私も、夫の友人とはいえ、Dさんのことはあまり好きではありませんでした。
Dさんは、プライドが高く、特に、出身大学については、大変自慢に思っていたようです。
バーの常連仲間には、お医者さんも沢山いらっしゃいましたが、そうした方たちを常に出身大学でランキングし、
「xxさんは、○○大学出身だからたいしたことない」というような発言をしばしば耳にしました。
また老舗呉服問屋の出身であること、実家の建物が文化財に指定されていることなど、何かにつれ
「歴史ある名家の出」であることをほのめかそうとするのです。
私には、「名家の出であるにもかかわらず、医学という崇高な理念のために、その家を捨てたヒーロー」という
自分自身のイメージに酔いしれているようで、滑稽でもあり、鼻にもつくという感じで、つかず離れずのお付き合いを続けていました。
Dさんは、プライドが高く、特に、出身大学については、大変自慢に思っていたようです。
バーの常連仲間には、お医者さんも沢山いらっしゃいましたが、そうした方たちを常に出身大学でランキングし、
「xxさんは、○○大学出身だからたいしたことない」というような発言をしばしば耳にしました。
また老舗呉服問屋の出身であること、実家の建物が文化財に指定されていることなど、何かにつれ
「歴史ある名家の出」であることをほのめかそうとするのです。
私には、「名家の出であるにもかかわらず、医学という崇高な理念のために、その家を捨てたヒーロー」という
自分自身のイメージに酔いしれているようで、滑稽でもあり、鼻にもつくという感じで、つかず離れずのお付き合いを続けていました。