国道153号線から高遠町へ向かう国道361号線沿いにその店は存在する。店の造りは中華風で屋根瓦からしてその趣きは違う。
座敷に座り、メニューを広げるもどれを選んでいいかは解らない。何せ、未知との遭遇の味なのだから・・・。
一人はノーマル味のローメンを注文。私とあと一人はノーマル味のローメン定食を頼む。(定食には和風カレーうどんが付いていた。)
出て来たのは太麺焼きそばに羊肉を使ったとろみ炒め(八宝菜風)である。目の前にあるのは完成品ではない。それにそれぞれが味付けをして食するいう食べ物なのだ。テーブル脇には酢、ラー油、生姜、ソース、胡椒などの調味料が置かれ、順番を待っている。そこに添えられたラミネート版に入れられた手順書に従って、それぞれ味付けをする。少しずつ、調味料を加えていき、好みの味に調整するのはムチャ怪しい所作だった。
味わいは一言で言えば、ワ・カ・ラ・ン。皆、胃口同音に唱えるのであった。
このローメンはここの創業主が戦後の物が無い時に発明し、今では伊那の名物と言われている。そして、街道沿いのあちこちに看板が出され、食べられるようになっっている。高遠へ行く度にお店は増えている気がする。
これを食べ、病み付きになり幾度も足を運ぶ旅人が居る事だけは確かだ。
店名:萬里彩園
住所:伊那市日影大宮口
電話番号: 0265-73-5151
営業時間:不明
定休日:不明
喫煙:可能
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