東日本大震災の被災地の人たちを励まそうと、大リーグのマリナーズとアスレチックスの選手
による野球教室が27日、宮城県石巻市で開かれた。マリナーズの岩隈久志投手たちが小学
生約100人と触れ合った。
岩隈投手はキャッチボールする子どもたちを見て回り、「リリースポイントをできるだけ前に」と
教えた。終了後、「日本の皆さんの力になれるよう頑張る」と呼びかけた。
市立鹿妻小の野球チーム「鹿妻・子鹿クラブ」の主将佐藤菜々実(ななみ)さん(11)は、津波
で祖母ら親族3人を失った。多くの仲間も被災し、震災から2カ月はボールにも触れなかった。
でも、練習中は震災のことを忘れられる。「大リーグの選手たちは、ずっと笑っていて楽しそうだ
った。見習って笑顔を大切にしようと思う」と話した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます