人には憎しみの感情があります。
私はそれが異常に強いとツレに言われました。
人を憎むと言うより、醜い事に反応します。
差別的な目、中傷的な笑い、馬鹿にする感情、、、、
それは、人間だから、誰にでもあるもの。
私の中にもあり、その憎しみが憎しみに反応してしまっていた。
人は優越を感じると、人を蔑み、劣等感を持つと人を妬む。
同じレベルで、相手と付き合うなと、ツレから言われ、
社会の有り様を知ると、そうなる人の気持ちも理解出きます。
心が弱ければ、引きこもって、他人との接触を避けるけれど、
私は逆に向かってしまっていた。
感情的になり、何かの精神障害だったように思います。
幼い頃から、大人達の陰湿な揉め事を見て育ったので、
無意識にそう成っていたのでしょう。
自分が蓋をしていた嫌な記憶が蘇り、
パニックに成っていたのだと思います。
生きる為には、働かなければ成らなかった環境は、
私の救いだったと思う。
そうでなければ、精神状態から何らかの病名を付けられ、
生活保護を受けていたかもしれません。
清濁併せ呑むという言葉を知り、
清く正しく美しくの中にも、濁りはあると理解した。
陰・陽のバランスが良ければ、ずるさも怠ける事も時には必要です。
30年前にタイムスリップしたような、田舎暮らしの体験は、
過去の自分とは違い、社会を学ぶ事で、
人の立場を理解する事で、憎しみの感情は、
表にあまり出なくなったようです。
憎しみや怒りはいざという時に為に、使う事にしています。
行政に関わると、腹の立つ事が多いけど、
政府のコピーのような、グローバルとは真逆の社会。
人としての正しさから、外れた行為をしている人は、
必ず因果は廻って来るのではと思い、
溜飲を下げるようにしています。
そう、思えるようになって、
ようやく大人に成れた気がしました。