1 : 以下、名... - 2011/10/12(水) 23:38:51.40 yM9+1pt70 1/35
佐天「レベル0のままでいいや……」
6 : 以下、名... - 2011/10/12(水) 23:50:34.58 +/+kssFT0 2/35
佐天「ううっ中卒レベル0じゃあソープにしか就職出来なかったよー!」
佐天「まあでもお仕事だもん。ガンバルっきゃないよね!」
佐天「よーし!やったるかー!」
店員「ルイカちゃん(源氏名)ご指名だよ」
佐天「指名ですか!?」
8 : 以下、名... - 2011/10/12(水) 23:52:22.93 +/+kssFT0 3/35
店員「初仕事頑張ってね」
佐天「緊張するなぁ・・・」
佐天「し、失礼しまーす?」ガチャ
佐天「ルイカ(源氏名)でーす☆よろしくお願いし・・・えっ!?」
美琴「ええっ?佐天さん!?」
佐天「御坂さんがどうしてここに!?」
11 : 以下、名... - 2011/10/12(水) 23:57:22.34 +/+kssFT0 4/35
美琴「なんでって、私はここの常連で・・・///」
佐天「そ、そうだったんですか・・・意外だなぁ」
美琴「な、ナイショよ?///」
佐天「アハハ・・・私もこんなところで働いてるのはみんなに言われたくないですしね」
美琴「じゃあお互い秘密ってことで」
佐天「えっと・・・するん、ですよね?///」
美琴「えっ?///あはは・・・///」
17 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 00:06:16.97 kGntLqRc0 5/35
美琴「そっか、私佐天さんのお客さんなんだよね?///」さわっ
佐天「んっ///御坂さん・・・?」
美琴「佐天さんのこと、好きにしても構わないんだよね・・・?///」もみっ
佐天「あっ///」ぴくんっ
美琴「ふふっ友達とお風呂入るだけ・・・ってのとも少し違うよね///」さわさわ
佐天「やっ///御坂さ・・・んんっ///」ピクピクンッ
美琴「佐天さん・・・いいえ、ルイカちゃん。可愛いわ///」ちゅぱっ
佐天「あぁ///御坂さ、ダメぇ///」ビクンッ
19 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 00:12:26.64 kGntLqRc0 6/35
美琴「ルイカちゃん初仕事なのよね?私がソープのテクニックを教えてあげるね///」ねと~
佐天「ひゃぁ///」ぞくっ
美琴「こうやって体をぬるぬるにしてお客さんをマッサージしてあげるのよ?」ねちょぉにゅるっ
佐天「んんっあっ///そんなとこ・・・さわっ・・・あっ////」ビクンッひくっ
美琴「~~♪」にゅるにゅるぬるぬる
佐天「あっ、あぁ///~~~~///」ビクビクンッ
22 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 00:17:26.27 kGntLqRc0 7/35
美琴「あら?ダメじゃないルイカちゃん♪
お客さんの私がルイカちゃんを気持ち良くしてどうするの?」クスクス
佐天「あぁ・・・ごめんなさ///」ひくっひくん
美琴「これはたくさんサービスしてもらわないと、ね?///」くちゅっ
佐天「はぁん///御坂さぁん///」ビクンッビク
美琴「すごく可愛いわよルイカちゃん//
/これからはあなたを指名させてもらうわね?///」にゅるっにゅるん
佐天「ハァハァ・・・よろしく、お願いします///」
23 : ウンコちんちんマン ◆WOzlYvh7m2 - 2011/10/13(木) 00:19:04.05 kGntLqRc0 8/35
こうして佐天さんは美琴専用のソープ嬢になった
終わり
25 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 00:21:48.01 tizpmhYx0 9/35
はァ?
26 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 00:23:17.05 /gzwo72HQ 10/35
おい
おい
34 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 00:57:59.29 T7qCe/eX0 11/35
上条「今日こそは、今日こそは思って早半年…」
上条「ようやくこのソープに来る事ができた」
上条「思えば長かった…」
上条「安い割りにいいサービスだって聞いたから、安月給の上条さんでも何とかなる金額」
上条「だから何度も来ようとした。なのに!!」
上条「行こうとすれば、やれ予約いっぱいだの、やれ大雨で閉店だの」
上条「我ながらついてなかったぜ」
上条「でも、今日は違う!!!」
上条「今俺はすがすがしい気分で店の前に立っているんだ!!!」
上条「ソープで開店待ちするというのは、なんとも微妙な気分だけど気にしない!!!」
オマタセイタシマシター、カイテンデス。
上条「お、ようやく開店か。ドキドキしてきた」
37 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 01:03:03.95 T7qCe/eX0 12/35
イラッシャイマセー
上条「あ、どうも」
トウテンハハジメテデスカ?
上条「はは、はじめてです!!」
オキャクサマ、コノミノタイプハアリマスカ?
