将棋好きのパパの雑多帳

趣味の読書を子育てとともに徒然につづる雑多なブログです。

「盤上のアルファ」

2011年01月24日 | 日記
「盤上のアルファ」(塩田武士/講談社) [ISBN:9784062165976]

真田信繁、三十三歳、家なし、職なし、目標プロ棋士。
第一印象は「しょったん」+「聖」+「小池重明」という感じ。
さすがは新聞記者だなぁ、と感じるほど棋界の説明に間違いがない。
マニアックな世界だけに、いい加減な描写で書かれることも多いような気がするが、そこらへんは丁寧に描かれていて、将棋ファンから全く将棋を知らない人まで誰が読んでも面白いと思う。

将棋という限られた狭い世界に魅入られた者の心情がとても上手く描かれている。
途中で書かれているように、囲碁は50対40で負けても40ぶんの充実感があるが、将棋は0か100。負けた時の悔しさが囲碁より比較的大きい。
だから、切ないのだ。

主人公の人生も将棋と同じ。
負ければ、全て失う。
それがこの物語のテーマかな。

ただ、暗いだけの話ではありませんよ。
その中の人物たちが実に楽しく、人間らしく生きている。

ということで
☆☆☆☆

将棋ということで、甘いかな…。

長い長い二日間

2011年01月17日 | 日記
土曜日にさかのぼって、というか、それよりもっと以前。
小学館に行くことに決まってから、前日をどうするかが問題に。
最初は無難に千駄ヶ谷にしようと思ったのだが、ぶんぱぱさんやフクヤマさんのつぶやきからちょうど土曜日にKSC(江東将棋センター)でこども大会が開かれることを知って、噂のKSCに行くことに決めた。

清澄白河の駅を降りてから、しばらく歩くとすぐに見えてきたのは…え?手書きの看板?何ここ?
笑いをこらえずにセンターにたどり着くも、他に客は無し。
一抹の不安が襲う。
ついでに、あのハンガーの洗礼も受けておいた。

準備をされていた女性の方におとうとくんがお相手していただくことに。(ちなみに最初に四段であることと研修生であることは話の流れから伝えている。)
手合いが平手だったので、これは勉強になりそうだ、と思ったのも矢先のこと。なんと相手の女性は、ついてこられた飛車先を受けない!こんな指し方があるのか~と思って感心していたら、おとうとくんが勝っていた。その後二枚落ちも。??
こんな書き方をして申し訳ないが、何を隠そう、この方こそが噂の席主さん!だったのだ。実に個性的、魅力的な方である。
その後、ぶんぱぱさん家が来られ、二人は対局していただくことに。何となく気付いていたが、シャイなもので照れ臭くて言い出せなかった。

お昼をデニーズで食べて戻ってみると、人であふれかえっていた!
えー、大丈夫かなぁと思っていたら、ときんの会のお父さん方が見事なフォローで進行をお手伝い。滞りなく進んでいった。いやいや見習いたいものだと思う。

おとうとくんが参加したのは3~5年生の部。二局目負けていた将棋を逆転し波に乗ったようで、無事優勝してガラスの将棋盤と駒のセットをいただいた。ママとおばあちゃんがいたく気に入る結果となった。

お兄ちゃんはよく考えて頑張っていたが、残念ながら二回戦で負けてしまった。
中学生になっても将棋を続けている子は、やはりかなり強い。みんな、よく考えて、最善を尽くして
いる。集中力がついてくるのかなぁ?

日曜日はおとうとくんが小学館学年誌杯に出場。お兄ちゃんはママとおばあちゃんと一緒にネズミーランドへ。
予選は通過したものの、学年別トーナメントは一回戦で敗退。
まぁ、これが実力。早指しでは勝てないのだよ、おとうとくん。

自由対局に移ったおとうとくんは、早々に敗退したメリットを充分に活かして?最多対局賞をいただくことができた。なんと賞品は一寸盤と駒付き。

抽選会でも色紙をいただき、大満足な一日だった…はずだが、物語はこれからがメインとなるとはこの時は想像もつかなかった。

この日は、朝から自宅の方では大雪。
新幹線も遅れていると聞いていたが…。
めんどくさいので、以下は時系列で。

18:30 パパとおとうとくんで夕食。
19:00 ママ達と合流して新幹線へ。
19:30 新幹線発車
23:00 2時間ちょっとのはずが、雪の為70分遅れ。
駅前の駐車場は雪に埋もれている。車の周りには大雪が。雪かきの後、進もうにも進めない事態に!
三度のスタックに家族総出で立ち向かう。なかなか貴重な体験だった。おばあちゃんの運転にパパ、ママ、お兄ちゃんが雪の中、必死で車を押した。
何とか脱出し家に帰り着いた我々の目の前には、大雪で埋まった家の駐車場が…。目の前が真っ暗になった。
深夜の雪かきを終え、風呂に入ったのは2時半を過ぎていた…。

次の日、朝から自宅は雪に埋まって、外は吹雪いていた…。

「謎解きはディナーのあとで」

2011年01月09日 | 日記
「謎解きはディナーのあとで」東川篤哉著

お嬢様刑事と毒舌執事の掛け合い漫才が面白い。ミステリー…いや、この軽さはライトノベルか。
事件ごとに一話完結なので、暇な時に楽に読める。(とか言いながら、一気読みは悪い?癖)

「失礼ながらお嬢様の目は節穴でございますか?」
「お嬢様は阿呆でございますか?」
この執事の失礼さがツボ。

これまた、「この続編は出てないの?」とうちのお兄ちゃんの弁。
気に入ったらしい。
中学生くらいのころは、このくらいの軽さがちょうどいいのかも。東野圭吾も面白いと言っていたが、結構重いとこがあるからねぇ。
おとうとくんもこの本が気になっていることはお見通し。しばらくしたら、感想を聞いてみることにしよう。

「ちょんまげプリン」

2011年01月09日 | 日記
「ちょんまげプリン」
荒木源著

「人生はケーキほど甘くないでござる。」のキャッチ コピーで昨夏に公開された映画の原作。
関ジャニの錦戸くんが主演したらしいが、まったく知らなかった。

年末に、あと500円以上買えば抽選ができる!の声につられて、急遽手に取ったのが、これ。

いい意味で期待はずれ。
結構面白かった。
最後があっけなく終ってしまったので、少し消化不良だが、それは2に期待。
それと、現代人の子育てに疑問を投げかけるようなところが節々に出てくるが、それはそれで侍から見ればそんなもんかと。

意外とうちのお兄ちゃんもはまったようだ。
ついでがあれば、錦戸君も見てみようかな。

初詣

2011年01月02日 | 日記
今年も北野天満宮で初詣。
本日1/2は毎年境内で書き初めができます。
二人が書いたのは
兄『不動心』
弟『万寿』
年々、上達の様子…といっても車が渋滞で、子供達とおばあちゃんだけで先に行ってもらったので、その様子はうかがえず。

その後、やっとのことで合流して参拝。

さて、二人は何をお願いしたのやら。