信州湯めぐり紀行

 信州の日帰り温泉めぐりのお噺あれこれ...

尖石温泉 縄文の湯

2013-07-23 | 諏訪

茅野市の公営温泉施設のひとつ。
その名前と場所柄で結構な人気です。



地元の方はもちろん、別荘族や登山者の利用も多いです。



人気の一つになってるのが「縄文」というネーミングもあるかと思いますし、
少し上に行くと、国宝になってる縄文のビーナスが発掘された尖石遺跡もあって人気があるのかな?と思います。


左/国宝「縄文のビーナス」
右/重文「仮面の女神」


脱衣場入口から玄関方向~





脱衣場
リターン式のロッカーと脱衣籠があります。


大浴場

浴室は、正面に大浴場、左手に洗い場が並んでます。
右手にサウナと水風呂があって、右斜め前方に露天へのドアがあります。

大浴場には打たせ湯が2つ、ジャグジーもついています。
おじいさん達は喜んで利用しております。


湯は微かに薄緑色をしているように見えます。

茅野市公営の施設は微妙な所もあるのですが、ここの泉質はそこそこのものだと思います。
ただ、このような施設では必ずついて回る塩素臭が気になる時があります。
ジェットがあるので余計に臭いが捲き散る時があります。

湯温は42度くらいでしょうか。
新鮮なお湯が気持ち良く大量に注がれています。
循環湯ですが、新湯の投入量はかなりあるのではないかと考えます。
ツルツルするほどではないにしても、柔らかい湯の感触も気持ちいいです。


向こうの壁に打たせ湯あり



湯口

湯口に使用している器は、縄文土器をイメージしたのかな…

 







露天風呂

露天風呂は岩を組んだ造りで屋根がついています。
目の前には、庭園?風の露天を意識したスペースが広がってますが、私には、なんとも殺風景で無粋なものに感じます。

5人も入るといっぱい。
湯は内湯と同じです。


露天湯口


サンダル履いて、少し離れた場所から


ちなみに、茅野市の公営温泉施設で露天を兼ね備えているのは縄文の湯と河童の湯です。
 
 
住 所:茅野市豊平4737
TEL:0266-71-6080
源泉名:尖石(とがりいし)温泉
泉 質:ナトリウムー硫酸塩・塩化物・炭酸水素温泉
    (弱アルカリ性低張性温泉)
泉 温:40.8度
湧出量:323L/分
P H:-
成 分:2446mg/kg
加 水:なし
加 温:あり
還 流:循環
浴 室:大浴場・露天風呂・サウナ・水風呂
館 内:大小休憩室・食事処
営 業:9:00~21:00
休館日:月曜日
料 金:400円

 
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・データーは訪問時のものです。
・温泉及び施設関する話は、あくまでも私個人の感想や思いです。
・画像は、何度か訪問している中でのものですから、季節や日時、カメラの違い等で画質及び画像内容に差異が生じることがあります。
 


下諏訪温泉 旦過の湯(追記)

2013-07-21 | 諏訪

昨日、旦過の湯について書き込んでいたら、入泉したくなって本日行って参りました。






下駄箱


休日という事もあってか、常時5~6人のお客。

前回気づかなかったのですが、
カランとシャワーから出る湯は温泉でした。
微かに、温泉の香りが漂ってました。
焦げたような湯の香が心地よかったです(*^_^*)





本日は夏らしい暑い日でしたが、
こういう暑い日にこそ、熱い湯につかるのが一番!
と、先ずはやや熱め(44度目安)の湯にじっくりつかって、しっかり体を熱さに慣れさせ、あつ湯に突入~

あつ湯…体感は46度を超えていたと思います。
一度つかると中々動けず(動くとその水流で更に熱さを感じる)、後は出るタイミングを計るばかり(笑)

頑張りましたが1分ちょっとで断念(+o+)

あつ湯から出たら、足が痛くて数秒動けずにいました(笑)

その後すぐ、隣のやや熱めの湯に入ったら、あらまびっくり。
40度程度のぬる湯に感じて、それはそれは大変気持ちの良いものでした。


本日は常連さんが多くて、ほとんどの方があつ湯につかってました。

みなさん、体が真っ赤っか(^_^;)