上条「そうですねー(なんか素直にタイプ言うの恥ずかしいな)」
上条「うーん」
トクニナイノデシタラ、シンジンノコノコ。ルイカチャン、オススメデスヨ
上条「じゃ、じゃあ!!その子で!!!」
カシコマリマシタ。
47 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 01:12:18.01 T7qCe/eX0 13/35
佐天「御指名ありがとうございます。新人の涙華です。」ペコリ
上条「こ、こんにちは…(なんてかわいいんだ)」
佐天「あたし、今日が初めてなんで至らない点もあると思います……」
佐天「ご迷惑をおかけするかもしれませんが、一生懸命ご奉仕させていただきますね!!」
上条「あ、ああよろしく頼むよ」
上条(なんてこった、めちゃくちゃカワイイじゃねえか、それに謙虚だし……)
上条(まだ何もしてないのに嵌っちまうぞ、これ……)
佐天「(なんかすっごいみられてる……もしかして知り合い?)お客さん、ところで……座りませんか?荷物もありますし」
上条「そうだな、じゃあお言葉に甘えて(座るのさえ忘れるほど見とれてしまった)」
50 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 01:18:51.36 T7qCe/eX0 14/35
上条「今日が、初めてって言ったよね?」
佐天「はい、そうですよ」ニコリ
上条(やべっ!!殺人級の笑顔だ)
上条「もともとは何か別の仕事でも――」
ダキッ
上条「って、ええ!!??(いきなり抱きつかれた~~)」
佐天「こういうとこで前の仕事とか聞くのはルール違反ですよ」チュッ
佐天(がん見した後いきなり仕事聞くとか、やっぱ知り合いだったかな……どうしよ)
佐天(まあ、やるしかないか!!)
佐天「ね、お客さん?そろそろ脱ぎません?」
上条「は、はい!!」
51 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 01:23:26.94 T7qCe/eX0 15/35
上条(こんなにもタイプの子に……)
上条(いきなり抱きつかれてキスまでされるなんて)
上条(どうにかしちまいそうだぜ……)
上条「って、あれ?」
上条「俺いつの間に脱いだっけ?」
佐天「もう、何言ってるんですかー?」
佐天「お客さんがボーっとしてる間にアタシが脱がせてあげたんですよ」
上条「そ、そうか。ありがとな」ペコペコ
佐天「お礼はいいですから……」
佐天「早くアタシの服も脱がせてください///」
54 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 01:33:47.65 T7qCe/eX0 16/35
上条「じゃあ、お言葉に甘えて」スルリ
佐天「やっ!!はずかしーです///(やっぱ緊張する///)」
上条「って、ノーパンのノーブラなのかよ(まあ、その方がやる事早くできていいのかな)」
佐天「お客さん、改めてそう言われるとなんか恥ずかしいです」
上条(そういえば何年か前にそんな女の子が家にいた気もするけど……気のせいだよな)
佐天「あの、なにまたボーっとしてるんですか?お風呂はいりましょーよ」
佐天(またあたしの顔見て考えてる……やっぱしこの人知り合い??)
チャポン、ザザー
上条「ふー、やっぱ足伸ばせる風呂は最高だなー」
佐天「ですよね~」
56 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 01:40:13.49 T7qCe/eX0 17/35
上条「涙華ちゃんとこも狭い風呂なの?」
佐天「ええ、学生寮にそのまま住んでるんで」
上条「俺と一緒だな、俺もそのままなんだよ」
佐天「へーーそうなんですかー一緒で嬉しいです」ダキッ
上条「ちょ、そんな裸で密着されると……」
佐天「されると?なんですか??」ニコニコ
ムクムク、ムクムク。カメサンムクムク
上条「こういうことになっちゃいます……」
59 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 01:49:00.26 T7qCe/eX0 18/35
佐天「わー、アタシをみてこんなに大きくしてくれるなんて嬉しいな///」
上条(またそんな笑顔でそんなことを……やばい、理性が飛びそうだ)
上条「これは男の性というものでして……」
佐天「それじゃあ、早速」
佐天(お客さんの足を持ち上げて、腰を上げてっと)
佐天「いただきますね///」パクリ
上条「ふおっ!!!」ブルブル
上条(これが噂の!!潜望鏡!!!)
上条「る、涙華ちゃん……いきなりすごいね」
佐天「ふふふーー、ひもひひーれふか?」ペロペロ、チュパチュパ
上条「あふう」
61 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 01:55:08.76 T7qCe/eX0 19/35
佐天(気持ち良さそうにしてる……よーし、このまま)チャプン
上条「って、あれもう終わり?」
佐天「えへへ、終わりじゃないですよー」
佐天「次はこれです///」
佐天(おっぱいを両手で持ってっと)
佐天「えい!!」
上条「うおう!!」
上条(今度は、パ、パイずりかよ)
上条(このままじゃあ、暴発しそうだ……)
66 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 02:02:32.05 T7qCe/eX0 20/35
上条(このままイッたら絶対後悔する……上条さんは一日一発が限度なんだよ!!)
上条(そうだ!!)
