僕の細道

【となりの山劇】第85話

<カラリオを買った の巻 その2>

 さて、このようにして高画質プリントをエンジョイしているのだが、高画質プリント用の写真データを作成しようとすると、最低でも360dpiは確保したい。そうすると、A4サイズのカラー写真データ容量は30メガ以上になってしまうではないですか。

 さらに、フォトショップでカラー写真合成をする場合、仮にA4サイズの写真を2枚用意すると、単純計算で60メガ。
 フィルターなどを使用したい場合は、その写真サイズの3倍程度のメモリが必要とされるからと・・・・・という事は、A4サイズの写真2枚をあれこれ細工を施して作品を仕上げる場合、アプリケーションサイズはぬわぁーんと120メガという計算になるではないか。驚異!。

 最近メモリの値段がどんどん下がっているが、必要とされるアプリケーションサイズも、どんどん増加しているんだな。ほんの一昔前まで、メモリはとても高価で、アプリケーションサイズを10メガ割り当てるって事に「へーーー」って驚いていたのに、今では100メガでも足りないという事になっている。あー、やんなっちゃう。

 今のパソコンのカタログを見ると、ハードディスク容量が標準で2ギガってのは当たり前。最新機種になるとハードディスク容量5ギガという化け物のようなノートも登場してきている。

 この大容量は普通の人が普通に使う限り、とても使い切れない容量の筈だが、そんな心配をよそにどんどん大容量化の一途にある理由のひとつに、最近のカラリオのような高画質プリントが出来るプリンタの登場もあるんじゃあないかなと考えてしまった。だって、写真の素材や途中経過を保存しておくだけでハードディスクの残量がなくなってしまうもんね。

 大体からして、最近のOSが大容量になってきたんだよね。今使っているマックのシステムフォルダの容量は300メガを楽々越えている。
 またまた昔の話をするけど、昔はフロッピーにシステムとアプリケーション。例えばイラストレータとOSが同居できて、フロッピーからブートして使ったもんだけどね。時代は変わったもんだわ。

次号に続く

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