昭和の湯気

昨夜例の駅前銭湯へ・・・よく観察すると、昔の銭湯らしく天井が高くかまぼこ型で湯気飛ばしの窓がついていて湯船の絵は富士山と三保の松原そして帆船湯船は二つで浅いものと深いもの・・湯口は噴水型で両方の湯船に流れ落ちる。洗い場は４列ケロリンの桶と椅子は自分で持って行くように入口に積んである。番台にはおじさんが新聞を見ながら客をさばく。老眼鏡を鼻迄下げて無言でカネを受けとる。ありがとうございます、などと言う小賢しい言葉はない。テレビは相変わらずＮＨＫがついている。脱衣場には旧式の扇風機、羽根の一部分が曲がっているのは誰かが間違って倒したか・・大きな鏡の端に昭和４０年あたりじゃないかと思うドライヤーが５０円で使えるようになっている。扇風機の側に小さな椅子と机。机の上には数本のウチワ・・中にハングル文字や中国語の落書きが書いてあるのが目につく。何とも不思議だが心地よい看板の出てないひっそり銭湯である。昭和の静けさと、いい加減の中に温かい情愛を感じる銭湯だ・・そう言えばシンボリルドルフが旅立った。初めてのクラシック３冠馬あの岡部Ｊが育てられたお馬さんだ。合掌。さて私も先ずは１冠といき
ましょう！ガッツ！