旦過の湯の歴史

中世より、この地は湯の町として知られ、街道の道端で高温の温泉が自噴しているのが珍しく、多くの人が疲れを癒した場で、名湯として広く知られてきた。
ここ旦過の湯は、鎌倉時代に慈雲寺に来た修行僧のために建てた旦過寮(旦に過ぎ夕に宿す)からでた名前で、そこに付属させた浴場が旦過の湯であった。
温泉の効能は傷や吹き出物にもよく効くと言われ、元治元年(1864年)和田嶺合戦の時、負傷武士の内で、この温泉に入った者は傷の治りが極めて早かったという。
現在も湯量が豊富で、掛け流しの公衆浴場として親しまれている。
 
 
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下諏訪温泉 旦過の湯

2013-07-20 | 諏訪

下諏訪温泉の代名詞でもある旦過の湯。

 旦過=たんが 



元々は、鎌倉時代の修行僧の寮だったようです。

下諏訪秋宮から歩いて5分くらいでしょうか…
旧中山道沿いにあります。
源泉は建物のすぐ横にあり、児湯、菅野温泉、新湯等にも供給しています。
どちらも熱い湯で知られていますが、ここ旦過の湯は源泉をストレートに掛け流していますから、他の熱湯の比ではありません。


左/旧 右/新

温泉好きの方なら一度は入ってみたいと思う旦過の湯。
しかしながら、その熱さゆえ断念する方も多い温泉。

ただ、2013年12月にリニューアルして、多くの方に楽しんでもらえる施設になりました。
そこで、ここでは、新旧の画像を並べて紹介していきます。


建物は、以前駐車場だった場所に新築しました。
源泉小屋はそのままで、その前が綺麗に舗装された駐車場になってます。




こちらの小屋の上に掲げてる看板は、以前、施設の軒先に掲げていたものです。


玄関あがって正面の券売機で入湯券を購入して受付へ。
受付前にちょっとした待合スペースあり。



脱衣場~左/旧・右/新

以前の脱衣場は、いかにも地元の共同浴場といった風情でしたが、
今度は、洗面台やドライヤーも備えられ小奇麗な作りになっているので、若い方も気軽に立ち寄れると思います。


左/旧・右/新



浴室~左/旧・右/新

旧湯船の手前が一応やや熱目で、奥が熱湯と言われてましたが、温度調整などしてませんからどちらも熱いです(^_^;)
一年を通して、大体47~49度だったと思います。

右上写真は、右がやや熱めで左が熱い湯船となっていて、
右下写真の露天はぬる湯の湯船となっています。
ぬる湯は42度、やや熱めが44度を目安にしています。
42度でも熱い!と怒る人もいますが、そのような方は避けるのが懸命です。
で、熱湯は46度を目安にしているそうですが、私の感覚では楽に超えてます。

昔から通い慣れてる人でないと中々入れるものではないです。
観光で小さいお子さんを連れていく時は気をつけてください。





洗い場~左/旧・右/新

旧の写真、何これ?って感じがするでしょ?
でもね、ここのカランとシャワーは不思議と使いやすいんですよ。
蛇口から出る湯温の調整はできませんが、必要な時、蛇口を閉めなければずっと流れてくれるのでシャンプーの時などとても便利なんです。

新しいのはどこでも見かけるもので…普通です(笑)

カラン一つでも話題作りができる…素敵な事だと思うのですが…



湯口~左/旧・右/新

湯口は余裕で旧の勝ちでしょ(笑)
ライオンの口から熱い源泉…言う事なし!




