遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

 蛍袋と蔓茱茰

2022年06月17日 | 

おばんでがんす

百樹園の蛍袋が満開である、何とはなしに自家の田んぼの土手に有った蛍袋を百樹園に植えておいたのがもう十年にもなる

丈夫で可憐でしたたかな花だ、そして何よりも其の風情が良い

株からのランナーでも増えるが種からも増える。段々その面積を増やし・山苧環や、和芹などのなかで頭角を現しどんどん増えて

白の丸葉菫のエリヤであったのがいつの間にか蛍袋のエリヤになって仕舞った

今年は白の蛍袋も出てきた、どこからか白の種が移送されたのか

或はアルビノが出てきたのか不明だが何本か見える、蛍袋のその数は二百や三百本くらいやそこいらはあるだろう、偉い数に成ったものだ

色や形からただの蛍袋で有ろう、山蛍袋も植えてみたが、モノに成らなかった、やはり野に置け蓮華草なのか?

然し蛍袋は昼陽最中は蜂袋に成るのだ、大小いろいろな蜂が訪花して提灯の中へ出は入りしている

この辺りでは雨降り花と呼び、この花が咲くと雨が降ると言われていたし提灯花とも呼んでいた、色色な呼び名があるが夫夫に納得の名だ

同じ百樹園内に蔓茱茰が堯であった

昔はとても大きな木があって何百何千となったものだ。子供たちが何人も登って頬ばっていた記憶がある

田植えの時期に成ると熟し真っ赤になる。黄色味があるうちは酸っぱし渋いのだ

餘大きくならない様に毎年強剪定をしているのであまりならない。今年も十個くらいしか収穫できない

 このほかの四個は食べてしまった

そうだと気付いて六個を写真に収めた、いつもいつも食い意地が張っていて困ったものだ、育ちの悪さが露見する

美味しいしきれいな色合いなので仏前に進ぜた、此の辺りでは形が米俵に似ているので、俵茱茰、と呼んでいる

ねっとりとした食感で爽やかな後引きの味だ、歳をとると何故だかこうした昔の味が恋しくなる

そんじゃあまたはなすべえ

遊童子

 

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