先週のことになりますが、阪神間で、ジィジの「いとこ会」がありました。ジィジについてやーやも出席してきました。
その時のことは、又の機会にでもお話しできるかもしれません。
やーや夫婦は「いとこ会」を3時で失礼して、すぐ近くの西宮の叔母を見舞うことにしました。
心筋梗塞で、リハビリ病院に入院中の叔母はリハビリも進み、そろそろ杖で歩く練習を始めようか・・・という矢先に、車椅子から転倒して麻痺の足を骨折というアクシデントにみまわれています。
その手術からちょうど一週間の時期でした。
談話室で、思ったよりしっかりとしている車椅子の叔母と会い、叔父を交え、お話しをして過ごしました。帰る時間になり、やーやは
こんな時、何と挨拶したらいいのか・・・
「頑張って」などとは、頑張っている人に対して言いたくありません。
叔母の手を握りながら、「きっと、良い方にいくと思いますから、決して諦めないでください」と言葉を選んで言いました。
叔母は即座に、静かな口調で、
「 私は諦めないよ! あきらめないことに決めたの、
こんな病気になっても、こうして生かされているのは神様が、
おまえは、まだこの世にいてやる仕事があると思われているらしいからね~」
しん として、凛と心に響く言葉でした。
秋の入院からおよそ半年、叔母の精神はめげることなく、砥石にかけられたように高みに登っている気がします。
慰めようなどと思った、やーやの方が教えられ、力をいただいた気持です。
名神高速の帰途、叔母の言葉を反芻しながら、自然に心が軽くなってくる夜でした。
コメントありがとうございます。
叔母は、何も要らない、顔をみせてくれるだけでいいと
言ってくれます。
会いに来てくれることを、喜んでくれるのです。
普通の生活を送れる幸せを、与えられている私たちは、どんな
お役目を与えられているのでしょうか・・・
私ならば、「お大事に、顔色も良いし、きっと健康になりますよ」と、
ありきたりの挨拶で帰ると思います。
「叔母の手を握りながら・・・・・言葉を選んで言いました。」
とっさに、このような仕草と挨拶が出来るとは・・・・・病人様も、
さぞかし喜ばれた事と思います。