台風12号以後、初めて北へ抜けた。国土交通省仮立橋と名付けた橋が、何箇所もあった。大臣は十津川出身の前田さん、就任直後の災害でした。早朝だったので、ちょうど現場仕事が始まったばかり、作業員に活気があり、元気そうに見えた。
十津川村に移住してから、R168の北上にトンネルが五つ抜けた。ちょっと早く便利になる為に、多額の税金が必要なのか?仕事作りなのかと思ったけれど、旧道の道路崩壊を何箇所か見て、考えが変わりましたね。
もし、新しいトンネルや橋が無かったら、完全に陸の孤島になっていました。元々、車が普及するまでは、山道を尾根伝いに歩き、生活が成り立っていました。道路と共に山村の暮らしを維持するには、新しいトンネルや橋が必要だという、現実を見ました。
地質の老朽化、荒れた杉山、、、自然淘汰されながらも、新しい道路を切り開き、人々は生き繋いでいくのですね。便利性や経済発展の為でなく、人々の生活を支える道路。かと言ってそれだけに頼っていては、人は退化してしまいます。医食同源を主に、精神性を高め、山村文化を高めることが、未来に繋がる鍵のようにも思います。
十津川村には過疎で、30世帯位移住できそうな集落が多い。アースサイエンスを専攻する学生の学びの場や、原発から逃れて住みたい人達や、不便さを楽しみ、自己能力を高めたい人達の移住の場として誘致できれば、未来に繋がれるように思う。