上条「涙華ちゃん、おっぱい大きいね、何カップなの?」
佐天「ふふ、やっぱ気になりますー?」プルプル
上条「気にならない男なんていませんよ」
佐天「おとこのひとって、ホント胸しか見ませんよねー」ズリズリ
上条(やばい、会話してたら暴発阻止できるかもと思ったが)
上条(涙華ちゃん上手すぎる)
上条(どうにか阻止しないと……)
69 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 02:08:13.32 T7qCe/eX0 21/35
上条「あのさ……」ブルブル
佐天「どーしました?お客さん?」ニコニコ、ズリズリ
上条「もしよかったら、そのきれいなおっぱい」
上条「さわらせてもらっていい……かな?」
佐天「ふふーん」ズリズリ、プルプル
上条「あ、あの。涙華ちゃん?」
佐天「……」ズリズリプルプル
上条「……」ビクビク、フルフル
佐天「ダメですよ」
71 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 02:12:54.52 T7qCe/eX0 22/35
上条「えっ?どうして?」
上条「ここそういうお店だよね?」
佐天「そうですよー、そういうお店ですよ」スリスリ
上条「じゃあ、なんで――――はっ、わかった!!」ピキーン
上条「涙華ちゃん、おっぱい敏感なんでしょ!?」
佐天「ふふふ、たしかにあたしおっぱい弱いですよー」プルプルズリズリ
佐天「でも、それが理由じゃないんですよねー」ニコニコ
上条「じゃあ、なんで?」
佐天「お客さん、イキそうなんですよね??」ニヤリ
74 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 02:23:33.92 T7qCe/eX0 23/35
上条「どど、どーしてそれを!?」
佐天「だって」
上条「だって??」
佐天「ローションも何も使ってないのに、こんなにヌルヌルしちゃってますもん」
佐天「だから、わかっちゃいますよー」すりすり
上条「ああ、そんなにしたら、もう……」
上条(やばい、もうほんとに限界だ!!)
佐天「もう?なんですかーー??」ニコニコ、プリュプリュ
上条「あ、やば、イクッ!!!ああ!!」
ビュルンビュルン、ドッピュンドッピュン、
佐天「ひゃ、凄い勢いっ」
ビュンビュン、ドックンドックン
――――――ドクッドクッ。
上条「ああああああああ」
カメサン、シンナリ
79 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 02:34:50.68 T7qCe/eX0 24/35
上条「はあっ、はあっ」ブルブル
佐天「盛大にいっちゃいましたね//」ニコリ
上条「あ、ああ。結構たまってたから……」
佐天「それにしても、だいぶ飛んじゃいましたね」ネチャネチャ、ベトベト
上条「顔かけちゃって、ごめんな」
上条(顔射できるとかラッキー)
佐天「いいんですよ。お客さんが気持ちよくなるのが一番ですから!!!」マンメンノエミ
上条「//////////」
佐天「えへへ、でもちょっとこのままだと精液垂れてきちゃうんで、拭きますね」
上条「ああ、面倒かけてスマン」ペコリ
佐天「面倒なんかじゃないですよ」ペロペロ
上条「ペロペロって、涙華ちゃん!!」
佐天「」ペロペロ、ゴックン
上条「る、涙華ちゃん……」
佐天「ふふーん、飲んじゃいましたーー///」
82 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 02:40:53.02 T7qCe/eX0 25/35
上条(感激だー、こんなカワイイ子が俺のを飲んでくれるなんて!!!)
上条(もう死んでもいいや……)
佐天「ところで、お客さん?」
上条「ん?」
佐天「時間まだありますけど、どーします?」
上条「うーん、どーしたもんかな」チラリ
佐天「どーします??」ニコニコ、チラリ
二人の視線→カメサン→シンナリ
上条(ああ……)
佐天「とりあえず、何か飲みましょうか」ゴソゴソ
上条「ゴメン、なんか情けなくて……」ガックシ
佐天「いえいえ、そんんことないですって!!はいどうぞ、お茶です」
85 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 02:47:26.32 T7qCe/eX0 26/35
上条「はーー、生き返るーー」グビグビ
佐天「いい飲みっぷりですねーー」
上条「最近は変なジュースもなくなったから、安心して飲めるしな」
佐天「ほんとですよねー、前は変なのばっかでしたもんね」
上条「あの時期だけだったからよかったものの、ホントひどかったよ、あの頃は……」
佐天「わかりますわかります……あ、でも」
上条「でも?」
佐天「アタシの友達にはなんか物好きが多かったんですよねー」
佐天「いちごおでんが大好物!!!とか言ってましたもん」
上条「いちごおでんって、あのいちごおでん!!??」
佐天「はい」
上条「ないわー、それは」
佐天「ですよねー」
88 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 02:56:44.71 T7qCe/eX0 27/35
佐天「ところで、お客さんって結婚されてますよね?」
上条「ああ。ってなんで分かったの?」
佐天「だって、それ」
佐天「結婚指輪ですよね??」
上条「あ」
佐天「あ?じゃないですって、おもしろいなあお客さん」ニコニコ、チュッ
佐天「カワイイ奥さんいるのに、こんなとこ来ちゃって、いーけないんだー」
上条「うーー。キスされながら言われてもなあ」
佐天「えへへー、奥さんより好きになっちゃダメですよーー」
上条「そそ、そんなこと!!!」
90 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 03:01:46.93 T7qCe/eX0 28/35
上条「あるかも……」
佐天「え、じょじょ、冗談ですよ?」
上条「……」
佐天「あの、お客さん??」
上条「結婚してはいるんだけどさ……あんま上手くいってなくてよ」
佐天「……(どうしようこの空気)」
上条「あいつとは学生の頃からいろいろあってさ……」
上条「それで卒業してからもいろいろとあって、あるとき気付いたんだ」
佐天(どうしよう、なんか語り始めた!!)