旧湯船には水道の蛇口がついていましたが、間違っても好みの温度にしようと加水してはいけない空気が流れてました。
地元の共同浴場では、たとえ調整できる蛇口があっても、その地域地域の文化風習を味わうくらいの気持ちで我慢しましょう。
間違いなく忘れられない思い出になりますから。


あつ湯とややあつ湯の間に、飲料の為の蛇口がでりますが、取っ手がないので使えない(笑)

きっと、お湯が熱いからと、その水道でうめようとした人がいたのでしょう。



タイルに描かれた絵~左/旧・右/新

新しい方は、葛飾北斎の沖浪裏をモチーフにしたもので、地元の方から集めた写真で構成されているようです。

湯のあたりとしては、その熱さゆえツルスベ感を感じる事はありませんが、不思議とこれぞ温泉!というを感じを強く受けます。
よく行く「菅の湯」同様、私は体を包み込むような柔らかさまで感じます。
(菅の湯は旦過源泉を使ってますから当然なんですが…)


上/旧 下/新

以前の旦過の湯だと、その熱さで避けられていた事もあったと思いますが、今度は比較的誰でも楽しめるものになったので、ファンが増える事でしょう。

温泉好きな方には、10秒でもいいので熱湯の旦過源泉を味わってもらいたいです。
湯を出た後、その熱さでしばし体が固まって動けませんが、さっぱり感がまた気持ちいいので併せて体感してもらいたい温泉です。


熱湯の脇には大きな湯かき棒

…気持ち1度下がるくらいの効果はあるかも(^_^;)


個人的には昔のままの旦過が愛おしく思います。
ノスタルジック旦過最高!




建物の脇には、自由に源泉を汲める場所があります。
以前は、浴室内でも飲ませていたようですが、衛生上の問題が起こると大変だからとやめたようです。


住 所:諏訪郡下諏訪町4613-8
TEL:0266-26-7520
源泉名:旦過第1源湯60L旦過第2源湯380Lの混合泉
泉 質:Na・Ca-硫酸塩・塩化物温泉
泉 温:56.0度
湧出量:-
P H:8.7
成 分:1157.9mg/kg
加 水:なし
加 温:なし
還 流:源泉掛け流し
浴 室:内湯x2・露天
館 内:-
営 業:5:30~22:00
休館日:無休
料 金:220円


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蓼科温泉 小斉の湯

2013-07-18 | 諏訪

蓼科高原の小斉の湯。



露天風呂で有名ですね。
それも混浴が出来るということで、その手の方々にとっては聖地だった時期もあるようです。
現在、混浴露天は一つだけになったようです(岩間の湯)
(別に貸切露天あり)

玄関を入るとすぐにフロント。
ブザーでスタッフさんを呼んで代金を払って湯へ向かうのですが、ちょっと迷路になっておりますので、案内板を見ながら進みましょう。





平日の朝一…と言っても10時を過ぎてましたが…
誰もいないだろうと、先ずは混浴の岩間の湯へ。


岩間の湯脱衣場

小さな脱衣場ですが、一応ロッカーもあります。
カーテンは、女性用に作られたのかな…
余り意味がなさそう~



露天には湯船が3つありました。
と思ったら、一つは金魚さんの水槽になってました。
う~ん、なんだろう?
何か意図があってのことなんでしょうか?
癒しなのかな…
床はスノコになっていて、きちんと洗い場もありアメニティも揃ってます。






なんで金魚~?


綺麗な湯が注がれてはいるのですが、露天風呂には、結構なゴミが浮いてました。
来た時間がいけなかったのか時期がいけなかったのか…
しかも、湯に浸かろうと足を入れたら、とても入れるような温度ではなかった。
一瞬、あつ湯で有名な「旦過の湯」を思い出しました。
が、それ以上だったかも。

熱い時は水道で…と書かれていたので、
味気ないホースを引っ張り出して水をドバドバ注ぎました。

何やってんだろ…。
野湯でもあるまいに…。
とは言え、楽しむ事が大事ですから、
こういう場合は、
好みの湯温にしてからずんぶりと参りましょう。



湯船は二つあります…が、
なんとなく、湯温に違いを持たせようという意図は見えるのですが、どう見ても、そんな管理をしているようには見えませんでした。
どちらも熱くて入れなかったです~。
他の露天もあるので、ここでは無理しませんでした(笑)

ここの源泉は、蓼科高原にある旅館やホテルなどでも利用されていますが、源泉から一番近いのがここ小斉の湯ですから、泉度の良さは一番かもしれません。




岩間の湯のすぐ上に、貸切の露天があるようで、
早くから来ていたと思われるカップルさんのはしゃぐ声が、筒抜けになっておりました。
誰もいないとはいえ、そこに居る自分が恥ずかしくなり、岩間の湯を後にしました。


