9月16日に東京で開催される全日本大正琴振興会全国大会(読売新聞社など後援)に、福島県から「星照あかりの会」が出演する。
震災や原発事故を乗り越えて練習に励む会員たちは26日、同県須賀川市で全体練習を行い、本番に向けて「花の街」と「枯葉」を演奏した=写真=。
同会では、会員が住む地域ごとに月2回、公民館などで練習していたが、震災後はすべて中止になった。高齢の会員が多く、家を失った人や、放射線におびえながら暮らす人もいた。昨年4月下旬、会員の娘から「先生、早く大正琴を再開してください。このままではお母さんがだめになっちゃいます」という電話を受けた遠藤峯子代表(福島県平田村)は、元気を取り戻すきっかけにしてほしいと再開を決めた。
当時、公民館の多くは避難所になっていたが、使える場所を探しながら少しずつ練習を始めた。会員も徐々に戻り、大会に初めて参加した2010年に続き、昨年も何とか出場にこぎ着けた。会員の望月訓光のりみつさん(67)(須賀川市)は「震災後、しばらく引きこもりがちな生活が続き、ストレスがたまっていた。大正琴が普段の生活に戻る一歩になった」と振り返る。
東京都港区のメルパルクホールで開かれる今大会には、出演団体の中で最多の62人が参加する。遠藤代表は「誰でも演奏できる大正琴だからこそ、また集まれた。私たちの演奏で和んでもらえれば」と話した。
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