上条「俺、あいつのことが好きなんだって!!」
上条「それからは俺がごり押しして結婚したんだ。でも……」
91 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 03:09:23.72 T7qCe/eX0 29/35
上条「結婚する前から俺の事追っかけまわしたりするし、嫌いなのかなっと思ってたんだ」
上条「でもプロポーズしたときは指輪も涙で受け取ってくれたし」
上条「こいつと結ばれてよかった、って本気で思った」
上条「でも、良かったのはその時だけで最近はまた一緒に居てもつれなかったりで……」
上条「それで、こういうとこに来ちまった……」
佐天(ど、どうしよう)
佐天「お、お客さん?お茶でも飲んでちょっと落ち着いてください?」
上条「ああ」ゴクリ
上条「そういえば、さっきの話の続きにもなるけど、よくあいつ自販機蹴飛ばしてたな」トオイメ
上条「蹴飛ばすだけじゃなくて電撃うったり……よく捕まらなかったもんだぜ」
佐天(え!?)
92 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 03:15:26.51 T7qCe/eX0 30/35
佐天(それってまさか……)
佐天(いや、まさかそんなはずはない……)
佐天(よね?)
上条「すまねえな、なんか変な話しちまって」グビグビ
佐天「……」
上条(ああああああ、こんなつもりじゃなかったのに!!!!)
上条(なんでこんなこと話したんだ俺!!賢者タイムの馬鹿野郎!!!)
上条「ごめん、時間まだあるけど、帰るわ俺」
佐天「…………あの」
上条「ん?」
佐天「お客さんの奥さんって、御坂さんですか!?」
94 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 03:21:52.10 T7qCe/eX0 31/35
上条「えっ、なんで?」
佐天「やっぱり……」
佐天「あたし、御坂さんとは学生時代よく遊んでたから知ってるんですよね」
上条「……そ、そうか」
佐天「……」
上条「……」
上条「美琴は……御坂は、俺のこと嫌いなのかな??」
上条「って何聞いてんだろう俺……ごめん涙華ちゃん」
佐天「……」
上条(あーあ、せっかくいい子見つけたのに、もう来れないな……)
佐天「きっと……」
上条「え?」
佐天「きっと、素直になれてないだけだと思いますよ?」
96 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 03:27:18.94 T7qCe/eX0 32/35
佐天「御坂さんって、可愛いもの好きでロマンチストですっごく子どもっぽいんですよね」
佐天「なにかあったらすぐ突っ走っちゃうし……」
佐天「そして、本当に素直じゃないです」
佐天「最近はあまり会ってないですけど、いまもあまり変わらないと思ってます」
佐天「だから、お客さんにそういう態度取るのって、きっと……」
上条「……きっと……?」
佐天「幸せすぎて、その裏返しなんだと思います。だから、自信持って愛してあげてください」ニコリ
上条「涙……華ちゃん……」グスリ
97 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 03:34:13.17 T7qCe/eX0 33/35
上条「ありがとう……」
上条「なんか、勝手にしょうもないこと話しちまって迷惑なはずなのに」
上条「真剣になってもらって……ほんとに涙華ちゃん、ありがとう」
佐天「いえいえ、あたしはこんなことくらいしかできませんから」
上条「そんなことない!!」
上条「涙華ちゃんは、可愛いし良い身体してるし、エロいし、相談に乗ってくれるし……」
上条「立派だと思うぜ!!」
佐天「//////」
佐天「あ、ありがとう……ございます……」
上条(わ、照れた顔もかわいい)
佐天「でも、ひとを褒めるときにエロいってのは要らないと思いますよ」ニコリ
99 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 03:42:57.52 T7qCe/eX0 34/35
ジリリリリリリリリリ
上条「あ、この音は」
佐天「……時間……ですね」
上条「そっか、残念だけど……さよなら……だな。もう会うことは無いと思うから言っとく。本当にありがとう!!」
佐天「えっ?何言ってるんですか、また来てくださいよね」ダキッ
上条「で、でも……知り合いって分かるとなんか気まずくない?」
佐天「あたしの身体にもう夢中なくせに、何言っちゃってるんですかー。もう!!!」チュッ
上条「う!!!」
佐天「それに……」
佐天「御坂さんが生理の時とか、妊娠したりした時はお客さん困っちゃいますよね?」
佐天「だから、そういう時は、ぜひ来ちゃってください!!!」
上条「い、いいのか?」
佐天「ええ、もちろん!!!ってか、今日すぐお客さんイっちゃったから物足りなかったなー。なんてね」
上条「!!!!」
佐天「ただ、御坂さんには内緒にしといてくださいね、あたし殺されちゃいますから」
103 : 以下、名... - 2011/10/13(木) 03:56:00.90 T7qCe/eX0 35/35
上条「わかってるわかってる。ていうか風俗行ってることをカミングアウトするとか考えられねえよ」ヒヤアセ
佐天「ですよねー」ニコニコ、チュッ
上条「じゃあ、俺帰るわ」
上条「またな!!」
佐天「ええ、またです。今度は////最後まで/////しましょうね/////」
上条「//////おう!!!」
――――――――――
これがソープ嬢『涙華』の最初の仕事であった。
偶然か、はたまた運命か、共通の知り合いを持つという数奇な組み合わせであったが
