「娘」の結婚

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先日、私がよくお仕事でおじゃましているホテルの
ブライダルフェアがありました。

この業界では「フェアには魔物が住んでいる」と言われています。

その言葉通り
今回もちょっとしたハプニングが起きましたが

全体としては　多くの結婚を予定しているカップルに
楽しんでもらえたと思います。

ブライダルの仕事って　いい仕事だな
そう思える時間でした。




私の友人の娘さんから
結婚式へのお誘いをいただきました。

その娘さんが幼稚園の頃から知っている私。

おとなしくて　引っ込み思案で
恥ずかしがり屋の女の子でした。

間もなく静岡に引っ越した友人一家。

その後しばらくして

娘さんが
ブライダル業界を目指していると聞いたとき
正直言って少し不安でした。

おとなしかった　あの女の子に

半端ではないプレッシャーがのしかかる
この業界の仕事が務まるかしら？と心配でした。

でも
ブライダルの仕事が見てみたいと
私の仕事に同行するため

静岡からひとり新幹線でやって来た彼女。

新幹線が到着するとすぐ
ホームに迎えに行っていた私を見つけ
笑顔で駆け寄ってきたとき

この人懐っこい笑顔なら　いけるかもしれない
と感じたものです。


その後　見事に地元のホテルに就職が決まり
プランナーとして結婚式に携わるようになったんです。

その娘さんが
職場であるホテルで結婚式を挙げというのです。

なんか夢のような話です。



この仕事を目指したのも
この仕事に就けたのも
私のおかげだと…

そんな　飛び切り嬉しい「お世辞」の言葉と共に
ぜひ出席して欲しいと言ってくれるなんて。

「もちろん　行くわよ」

二つ返事で答えてしまいました。


秋の婚礼シーズン
大安の日曜日

しかも遠隔地のため　前泊は不可欠。

はてさて　お休みをもらうのに
どう切り出そうか…

ま　なんとかなるでしょう。

息子しかいない私にとって
かわいい「娘」の結婚式。

見逃したくないですもの。


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