薫風駆ける大地にて、夕陽を浴びながら、駅前の屋台でちょいと一杯引っ掛けた。暑くもなく、寒くもなく、大空の下で屋台の長椅子に腰掛けて、夕焼けを眺め、見知らぬ客達とたわいも無い会話を肴に渡世を飲み干す。オモニの合いの手に会話は広がり、酔いは深まり、心地は浮き出す。
面取りされ、味の良く染みた大根のオデンを崩すと、日頃の不平不満も面取りされ崩れていくようだ。出汁に沈んだ玉子も色が変わり、外へ出すとホロホロと崩れていく。厚揚げもダシをよく吸っていてオモニの口癖同様、味わい深い。
韓国風イカの刺身「イカフェ」を摘まむと香草の香りと韓国唐辛子の辛味が口中に広がり、コップを運ぶ回数が増える。吐き出す息は同じ青空の下にある対馬海峡の向こう彼の地へ?酒に酔うのではなく、夢に酔い、話に酔い、未来を肴に語る酔人の国境に垣根無し。
店名/韓国屋台「ジャンボ」
住所/名古屋市北区大曽根駅向かい再開発地域の空き地
電話番号/携帯電話だから書けません。
定休日/日曜、祝日、雨天、オモニの気が乗らない時。
営業時間/18時~23時過ぎまで(来客次第・・・。)
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