<私の推薦本>
優李阿(ゆりあ)著、
「涙がともらない 猫たちの恩返し」
『 「可愛がってくれて、ありがとう」
ペットたちは自分の命を差し出すことも厭わず、
飼い主を守ろうとします。
そして亡くなったとしても、助けにやってくるのです。
みんな誰にでも大切なものがあって、
それは他の人には何の意味もないかもしれないけれど、
自分にとっては何にもかえられないものなのです。』
ご縁のある猫は、みんな使命を持って生まれてきた、
神が授けてくれた猫なのです。
福ちゃんが亡くなった時、母は「かわいそうに」と号泣しましたが、
私はなぜか涙が出ませんでした。
ものすごく泣きたいのに、どうして泣けないのだろう?
心に空洞ができてしまったような大きな喪失感と空虚感。
泣いてしまった方が楽になるだろうに。
けれど全く泣けないのです。
極度に打ちひしがれてしまうと、
人というものは涙なんて出ないのかもしれないと、
そのときつくづく思いました。
ブログには又吉の写真をたくさん撮って載せていましたので、
短い命でしたが、思い出が記録として残り、
ブログを始めて本当に良かったと思います。
又吉が登場して多くの方々に見ていただいて可愛がられたことも、
この世に又吉が生きていた証になりました。
又吉はブログを通してとても可愛がっていただき、
亡くなった時も、皆さんが自分の猫のように悲しんで心配してくださって、
本当に心が救われました。
この時、ブログという存在のすごさにびっくりしたものです。
又吉は私の膝に飛び乗り、思いっきっりくっついて甘えてきました。
顏をこすり付けて、それはそれは嬉しそうな、笑ったような顏をして、
決して下りるとは言いませんでした。
私は膝の上で、ずっと抱きしめていました。
それが又吉との最後の思い出になるような気がして、
抱きしめたその手を離すことができなかったのです。
ずっと付き添っていて、もう時間の問題だと思いながら、
ちょっと物を取りにいこうとして又吉のそばから離れた時、
なんと又吉は這って私の後を追いかけてきたのです。
すでに意識も全くなかったのに!
横で見ていた母は、そんなことがあるのかとびっくりしていました。
私は、又吉をそのまますぐに抱き上げました。
すると、今まで苦しんでいた様相が、
なんだかまた笑ったような顔にくるっと変わって、
そのままスーッと息を引き取ってしまったのです。
その死に顏は笑ってるような、なんともいえない優しい顔をしていました。
そして、短い命だったけれども精一杯生き抜いた、
すべてをやり終えたという満足そうな顔でした。
こんな小さな体で本当によく頑張ったと思います。
最初に飼うことになったきっかけの時も、
川でおぼれかけたのを抱き上げた腕の中でしたが、
最後に亡くなる時も又吉は私の腕の中でした。
追いかけてきたのは、きっと私に看取ってほしかったのでしょう。
亡くなって魂が抜ける瞬間、
私にははっきりと又吉の想念が伝わってきました。
それは、「可愛がってくれてありがとう」という感謝の念でした。
結局、又吉には私しかいなかったのです。
又吉の死を通して改めて、私への信頼と愛の深さを思いました。
猫には猫なりの愛情表現があるということを、強く感じました。
生きている期間は短かったけけど、
又吉の愛情はとても深いものだったと、
亡くなる瞬間に気付いたのです。
この地球上には動物や植物など様々な生物が存在していて、
お互いに助け合い支え合いながら、
人間とも共存して生きています。
動物たちは、それぞれみんなに必ず役割があって、
使命を持って生まれてくるのです。
この世で一緒に過ごす動物たちは、種の違いを乗り越えて、
私たち人間を支えてくれることが現実的にたくさんあります。
彼らの存在が、精神的にも大きな心の支えとなってくれることも多いでしょう。
動物たちは無償の愛で、我々に精神的な癒しと勇気や希望を与えてくれます。
例えば、いつも傍にいてくれたペットなど
「この子が一緒にいなければ、きっと乗り越えられなかっただろう」
というような経験をされてる方もたくさんいらっしゃると思います。
私たちに身近な動物は、人間と比べると、
基本的に平均寿命がかなり短いものです。
動物たちの一生の一部始終を、
飼い主が見届けるということがほとんどでしょう。
ということは、彼らにとって、
最も身近な存在である飼い主という存在がすべてなのです。
人間より寿命の短い彼らは、その一生を通じて、
嘘偽りのない一生懸命でまっすぐな生き様を、
はっきりと見せてくれます。
身近な動物たちの一生を通して、
生きることの意義、命の素晴らしさ、真の信頼関係、無条件の愛など、
たくさんのことを教えられることでしょう。
ご縁のある動物たちが輪廻で生まれ変わってきて、
再びご縁のある人の身近に存在し、
助け合って共に過ごしていく、ということは実際にあります。
特に身近な動物たちは、
我々を傍で守り支えていくという使命を持って生まれているのでしょう。
もちろん人間の方が、この地球においては、
弱い立場にいる動物たちを守っていかなければなりませんが、
動物たちもそれぞれ使命と役割を持って、
私たち人間と助け合いながら、一緒に支え合って生きていくのです。
人間の場合は、言葉や態度と本心が全く違うことが多々ありますが、
動物は感情と行動が同じで、
送ってくる想念と態度も完全に一致しています。
人間と違って駆け引きや嘘偽りがなく、本当に正直なのです。
人間をはじめすべての動物たちには“心”があって
“魂”を持ちあわせています。
我々人間と同じく“心”を持っている動物たちにも感情ががもちろんあって、
喜怒哀楽があることを決して忘れてはいけません。
彼らも、みんな幸せになりたいと生まれてきて、
幸せになることを心から望んで生きているのです。
動物に対して配慮のある人は、心豊かな優しい人であり、
強い人であると、私は思っています。
真の意味で強くないと本当に優しくはなれません。
反対に、本当に優しい人というのは、
この上なく強い人であると言い切れます。
そして、眼には見えないけれども、
小さい命を労わって魂を慈しむという、
優しく強い心を持った人々のみが、
真の意味での幸せに導いていけるのだと確信しています。
最愛の娘、愛猫Rubyを抱きしめ、撫でながら・・・(=^・^=)
愛おしくて涙がポロポロ溢れてきました。。。
とても感動的な猫の本に出逢えました☆(*^_^*)
Yuko Fairy ,
塚崎優子♪(=^・^=)
Yuko Fairy ,
塚崎優子♪(=^・^=)
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