店頭には、初日、二日目はラーメン半額と張り紙がしてある。
勿論、調査を敢行する。
自動ドアが開くと、中から
「いらっしゃいませ」の声がバラバラに聞こえた。
不安な予感・・・。
店内は会社員のアベックと母子二人の二組の先客が居た。
調理場には、脱サラ男君?という感じの小太りな若者が、一人だけ白衣を着、頭に白いタオルを巻き、調理している。その奥では、餃子を包んでいる年配の女性がいる。他には調理している男性の家族、身内?と思える女性二人と若い男性が立っている。
注文するのは、メインとなる「醤油ラーメン」(400円)を女性従業員に告げる。
追加で、餃子(250円)も注文しておく。
カウンター越しに茹でているところや、盛り付けしているところは見えない。
カウンター奥に座っていた母子が食べ終え、帰っていく。
もう一組の会社員のアベックも食べ終え、それに続く。
う~~ん、一人だけになってしまった。
ちょいと、視線が痛いぞぉ・・・・。
待っている間に、店内を見回す。お金はかけていないよねという内装。調味料は、市販のラー油と醤油挿し。
やがて、調理をしていた男性自ら、出来たラーメンを私の席まで届けてくれた。
先ずは、スープをすする。色は澄んでいるが、それでも関東系の醤油スープ系だね。
麺をすする。中太縮れ麺で、麺の味はするけど、茹ですぎで、箸であげるとぐったりしている。
シナチクは、大きいのがゴロゴロと入り、「私はシナチクだ!」と味を主張している。
チャーシューの代わりに牛肉煮が乗っている。うむゅ~~。味の系統が違いまっせ。メニューに載っている、バターラーメン、味噌ラーメンならいいかもしれないが、この醤油味には合わないと思うけどね。
縦半分に切られたゆで卵が、煮たまごをイメージしたのか、白身の部分に味付けされた色が付いているが、その色の部分は白身に味のみしかしていない。
薬味で乗っている刻みネギの味も香りもしない。
このスープとこの麺との組み合わせは良さそうだが、他のものとのバランスが
悪いと思う。
それに、ラーメンの器も安っぽかったけど、レンゲがプラスティックなので、それをさらに助長している。
餃子を食べる。これって、お店の味というより、家庭料理の手作り餃子の味だ。懐かしい味というより、お金を出して食べる味ではないと思う。
食べ終え、レジにて清算する。
若いお兄さんが、一生懸命、慣れない手で、レジを打ってくれる。
帰り際の、「ありがとうございました」の声も、か細く聞こえた。
味はまだまだだけど、せっかく、新装開店したのだから、もっと元気良く応対して欲しかったな~。
う~ん、雨降りの日には、傘立てぐらいは置いて欲しいものだ。
やはり、不安は的中したのだった。σ(^◇^;)
【店名】あわわ
【電話】不明
【住所】名古屋市天白区飯田街道沿い
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