そのことは決して悪い方向に進まず、むしろ両者にとって良い形で還元した。
佐天はこの件でソープ嬢としての自信を持った。
そしてその美貌やテクニックはもちろん。相手のことを真剣に考え的確に悩みを解決に導くトークが受け、
あっという間に店のNO.1へと上り詰めていき、ついには全国的にもその名を知らしめたという……。
佐天「ソープで指名NO 1になれる能力かぁ……」
終わり。
1 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 10:51:56.40 ORFSRcSHO 1/49
初春「佐天さん。システムスキャンの結果はどうでした?」
佐天「うん。レベル3の能力に目覚めたよ」
初春「いきなりレベル3ですか?凄いですね」
佐天「うーん。でも、よくわからない能力なんだよね」
佐天「SSスレの打率を3割にする能力らしいんだけど」
初春「SSってなんですか?」
佐天「そこからわからないんだよ」
初春「うーん。ちょっと調べてみますね」カタカタ
4 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 11:02:39.16 ORFSRcSHO 2/49
初春「SSというのは、文芸創作ジャンルの一種ですね」
初春「にちゃんねるのニュース速報VIPというところで、特に流行っているみたいですよ」
佐天「どれどれ」
佐天「へー。なんだか小説みたいだね」
7 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 11:16:24.31 ORFSRcSHO 3/49
初春「SSとは、一説によるとショートストーリーの略らしいです」
佐天「短編小説みたいなものか。でも一説って?」
初春「違う説もあるみたいです」
初春「サイドストーリー、ショートショート、セガサターン、スプラッシュスター」
佐天「うーん。よくわからないなあ」
初春「固定の概念がないようです」
初春「大根と同じですよ。食べるか入れるかは人それぞれ、ということですね」
8 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 11:17:19.66 HdDTNZUD0 4/49
入れる....?
9 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 11:19:40.45 QpZzpO660 5/49
どこに……?
15 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 11:25:50.73 ORFSRcSHO 6/49
佐天「確かに、小説とはちょっと違う感じだね。地の文ないし、セリフの前に名前が付いてるし」
初春「台本形式という奴ですね。SSは、その体裁で書かれたものが多いらしいです」
佐天「この、後ろのカタカナは?」
初春「擬音だと思います」
佐天「擬音かー。なんだか漫画みたいだね」
20 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 11:35:04.30 ORFSRcSHO 7/49
佐天「あ……」
初春「どうしました?」
佐天「なかなか続きが書かれないと思ってたら、スレが落ちちゃった」
初春「よくあることみたいですよ」
佐天「面白かったのになー」
初春「あっ。このことじゃないですか?」
佐天「何が?」
21 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 11:41:02.70 ORFSRcSHO 8/49
初春「佐天さんの能力ですよ。佐天さんの見ているSSが無事完結する確率が3割なんじゃないですか?」
佐天「ええー?そうなの?なんかショボイ能力だなあ」
初春「統計を取ってみないことにはわからないですけどね。もっと見てみましょうか」
佐天「うん」
24 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 12:02:11.73 ORFSRcSHO 9/49
初春「どうやら、最終的に佐天さんが満足するSSが、現行で張り付いていた場合3割ということみたいです」
佐天「完結しててもつまんない奴も多いんだね……」
初春「本文がよくても、後書きや合いの手で興醒めするのもですね」
初春「糞スレが延びてる理由もわかりませんし」
初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴もなに考えてるんですかねえ」
初春「独自性出せないなら創作やるんじゃねえっつーの」
初春「臭すぎて鼻が曲がるわ」
佐天「初春?」
25 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 12:07:39.52 QpZzpO660 10/49
初春さん自分のSSが伸びないからって……
28 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 12:14:54.68 ORFSRcSHO 11/49
佐天「この能力って何かの役に立つのかな」
初春「運命操作ですからねえ。役に立つかどうかはわかりませんが凄い能力だと思いますよ」
初春「せっかくの能力ですし、鍛えてみたらどうです?」
佐天「うーん。どうやって鍛えたらいいんだろう」
初春「合いの手入れたり、SSを書いたりすればいいんじゃないですか?」
佐天「私文章書くの苦手なんだよねー」
初春「大丈夫ですよ。私も協力しますから」
こうして、佐天さんと初春の特訓が始まった!