男性用露天風呂「見晴らしの湯」は、岩間の湯から更に上にのぼっていきます。
途中、貸切露天の看板がありました。
その前を過ぎて更に上に行くと、左と右に上がっていく分かれ道があり、男性用は左、女性用は更に上に上がっていくようになっています。


男は左。女は右上に。

山の斜面に作られたこの通路は、風情と言えば風情ではありますが、
それぞれの湯を楽しむのに、毎回着替えないといけないので少々面倒かもしれません。
加えて、それぞれの露天の作りには大きな違いもないので、温泉目当ての人にとっては、内湯と露天ひとつで十分のような気がします。
せめて湯温を調整をするとか、湯船に変化を持たせるとか…
何かしらの策があると良いかもしれませんね。


今更の情報ですが…。
見晴らしの湯は、以前は混浴だったようです。
先ほどの岩間の湯よりは広い脱衣場。
混浴の名残として、脱衣場が二か所ありました。





見晴らし露天

見晴らし露天の作りは、金魚の水槽を除けば、岩間の湯と大きな違いはありません。
ここにも洗い場があります。
湯船はやはり二つあり、通常は奥が熱湯となっているようです。
ここも熱いのでは?と思って、恐る恐る脚を入れると…
やっぱり熱くて肩まで浸かるのは無理。
奥はどうか?と、勢いをつけて手前の槽を漕いで行ったら、これがまた熱いのなんのって…50度を超えていたのでは?(笑)
う~ん…小斉の湯がこんなに熱いという情報は見掛けた事はなかったので、これは、訪問した日または時間が悪かったかな?とちょっと後悔(笑)

余りの熱さに向こう岸?のスノコにあがりましたが、戻るにはまた熱い湯の中を漕いでいかないといけない…
少し足の熱さを冷ましてから勢いをつけて戻りました。
また、水を放出し続けましたが、中々適温にならなく苦労しました。



体を洗って少し時間を置いて湯船に。
湯温も落ち着いていたので何とか入湯できました。
酸性泉の強さとでも言うのでしょうか、アルカリ性の湯にはない強さを感じます。
勿論、ツルツルするような感覚はないのですが、かと言って嫌な感じもないです。
キシキシする感じがいいですね。
湯から出た後のさっぱり感も気持ちが良いです。



写真で見ると綺麗。

ただ、朝一のゴミの量とは思えない状況はいただけなかったです。
私、施設の古さも内容も全て感受する人ではありますが、温泉に限らず清潔感を大切にしていない事には厳しいかも知れません。


見晴らしの湯を出て、締めに内湯へ浸かって帰ろうと降りて行くと、年配のご夫婦らしき方が、浴衣姿でどちらへ行けばいいのか迷っていて、
声をかけたら「貸切露天風呂」でした。
人気なんですね…。



内湯脱衣場

浴室に入ると、左手に洗い場があって、岩風呂風になった湯船が仕切られてありました。







ここでも嫌な予感がしたのですが…
こういう時の予感は間違いなく当たります。
どちらが熱いとかじゃなく、どちらも熱かったです(笑)
なんとなく右側が熱湯で左の浴槽がぬる湯みたいでした。
が、脚を入れるのも辛い。
今日はまともに温泉に浸かってないから、ここでしっかり入ってから帰らないと…と一大決心(笑)
肩までずんぶりと浸かって2分入ってました。
でも、それが限界。
自分で調整するのはまったく構わないのですが、
あつ湯で名を売ってる温泉でもないので、湯に関する管理にはもう少し神経を使った方がいいのでは?と感じます。




「小斉の湯」が有名なのは、それこそ露天風呂ですが、
蓼科高原にある宿泊施設としては、少々、無粋な感じを受けました。
貸切露天と女性用露天は確認してませんが、多分同じ仕様だと想像します。


