都立西高先輩 辻井喬 堤清二 様 ご冥福をお祈り申し上げます。
私の机の上には、あなたの著作が
生きていくとはこうですよと並んでいます
二人の貴方の違いを
たとえば思潮社の辻井喬詩集
貴方の詩が
人間を
奏で
社会の苦悩を
思慮させ
たとえばPRCOの店舗
貴方の事業が
人間を
彩り
時代の文化を
変えました
この二つを
あなたの
運命と
体験から
永遠の乖離を
感じ
さぞかし苦しんだのではと
察し続けましたが
今
あなたはあらゆる現状に満足しないという点で
二人の貴方は同一に感じています
さらに
辻井喬の中に堤清二が部分として存するのではと
最近は思えています
カルチャー的模索
大胆な実行
何をも怖れぬ魂
ありがとう先輩
まねができないあなた
しかし
都立西高卒業生の誇り
複雑さを生き抜く知恵を
貴方に学びながら
生きていきたい
合掌
岡村幸保(25期生徒会長)