31 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 12:22:46.14 ORFSRcSHO 12/49
初春「なんですか?このダキツキッというのは」
佐天「え?擬音だけど」
初春「こんな擬音ありませんよ。どんな擬音ですか」
初春「だいたい、佐天さんは擬音を使いすぎです」
初春「要所要所で効果的に使うんですよ。佐天さんは全てのセリフの後ろに付けてるじゃないですか」
35 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 12:38:40.86 ORFSRcSHO 13/49
初春「擬音以外もおかしいです」
佐天「どこが?」
美琴「私の超電磁砲を食らいなさい!」コインウチダシッ
上条「無駄だ!」コインウケトメッ
美琴「なっ!?私の超電磁砲を受け止めた!?」
美琴「だったら、今度は高速振動する砂鉄の剣で!」キリカカリッ
上条「無駄だ!」サテツバラッ
美琴「なっ!?砂鉄の剣がただの砂鉄に戻った!?」
39 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 12:43:49.27 ORFSRcSHO 14/49
佐天「おかしくないじゃん」
初春「おかしいですよ。この後も似たやり取りが10回くらい続くじゃないですか」
佐天「いやー。戦闘シーンどうしたらいいかわからなくて」
佐天「でも、導入のところはよかったでしょ?」
初春「導入ってこれですか?」
43 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 12:53:23.87 ORFSRcSHO 15/49
美琴「あいつが私の気持ちに気付いてくれない……」シュン
美琴「ぐすっ……私……嫌われてるのかなあ……」ナミダポロポロ
美琴「だいたい、なんであいつは私の気持ちに気付かないのよ!」イライラ
美琴「つーか、見境なしにフラグ建てすぎでしょ!?」
美琴「なんだかムカついてきたわ……」ムカムカ
美琴「こうなったら、実力であいつを私のものにしてやる!」ダッシュ
佐天「いい感じでしょ」
初春「どこがですか」
46 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 13:03:39.18 ORFSRcSHO 16/49
初春「御坂さん独り言言いまくりじゃないですか」
佐天「だって、状況説明しないといけないじゃん」
初春「そういうのは、会話から読みとらせるんですよ」
初春「もちろん、会話も自然な内容じゃないといけません」
初春「読んでる側に伝えようとしすぎなんですよ」
佐天「難しいなー」
佐天「あ、最後の擬音どう?奪取と掛けてるんだけど」
初春「寒すぎますね。首吊った方がいいですよ」
佐天「むむむ」
50 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 13:14:01.55 ORFSRcSHO 17/49
初春「読みやすさやテンポのよさを意識するといいですよ」
初春「佐天さんのSSは今のワンピースです。昔のアラバスタ以前のワンピースを意識しましょう」
佐天「セル編のドラゴンボールの方がテンポよくない?」
初春「それでもいいですよ」
55 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 13:22:21.41 ORFSRcSHO 18/49
そうこうする内に佐天さんのSSは完成した!
佐天「やったー!書けたよー!」
初春「よかったですね」
佐天「初春ありがとう!早速投下してみるね!」
初春「あ、佐天さんのパソコンだとレベルが足りないから無理です。私のパソコン使って下さい」
佐天「うん」
62 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 13:27:42.59 ORFSRcSHO 19/49
佐天「うーん反応イマイチだなあ」
初春「それはそうですよ」
初春「そもそも、佐天さんは面白いと思いましたか?」
佐天「うーん。よくわかんない」
63 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 13:35:49.09 ORFSRcSHO 20/49
初春「確かに私が監修したことにより、佐天さんのSSは痛くなくなりました」
初春「でも、元の話がつまらなかったら、いくら体裁を整えようが面白くなるわけありませんよ」
初春「むしろ、元のSSの方が食いつきはよかったでしょうね。叩かれまくったでしょうが」
佐天「えー?じゃあ、どうすりゃ面白いSSが書けるんだよー」
67 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 13:41:29.40 ORFSRcSHO 21/49
初春「決まってますよ。佐天さんが自分で面白いと思える話を考え付いた時です」
佐天「そんなの無理だよ」
初春「無理じゃありませんよ。意識の問題です」
佐天「意識?」
74 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 14:25:56.46 ORFSRcSHO 22/49
初春「一つ目に意識すべきなのは、何を伝えたいか、です」
初春「その文章の主題という奴ですね」
佐天「なんだか難しそうな話だ……」
初春「そんなことないですよ」
75 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 14:31:35.78 ORFSRcSHO 23/49
初春「佐天さんが私のスカートをめくるのはなんでですか?」
佐天「そりゃあ、初春のスカートがそこにあるからさ」
初春「そうですか」
初春「じゃあ、私が本気で怒ったり泣いたりしても、佐天さんは私のスカートをめくりますか?」
佐天「え……?い、いや、めくらないよ」
76 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 14:35:09.46 ORFSRcSHO 24/49
初春「つまり、私のスカートをめくるのは、佐天さんにとって目的ではないんですよ」
初春「なんでめくるんですか?」
佐天「え……ええ~……?何この公開処刑……」
初春「早く答えてくださいよ」
佐天「う、うん……」