見方によれば手作り感の味わいはあるのですが、露天のどの湯船も同じコンクリートとタイルの組み合わせ。
もう少し味わい深いものにできるような気もします。

落ち着いて源泉掛け流しの酸性泉を味わう事が目的なら、少し上に行った所にある「蓼科共同浴場」がいいかも知れません。


住 所:茅野市北山蓼科4035
TEL:0266-67-2121
源泉名:蓼科三室源泉(混合泉)
泉 質:酸性ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
    (低張性弱酸性高温泉)
泉 温:62.6度
湧出量:-
P H:3.0
成 分:1564mg/kg
加 水:あり
加 温:なし
還 流:源泉掛け流し
浴 室:内湯、見晴らしの湯(男性用露天風呂)、岩間の湯(混浴露天風呂)
    森林浴の湯・仇討の湯(共に女性用露天風呂)
館 内:休憩所
営 業:8:00~20:00
休館日:不定休
料 金:700円
 
 
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※注意※
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上諏訪温泉 大和温泉

2013-07-02 | 諏訪
上諏訪温泉《大和温泉》


言わずと知れた名湯大和温泉!(笑)

今時のセンター系の沸かし湯が、温泉の基本ベースになっている様な方には無理ですが、ジモ泉の多い上諏訪で、飾りっ気なしの源泉が味わえる数少ない温泉です。





すぐ近くに、同じ源泉を利用している「いきいき元気館」がありますが、純粋に温泉を楽しむなら《大和温泉》です。

大和温泉は、元は個人(家族)で使っていたのを、一般に解放した歴史があるようです。


ただ、場所が分かり難い(笑)



左に行くといきいき元気館、右の路地を行くと左にあります。





細い路地を入っていくと、中庭が現れ、その正面に暖簾が見えます。
代金は、右手にある縁台に、菓子箱の裏蓋?と思える箱があるので、
「こんにちは」と一声かけ代金230円を置き湯屋へ。





脱衣場
脱衣棚があるだけです。

この様な施設にロッカーなどはありませんから、貴重品の持ち込みは気をつけましょう。
でも、脱衣場と浴室は全面ガラス戸で仕切られているだけなので、逆に安心かも…





浴室



浴室入口にある風呂椅子



細長いステンレスの浴槽
湯口は普通の水道管…
(蛇口をひねれば源泉)


浴室にはシャワーも無ければカランもありません。
これだけでボロカスに文句を垂れる輩もいますが、その場所場所での空気を楽しみたい私にとっては味わいのある温泉となります。



体を洗う時は、浴槽の脇に座って浴槽の湯を使うか、
掛け湯となってるステンレスの槽で、源泉が出る左の槽を右の槽の水でうめて洗い湯に使いましょう。


源泉が溢れると浴槽に流れ落ちます。
くれぐれも、浴槽を汚さぬよう心がけぽしょう。



湯気抜きの為の高い天井



下から、風呂椅子、桶、石鹸置き
手書きの文字がいいでしょ♪



女湯との間にある、魚が泳ぐガラス塀



今風の施設ではありませんから、温度管理がされていません。
また、湯温は人の利用状況でかなり変わります。

本日、私が訪問した時はかなりぬるかったので、熱い源泉を注ぎながら一人湯を堪能してきました。




湯の色が緑色に見えますが、浴槽のタイルの色のせいで、実際は無色透明です。
湯のあたりは柔らかく、肌を滑る感じも心地いいです。
ほのかに香る「硫黄臭」が、さらに気持ちを癒してくれます。




洒落っ気がなく時代遅れの温泉施設ですが、素敵な温泉です。
私がこよなく愛する温泉のひとつです。




諏訪に来たら、名の知れた所もいいけど、これぞザ・上諏訪温泉《大和温泉》に入泉してみましょう。




大和温泉近くにあるジモ泉「湯小路上湯」
諏訪は温泉が豊富な街ではあるのですが、多くは地元の組合員?(年間利用料の支払い)しか入れない施設ばかり(^_^;)

そういう状況の中で、一般に解放している施設のひとつ《大和温泉》は、大変基調でありがたい事です(*^^)

大和温泉

住 所:諏訪郡小和田17-2
TEL:ー
源泉名:湯小路源泉
泉 質:単純硫黄泉
泉 温:69.0度
湧出量:不明
P H:8.8
残留物:690mg/kg
成 分:822mg/kg
加 水:なし
加 温:なし
還 流:源泉かけ流し
浴 室:内湯
館 内:ー
営 業:7:00~22:00
休館日:水曜日
料 金:大人/230円


