
本を読みました。
『スピリチュアルシングル宣言』伊田広行著
図書館で眼に付いたので借りたのですが…
このところ出来るだけ女性著書の書物を読むようにしているので
男性著書を読んだ久しぶりです。
現実社会を、見渡して見れば
表層社会は男性によって仕組まれています。
この現実に抗う一手段として
「女性がどう生きてきたのか?
どう生きているののか?
どう生きていこうとしているのか?」
に注目して
古今の女性の書物を読むようにしています。
しかしながら
図書館でも本屋さんでも書物は男性著書によるものが殆どです。
「人を人たらしめるものは
脳にインプットされる情報だ」と感じますが
その情報の殆どが男性が造りあげたモノであることに
今更ながら愕然としています。
そういう現実の中で
男性が女性論を説くという異人に惹かれたのですが…
やはり
心底から共感するものではありませんでした。
彼の「スピリチュアル・シングル説」では
モノに左右されず、人間として個で生きていくことの大切さを解いています。
そして
彼の説を批判する人々は
ネット上で
「共産主義め…」とか学説に関係ない暴言を浴びせかけています。
この人々も又男性なのでしょうね。
訪問者数の少ない私のブログやHPに送られてくる
いかがわしくおぞましいコメントと
男性社会の学説の正誤紛争とを重ね合わせています。
伊田氏は女性が個として働くことによって
社会で自立できると説いていますが
経済優先社会論理の呪縛から抜け出ることの出来ない
現代人の思考回路を感じました。
経済優先社会・貨幣信奉主義・権力集中主義・血統権威存続主義…等の
男性が造りあげた人間社会は
人間の生命を輝かせるこことは出来ません。
その表層論理が
人間性や精神性やスピリチュアルなものに踏み込めば踏み込むほど
それらの論理の根底論理が見えてきます。
現代社会の表層論理や表層情報に
惑われる自分に
もう決別いたしましょう。
人間はそれぞれの脳で様々な夢を描いてきました。
けれども
今まで多くの人は
「これこそが正しい。これこそを信じるべきだ。 我に追随せよ…」という
他者の暴言に、操られてきました。
それは、自らの夢を捨てることを意味しました。
でも
そんな他者追随論から
もう決別いたしましょう。
みんなの夢をみんなみんな叶えようね。