77 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 14:42:57.91 ORFSRcSHO 25/49
佐天「えっと……初春の反応がかわいいから、かな」
佐天「その、初春にぽかぽかされる間柄が好きというか」
佐天「き、嫌いな訳じゃないよ!」
初春「ありがとうございます。私も佐天さんのこと、好きですよ」
初春「だから、佐天さんに喜んで貰えるよう、毎回大人しくスカートめくられて、ぽかぽかしてるんですよ」
佐天「え……ええ~……」
佐天「あの、スカートめくるのやめた方がいい?」
初春「やめなくていいですよ」
佐天「う、うん」
78 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 14:52:03.93 ORFSRcSHO 26/49
初春「何を読んでる人に伝えたいのか?それをまずはっきりさせましょう」
初春「それによって、書き方が変わってきますからね」
初春「自分の目的を正確に理解することは、生きる上でも大切ですよ」
佐天「うん……」
79 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 14:57:50.59 ORFSRcSHO 27/49
初春「もう一つは、自分の書けることを見極めることです」
初春「リアリティの有無ですね」
佐天「リアリティって……、バトルものって大抵嘘バリバリじゃん」
81 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 15:04:37.45 ORFSRcSHO 28/49
初春「事実とリアリティは違います」
初春「読んでいる人を納得させられるか、引き込めるかどうか、です」
初春「嘘臭いキャラに魅力はありません」
佐天「そうかなー。私、クズ春ものとか好きだけどな」
佐天「ああいうのはリアルっぽくないよ?」
82 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 15:12:01.50 ORFSRcSHO 29/49
初春「それは、書いてる人が、読んでる人にそう思って貰えるように書いてるからいいんですよ」
初春「駄目なのは、書き手の意図から外れた読まれ方をされてしまう場合です」
初春「糞つまんねえSSの半分は、書き手と読み手の、そのSSに対する認識のズレが原因です。哀れですね」
85 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 15:23:58.17 ORFSRcSHO 30/49
佐天「そんなこと言ったってさー」
佐天「じゃあ、何書いたらリアリティ出せるの?」
初春「そうですねえ。文章を書くことに慣れていない内は、実体験をネタにするといいですよ」
佐天「実体験て……例えば?」
初春「何でもいいですよ。ただ、誰でも知ってることは、書く意味がないので避けるべきですね」
佐天「私の友達が変わってるとかいう話はどうかな」
初春「いいじゃないですか。白井さんですか?」
佐天「うん、まあそんなとこ」
89 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 15:32:28.13 ORFSRcSHO 31/49
初春「まあ、そこまでやっても上手く行かないのがSSなんですけどね。気の迷いなんてものもありますし」
初春「今の佐天さんが面白いSSを書けるとしても、恐らく打率3割と言ったところでしょう」
佐天「3割かー。外れたたらイヤだなあ」
初春「外したSSを後で読み返すと死にたくなりますよ」
佐天「へえ。詳しいねえ」
初春「私はSSなんて書いたことないですよ?」
佐天「いや……聞いてないけど」
91 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 15:40:24.35 ORFSRcSHO 32/49
初春「まあ、これで佐天さんも、SSを書くために最低限必要な知識が身に付いたはずです」
初春「あとは実践あるのみです。能力を延ばせるかどうかは佐天さん次第ですよ」
佐天「ありがとね!沢山読んで、沢山書いて、能力を鍛えてみるよ!」タッタッタッ
初春「現行以外のスレはログ速で読むのがお薦めですよー!」
94 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 15:45:51.28 ORFSRcSHO 33/49
黒子「初春、知ってます?例のアレ」
初春「アレじゃわかりませんよ。どれのことですか?」
黒子「んもう!謎の集団ネット中毒事件のことですわ!」
初春「あー、はいはい、アレですね」
97 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 15:53:25.27 ORFSRcSHO 34/49
黒子「ネットサーフィンのし過ぎによる意識不明者が、この1ヶ月で300人以上」
黒子「そして、被害者は誰一人として意識が戻っていない……」
初春「物騒な話ですねえ」
99 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 15:59:00.41 ORFSRcSHO 35/49
黒子「初春。あなたは仕事柄ネットに触れる機会が多いんですから、注意してくださいまし」
初春「わかりました」クロコー! クロコー!
初春「あ、白井さん電話鳴ってますよ」
黒子「お姉様からですの」ピッ
黒子「黒子ですの」
101 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 16:11:41.39 ORFSRcSHO 36/49
黒子「お姉様が倒れた?お姉様落ち着いてくださいまし」
黒子「何?私はお姉様じゃない?1万人の妹も管理人以外全員倒れた!?」
黒子「お姉様に妹様たちがいらしたんですの!?私が全員介抱しますの!!場所はどこですの!?」
黒子「もしもし!?もしもし!?」
黒子「切れてしまいましたの……!!」
初春「はあ」
102 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 16:20:19.75 ORFSRcSHO 37/49
黒子「お姉様ー!!!」パッ
固法「やっとうるさいのがいなくなったわね」
初春「そうですねえ。……ん?」
初春(そう言えば……佐天さんが能力に目覚めたのは1ヶ月少し前……)
初春(まさか……!)
