 

なんという精悍さでしょうか。

ふたりの氏子に守られるように 

神輿は町内巡行へと出発する渡御の時を迎えます。

 

 

 渡御のはじめは「渡番町」から選任された神輿総宰領指揮による

勇壮な「馬場三回返し」の神輿振りからはじまります。

荒々しく力強い神輿の舞に

砂埃が舞い上がりテンションはMAXに !!

  

 

御神輿が町内巡行に出立ちすると、役員関と花山による紅白の餅まきが行われます。

袋や帽子など町民は少しでも多く拾おうと騒然として

この祭りで最も盛り上がった瞬間ですね。^-^

 

 

その後、曳山は賑やかに囃子立てて馬場を下って町内を巡行します。

 

ふるさとにこんな祭があるって幸いな事ですね。

子供のころから親しむのも恵まれているし

その時は興味がなくても

年とともに染み入るように我がふるさとの祭が

誇りに思える時がやってくるのでは・・・と

私は高島市民ではないけれど

400年も受け継がれてきたこの行事が

どうか若者たちの手で継承されますようにと願うことですね。

 

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大溝祭 (高島)今年は400年祭 ①

2019-05-20 17:40:10 | 

 

 

 アップが遅くなり鮮度が落ちたようで恐縮ですが

滋賀県高島市の 「大溝祭」 をご紹介しますね。

琵琶湖湖西やや北部の高島市には

江戸時代中期から行われている 「大溝祭」 というお祭りがあります。

5月3日が宵宮、5月4日が本祭りとして

今年は400年祭が盛大に行われました。

 

 

 各町内ごとに曳山があって

五基の曳山(巴(ともえ)・龍(りゅう)・寶(たから)・勇(いさむ)・湊(みなと))が

それぞれ出されて祭礼を彩っています。

各町内の山蔵を出て集合した曳山は日吉神社の総門前へと

順に笛や太鼓の囃子に合わせ移動していきます。

これには道中、町内の老若男女が参加して

皆で参加するお祭、そんな感じがしますね~ ^-^

直線コースはいいけれど・・・

 

 

 

何か所も何か所もある曲がり角では

前の曳手がせーの!!で曳山を持ち上げて

後輪を軸に90度回転させて、よいしょと下します。

大変な人力です。

 

 

見ているだけでこれは若い衆でないと無理だわ・・・

見ると曳山ごとにその役割は

若者たちが担っているようです。

肩や腕はあざだらけじゃないかと思うほどの力仕事ですね。

これだけ規模が大きいと担ぎ手も人不足で

毎年ボランティアを募集しています。

熱い祭の実感を味わいたい若者よ、是非参加を~ !!! ^-^

 

 

 無事日吉神社に到着した曳山は

順に馬場に並べられてこれから祭本番です。

 

 

紋付袴姿の長老たちも集まってきました。

いよいよ祭のクライマックスですね~ 。

去年は宵宮の行列を撮りに行きましたがこれも圧巻でした。

今年初めて本祭りを見学します。

知人によると 「迫力あるよ~ 」との事で

ワクワクドキドキしています。 次回に ^-^

 

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