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広原温泉 鹿の湯

2013-07-01 | 諏訪
富士見高原にある「ホテル八峯苑・鹿の湯」
いわゆる、リゾートホテル。



スキーシーズンや夏休みは大賑わい。




この辺は別荘地なので、
そちらのお客さんがよく利用されているようです。



日帰り用の玄関から入ると、
売店のお姉さん?がいるので、入湯券を購入して渡します。
(日帰りと宿泊では入口が違うようです)



下駄箱は無料ロッカー


道なりに廊下を行くと、脱衣場入口に突き当たります。
途中、休憩所の大広間(食事可能)や食事処、ロビーがあります。




下の画像の左奥に喫煙ルームあり。



脱衣場に入ると、さすがホテルと思わせるような広い空間で迎えてくれます。




脱衣籠とロッカーがあります




洗面台の脇には冷たいお水。
私はその水をいただきながら、入泉とクールダウンを繰り返しました。




浴室は、
左手に薄茶色に見える大浴場と、その奥にジャグジーとジェットを備えた湯船があります。



右手に洗い場スペースと、水風呂、サウナがあります。
露天は奥に出入り口があります。







大浴場

広いです。



湯の色が薄茶色に見えますが、湯は無色透明です。
茶色く見えるのは、温泉成分で石のタイルが変色したせいだと思います。





内湯の湯口


湯は41度前後。
湯のあたりにスベスベ感などはありませんが、
柔らかさは失われてないです。
長湯をしてしまいそうになる温泉です。

湯は循環湯。
源泉温度が低いので加温。
湯量の関係で加水もされています。






温泉成分はかなり高い数値を示しているので、
避けられるものなら加水は避けてもらいたいと思います。


消毒は塩素系のみの利用なので、気にされる方は避けた方が宜しいです。
特にジェットやジャグジーなどは利用しない事です。

内湯に浸かってる分に於いては、然程気になる事はありません。


日帰りのお客さんの数が少ないので、余計に広く感じます。
お陰で気持ち良くのんびりと温泉を楽しむ事が出来ました。






ジェット&ジャグジー槽は、温泉ではないと思います。


サウナは思った以上に広いです。
本日の温度は96度!
隣にある水風呂は、八ヶ岳の湧水でも使ってるかのような冷たさでした。
でも、気持ちえぇよ(笑)




露天風呂

露天風呂は屋根付きで、4~5人は余裕で入れます。
特に素晴らしい景観があるわけではないのでしょうが、露天は竹の塀で囲われています。

湯に浸かると空と、空を流れる雲が見えるくらい。
立って遠くをみると白樺林が見えます。





標高がやく1000メートルくらいに位置してますから、
露天に流れてくる風はかなり冷たいです(^_^;)
が、火照った体を涼めるにはナイスな風が心地よいです♪

…でも、冬は厳しそう~(笑)




湯は内湯に比べぬるく設定されています。
ゆっくり浸かるなら露天が宜しいかも知れません。


露天でずっと読書をしている方がいました。

(お客さんの了解を得ての撮影…)

聞いたら、
来る度に露天で半身浴しながら、文庫本を一冊読破して帰るそうです(^_^;)


ホテルや旅館の日帰りは、結構穴場です。
団体さんにぶつかる事もありますが、
比較的のんびりと温泉を楽しめる事が多いですね。

ただ、入湯代金が少々高くついてしまうのが難点ですが・・・(笑)


住 所:諏訪郡富士見町境広原12067
TEL:0266-66-2131
源泉名:広原温泉
泉 質:ナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉
    (中性低張性低温泉)
泉 温:38.7度
湧出量:不明
P H:7.1
残留物:6146mg/kg
成 分:6400mg/kg
加 水:あり
加 温:あり
還 流:循環
浴 室:内湯、ジェット、気泡湯、サウナ、水風呂、露天風呂
館 内:ロビー、大広間、食事処、売店
営 業:10:00~21:30
休館日:無休
料 金:大人/600円


