「ドロシーおばさんの通じあうこころ」 を読んだ。
ドロシーおばさんことドロシー・ロー・ノルトはアメリカの家庭教育の子育てコンサルタントの第一人者。
日本でも「子供が育つ魔法の言葉」などで知られている。
ドロシーさんの詩に、精神科医の和田秀樹氏が解説のエッセイを加えるという形ですすんでいる。
読みやすい本で、今日は一気に読んでしまった。解説はそれぞれに興味深く、素直に同感しながら読み進むことが出来た。
かばってあげよう の項で和田氏が
「情けは人のためならず」ということわざがありますが(これは情けをかけてあげても相手のためにならないという意味によく誤解されるようですが)実際、情けというのは人のためにかけるものというより、そのほうが結果的に自分の心にとって、いい効果をもたらすことが多いからかけるものなのです。
と、書いておられる。
精神科医の著者は、更に
不自然な形でみんなと合わせていると、仲間の中に入っているつもりでも、心はどんどん疲れていくのです。と、
心を通わせたいと少しでも思える相手なら、ドロシーさんの詩にあるように・・・あたりまえのことなのだが・・・素になって、やってみることは意義があると思えます。とl
読者がもっと気楽に接したいと思うなら、ドロシーさんの詩のフレーズを拾い読みするだけでも、得るところがある・・・気もします。
心が洗われて、すっきり!する本でした。