文化的、歴史的、芸術的に重要なフィルムを保存するために、1989年に始まったアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)で最初にセレクトされた25本の1本である。アメリカ映画協会(AFI)が1988年から始めた、AFIアメリカ映画100年シリーズでは以下のとおりである。アメリカ映画ベスト100(1998年)の2位、スリルを感じる映画ベスト100(2001)の42位、情熱的な映画ベスト100(2002年)の1位、映画主題歌ベスト100(2004年)の2位(『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』"As Time Goes By")、感動の映画ベスト100(2006年)の32位、10周年エディションのアメリカ映画ベスト100(2007年)では、順位を一つ落としたものの3位。65年経てもなお、不滅の人気を誇るロマンス・フィルム
監督: ジョン・カサヴェテス
製作: モーリス・マッケンドリー/シーモア・カッセル
撮影: エリック・コルマー
音楽: チャールズ・ミンガス
美術: ランディ・ライルズ/ボブ・リー
編集: ジョン・カサヴェテス/モーリス・マッケンドリー
アルゼンチン出身の作曲家、編曲家、ジャズピアニスト、指揮者。
フランスで、ジャズ・ピアニスト、アレンジャーとしてキャリアを歩み始め、ヴォーグ、エディ・バークレーから何枚かのラテン音楽のレコードを録音した。1950年代終わりに、アルゼンチンに帰国し、ジャズ・ミュージシャンとして活躍した。
ジャズ史にその名を残す天才アルトサックス奏者、チャーリー”ヤードバード”・パーカー。ジャズの革新”ビ・バップ”を創始し、観客を熱狂させる一方、ドラッグとアルコールに蝕まれながらサックスを吹きまくる。僅か34才でこの世を去った、チャーリー・パーカーの鮮烈な生きざまと彼の妻チャンの生涯を描く。
演奏はパーカー自身のオリジナルを復元し、レイ・ブラウンら超一流ミュージシャンが共演。熱狂的ジャズファンで知られるC・イーストウッドが監督し、カンヌ映画祭、他世界各国で絶賛を浴びた。