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富士見温泉 ゆ~とろん水神の湯

2013-06-30 | 諏訪

富士見町にある
富士見パノラマスキー場の麓にある日帰り入浴施設。






水神の湯は、露天風呂がお勧め。
源泉掛け流しも謳っているので、温泉好きさんには人気なのかな…


下駄箱はロッカー式とオープン。



受付の左側に大広間があります。



湯は西の湯と東の湯があり、日替わりで男女入替。
今回アップするのは西の湯。




脱衣場は脱衣籠とロッカーあり。
ロッカーは返金なし(だったと記憶しています)





内湯

浴室はそれほど広くなく、洗い場も少ない感じ。





内湯は3人入るといっぱいになりそうです。

ちなみに、西の湯の内湯の縁は檜で、東の湯の内湯の縁は大理石です。






内湯に注がれる湯口になってるのは樽。
趣向は面白いですが、湯量の少なさに少々がっかりです。


湯は無色透明で、臭いもなく癖がなさすぎ(笑)
硫黄泉ということですが、
私には「硫黄臭」を感じる事はなかったです。

またpHが10.4ということですが、
数字ほどの柔らかさやぬめり感は感じませんでした。
……?



さて、気を取り直して御自慢の露天風呂ですが、
広い敷地に湯船が幾つもあります。

見る限り、かなりお金をかけたと思われ、、
純粋に温泉を愉しむというよりは、趣向を凝らした露天を愉しむという感じでしょうか。


「水神の湯」と名のついたところが内湯と同じ湯温。



水神の湯の隣にある「うたせ湯」は超冷泉風呂というだけあって、結構冷たいです。




注がれているのはただの水かと思いましたが、帰りに確認したところ「源泉」だそうです。




樽風呂は雰囲気があって良いですよ。
訪問した時は天気が良く日差しが強かったので、
屋根のついた樽風呂は助かりました。
湯温は少々高めでした。











他にお客がいなく、貸切状態でした。
が、露天が広すぎて…少々間抜けな感じでした(笑)



樽風呂のすぐ近くに釜風呂と呼ばれるサウナがあります。
造りが面白いです。






釜風呂の隣に冷泉風呂の「野ろまの湯」があります。




野ろまの湯は、サウナに入浴した方の為に造られたようですが、サウナの脇に作るなら「超冷泉」が正解だったと…(^_^;)
「野ろまの湯」は、普通に入っても気持ち良く入れる湯温です。




それにしても、どこの湯船も注がれる湯量が微妙。
中には湯口も見当たらない湯船も…。


HPを確認すると100%源泉掛け流しと謳っていますし、
湯量の状況を見ても、循環させていないのは理解しますが…


幾つもの湯船を備えながらの湯量を考えると、
少々、無理のある造りを成しているように感じます。
注がれる湯が源泉100%だとしても、
人が浸かる湯船の湯は、溜湯に近いのでは?と感じざるを得ません。


楽しむなら露天でしょうが、
温泉を堪能するのであれば内湯がよろしいかと…。
今回確認は出来ませんでしたが、
以前訪問した際には、湯の花を内湯で確認できました。


季節的には、
夏のカンカン照りの時よりは、
雪のある露天を楽しめる冬がいいかも知れません。


地元といえば地元の人間ではあるのですが、
利用代金700円は、少々お高く感じてしまい足が遠のきます。
もう少しリーズナブルな利用代金を期待。
あと、ロッカーは無料にした方がいいと思います。


住 所 : 諏訪郡富士見町富士見先口9547
電 話 : 0266-62-8080
源泉名 : 富士見温泉
泉 質 : 単純硫黄泉
泉 温 : 29.4度
湧出量 : 134L/分
イオン : pH10.4
加 水 : なし
加 温 : あり
還 流 : 源泉掛け流し
浴室内 : 内湯、露天風呂×4、サウナ
施 設 : 大広間、食事処、リラクゼーションルーム
営 業 : 10:00~21:30
休館日 : 木曜日
料 金 : 大人:700円


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蓼科温泉《蓼科共同浴場》

2013-06-26 | 諏訪

茅野市北山にある共同浴場。

場所柄、近所の方の利用よりも、
別荘に来ている人やハイカー、登山客の利用が多いかも知れません。




通りに面してないので、看板を見逃さないようにしましょう。

玄関入ってすぐ正面が受付。
男性は左、女性は右。


脱衣場


休憩場所も兼ねて…?



