へるしーな日々

            やーやの日記
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幼児の心

2007-11-23 14:06:06 | メモリー

先日、出かけた時北の方角に大きな大きな虹をみつけました。朝雨が降り、その雨が上がってお天気になってきた頃でした。
子供の頃から、虹をみつけると嬉しくなるのです。

遠い昔、5才の頃でしょうか。父の姉 N伯母さんは時折、うちへ訪ねてくれました。お土産にきれいな千代紙などをもってきてくれ、折り方も教えてくれる、この伯母さんが私は大好きでした。
虹をみつけると、いいことがあるよ~と話してくれたのもN伯母さんです。

いつも、着物をきちんと着ている、子供心にもきりり・・・とした感じを受けました。
N伯母さん好き!という気持ちを伝えたい!何かお話しなくては・・・5才の私は考えたらしい?のです。
そして、N伯母さんに向かって 

おばちゃんって、

いつも同じ着物を着ているね~ 

と言ったのです。

N伯母さんは、一呼吸おいて、やさしく 

そうなのよ、おばさんはあんまり着物がないの

 と答えてくれたのを覚えています。

翌日に母や周りの大人の話から、
  女の子だね~  よく見ているのかね?  
  よく気がつくんだね~
などという言葉を耳にして、言ってはいけないことを言ったのかしら 私は悪いことをしたのかしら・・・と思ったものです。

母は、細かく説明はせずに 「子供が着物のことなど言うのではありません」 と一言、言われただけでした。

大人になっても、N伯母さんとの一コマはよく思

いだ
します。

そして、5才の私は、着物のことなど頭になくて

ただただN伯母ちゃん大好き!と言いたかった

だけ・・・と叫びたくなりました。

今4才のRと接していて、時々やんちゃを言ったり、悪態をつかれたりするなかで、ふっと遠い過去の自分を思い出しています。こんな体験は私だけかしら??

幼児の心は、感受性豊かに育っていても、まだまだ語彙がとぼしいため、うまく表現できないこともあるんですよね。