初春「すみません!私も出てきます!」
103 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 16:26:43.71 ORFSRcSHO 38/49
初春「佐天さん!」
佐天「お、初春。丁度新作の書きためが終わったところ」
佐天「なん最近調子よくてさ。書きたいネタが次から次へと湧いてくるんだよ」
初春「そ、そのSS読ませて下さい!」
佐天「いいよー」
105 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 16:35:39.78 ORFSRcSHO 39/49
初春「くぅっ……!?」
初春(お、面白い!ゲスなあの人と哀れな御坂さんの対比が絶妙過ぎ!)
初春(と思ったら、こっちのSSは濃厚エロス!?うう……!妄想が刺激される!)
初春(そ、そして……この胸の内からこみ上げてくる衝動は……!!)
106 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 16:40:10.95 ORFSRcSHO 40/49
初春「ペ……ペン……を……」
佐天「ペン?はい」
初春「はあ……!はあ……!」
初春「ハアッ!!!!」ズンッ
ブシャアアアアアアアア
佐天「初春ー!?何やってんの!?」
107 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 16:52:04.47 ORFSRcSHO 41/49
初春「ぎ……ギリギリでした……」
佐天「アウトだよ!自分の体を大事にしてよ!」
初春「ハァハァ……私は大丈夫です」
初春「それより、佐天さんは集団昏睡事件を知っていますか……?」
佐天「う、うん。ネットのし過ぎて意識不明になるって奴でしょ。ネットにはまる原因は不明だとか」
佐天「でも、なんで急にそんな話を……?」
初春「原因がわかったんですよ。佐天さんのSSが原因です」
佐天「ええー!?」
108 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 17:04:04.33 ORFSRcSHO 42/49
初春「佐天さんの書くSSは面白すぎます。面白すぎなんです」
佐天「そ、そう?いやー、面と向かって言われると照れるね」
初春「笑い事じゃないですよ。中毒性が強過ぎるんです」
初春「佐天さんのSSを読んだ人は、佐天さんのSS依存症になってしまうんですよ」
初春「だから、VIPから目を離すことが出来なかったんです」
初春「そしてその結果、意識不明の重体に……」
佐天「そ、そんな……」
110 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 17:10:22.77 ORFSRcSHO 43/49
初春「不幸中の幸いなのは、まとめブログに拾われていないことですね。本スレとは見てる人数が桁違いですから」
佐天「そ、そうか。管理人も気絶しちゃってるから」
佐天「ということは……この1ヶ月で更新が止まったブログは……」
初春「間違いありません。佐天さんが原因です」
佐天「そんな……」
112 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 17:17:02.75 ORFSRcSHO 44/49
初春「いくらVIPが糞の集まる社会のゴミ溜めといっても、被害者が多すぎます」
初春「学園都市だけで300人以上ですからね。全国ではそれ以上になるはずです」
佐天「そんな!どうしたらみんなを助けられるの!?」
113 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 17:27:00.69 ORFSRcSHO 45/49
初春「被害者が昏睡状態から回復しないのは、佐天さんの能力が影響している可能性が高いです」
初春「能力を止めることは出来ないんですか」
佐天「止め方なんてわかんないよー。発動している自覚自体ないし」
初春「仕方がないですね。ツンツン頭の人にどうにかしてもらいましょう」
佐天「そうか。上条さんならどうにかしてくれるはず……!」
114 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 17:37:08.96 ORFSRcSHO 46/49
上条「そうだったのか……」
初春「そうなんです」
上条「わかったよ。ビリビリのため、御坂妹のため、一方通行のため、……何より、佐天さん君のため!」
上条「俺が君を止めてみせる……!」ギリ…
佐天「あ、あの、出来れば優しく」
上条「うるせえ!(略)」
上条「そげぶ!!!」ブンッ
佐天「きゃあああああ!」グシャアアアア
116 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 17:47:12.31 ORFSRcSHO 47/49
こうして、事件は解決しました。
佐天さんはその後、意識を取り戻したというモヤシ(トンガリのダチ)によって、能力を封印されました。
脳を複雑にいじったので、二度と能力を使えることはないそうです。
永遠のレベル0です。
119 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 17:58:38.01 ORFSRcSHO 48/49
初春「佐天さん……元気出してくださいね」
佐天「ありがと初春」
佐天「なに、私は落ち込んでないよ」
佐天「無能力者でも構わない」
初春「佐天さん?」
120 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/05(日) 18:03:29.75 ORFSRcSHO 49/49
佐天「能力が消えてから自分のSS読み返したら、つまらなすぎて死にたくなったけどさ」
佐天「でも、あの時の熱い思いは、私の胸から消えてない」
佐天「私……小説家になるよ!」
初春(佐天さん……)
初春「……はい!」
初春「佐天さんなら絶対なれますよ!」
おわり
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