浴室は内湯のみ

洗い場は両脇にあり。
ボディシャンプーのみ備え付け。


湯船から天井に伸びる柱が特徴的。


源泉は三室源泉で、
長野では珍しい酸性泉です。
近くに、同じ源泉を使う【小斉の湯】があります。

湯は無色透明で、酸性泉という言葉とは裏腹に癖のなさを感じます。
ツルスベ感はなく、キシキシする感じがあるでしょうか。


源泉湯口

開店と同時に飛び込んだせいか、湯温は40度ほどでしたが、
湯口?のある木箱からは、ゴボゴボと凄い音を立てながら源泉が溢れ出し、
ものの数分で熱い湯船となりました。

木箱の中に、源泉と水が配管されているので、湯温は都度個人的に調整するようです(^_^;)


蛇足ではありますが、
諏訪界隈の温泉は比較的熱い湯が当たり前な処がありますから、
くれぐれも、子供が喜ぶようなぬるい湯にせぬ方がよろしいです。
…程度の問題ですが(^^ゞ


住 所:茅野市北山蓼科4035-170
TEL:0266-67‐2100
源泉名:三室平混合源泉
泉 質:ナトリウム‐塩化物・硫酸塩温泉
    (酸性低張性高温泉)
泉 温:61度
湧出量:L/分
P H:3
残留物:mg/kg
成 分:mg/kg
加 水:あり
加 温:なし
還 流:なし(消毒なし)
浴 室:内湯
館 内:ー
営 業:11:00~21:00
休館日:無休
料 金:大人/400円 


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下諏訪温泉《菅野温泉》

2013-06-25 | 諏訪

下諏訪の共同浴場のひとつ。

付近には、新湯、矢木温泉、児湯(こゆ)、旦過の湯があり、
菅野温泉も含め、全て旦過の湯源泉を利用しています。
そのせいという事ではないでしょうが、
基本的にどちら温泉も熱いので、
湯温にうるさい人はさけましょう。



菅野温泉に向かう通路
昭和にタイムスリップします(笑)


菅野温泉看板

玄関入ると券売機があります。
以前は、お金を入れると年季の入ったプラスチックの入湯券が出てきましたが、
最近新しくなって、紙に変わりました。



脱衣場
ロッカーはありませんので、
心配な方は持ち込まないか、番台に預けましょう。
(脱衣棚は両脇にあり)

…無駄に広い感じもしますが、いいですよ♪
竹製の脱衣籠も昭和…
落ち着きます(笑)



浴室~広い空間の真中に楕円形の湯船が鎮座してます。



洗い場は両脇にあって、
カラン・シャワー共に温度調節不可。
他の利用者によって、お湯の出が悪くなります。
決して、文句など垂れずに、
その場その場の空気感を楽しむ気持ちを持ちましょう。




湯は源泉掛け流し(旦過の湯)
湯船の縁から流れるオーバーフローの感じもいいです。

湯温は、44度前後。
癖のない透明な湯が注がれています。
ただ、熱湯ですから、湯温に譲れない拘りがある人(ぬるくないと駄目という人)はやめましょう。

熱い時は45度超えます(^^ゞ



脱衣場にある、歴史を感じる体重計


住 所:諏訪郡下諏訪町大社通3239-1
TEL:0266-27-6095
源泉名:旦過源泉
泉 質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
泉 温:56度
湧出量:L/分
P H:8.7
残留物:1112mg/kg
加 水:あり(泉温が高い為)
加 温:なし
還 流:源泉掛け流し
色味香:無色透明
浴 室:内湯
館 内
営 業:5:00~22;00
休館日:なし
料 金:大人/220円 小人:110円


諏訪大社秋宮へ向かう坂道の入口左手に小さな看板あり。
専用Pはありませんが、奥に四ツ角駐車場がありますので、
そちらで、菅野(すげの)温泉に行きますと告げると、
駐車場利用券を渡されますので、
湯あがり後に、番台のあばちゃんに判をついてもらうと無料になります。 

 
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