出入り

東京電力が、柏崎刈羽原発で、中央制御室ってとこに「不正入室」される事件起こしたそうだよ。なんでも、他人のIDカード使って入室しちゃった社員がいて、おまけに、警備員が気づいたのにIDなくしたとかの説明を「鵜呑み」にして、カード情報書き換えてやってエラーが起きないようにしてあげたんだとか。ここまででも十分大事件なのに、国の原子力規制庁ってとこは、この事件の報告受けたのに、原子力規制委員会の委員に報告「しなかった」ってオチまでついてるそうで。

これって。原子力規制委員会、何かあるとすぐ、新しい規制基準に「適合」してるから原発は動かしていいんだ、って言うけどさ。中央制御室に他人のIDカードで入れちゃう、途中で気づいても誰も止めない、って警備体制は新しい規制基準に「適合」してるの？　適合してないから、適合するまで不合格だって言わないの？

もひとつ、原子力規制庁の官僚が委員に報告してなかったのって、この1件だけなの？　ほかにも、今まで再稼働OKしたり40年超の稼働を認めたりした原発で、実はミスとか間違いとか不祥事とかトラブルとかがあったのに官僚が「隠蔽」してて、原子力規制委員会の委員たちは都合の悪い情報をしらないまんまOK出させられたりしてたんじゃないの？

この事件で、東京電力の原発運転は信用できないし、原子力規制委員会やら規制庁やらは信用できない、ってことがよーくわかった、と。こいつらが、この先、原発やりますとか基準合格ですとか言ったって、誰が信用するか、ってこと。