私が以前勤めていた会社の社訓のひとつで、私の好きな言葉である。
好きな言葉というよりは、肝に銘じていると言ったほうが正しいかもしれない。
過去の私はできない理由を述べることにエネルギーを使っていた、と自省自戒させられた言葉。
この言葉を知ってから、何でもいいからできる方法をひとつひとつ、一歩一歩模索するよう努めている。
だから、仕事でできない理由(つまり言い訳ってことだ)を述べる人を見ると、「できる方法を考えようよ。」と提言するようにしている。ある時は「それってできない理由を述べているだけだよね?」と断言したこともある。相手が泣きそうになったのでそれ以上のことは言い控えたが。
ここ1年ほど、部署の枠を超えてサポートしてきた人がいた。もちろんその人(たち)をサポートして相手が成功(目標達成)したところで、私のパフォーマンスにはならない。相手のパフォーマンスにはなるが。
それというのもその人たちの部署が、私が過去に勤めていた会社の組織そのままの酷いところで、これじゃあその部署の人たちがかわいそう、と思ったのが発端だった。
私の場合は、組織(会社)に潰されて見殺しにされたようなものだったので、とても見ていられない、他人事ではなかったのである。
自分が遭った目には遭わせたくないとの思いから、勝手ながらサポートしてきた。
その中の一人には何度も愚痴を聞かされてきて、そのたびに励ましたり、私たちでできることがあればサポートするよ、と言ってきた。
そしてまた、先日その人から愚痴メールが来た。自分の上司は交渉すべき相手に対して何もしない、と。しかし、それはまたその人にも当てはまることだった。だから返した。
「私から見たらあなたも上司から逃げていますよ。」
これでむかっとして奮起してくれればそれでよし、と思ったのだが、返事は「できない(やりたくない)理由」を述べたものだった。
私のテンションは一気に下がった。
一生懸命努力する人だと思って、それでもたまには愚痴りたいこともあるだろう、と思い、その人の話を聞いて励まし協力してきたが、この人は愚痴っているだけで一向に自分で活路を見出そうとしない、他力本願で上手くいかないことは他人のせいにする、と思った途端、一気に熱が冷めた。
私たちの部署は今後一切手を引くからもう巻き込まないでくれ、と伝えた。そして社内携帯の着信を拒否に設定した。
そうしたらその人はその部署のほかの女性に「なんとかしてくれー」と泣きついて、彼女は仲裁のような形で私の席に来たが、私は言った。
「もう私には関わりのないこと。私はその人は一生懸命努力する人だと思って今まで協力してきたけど、結局は愚痴と言い訳ばかり。信頼関係は崩れた。もう勘弁。関わりたくない。私は疲れた。」
しばらくは相手に対する怒りでむかむかした気持ちだった。
一晩明けて、それは自分に対する怒りに変わった。
今まで協力してきた私の気持ちにもなってよ、とも思ったが、相手に期待していたのは私の勝手であって、仕事に協力してきたのも別に頼まれたわけではないことに気付いた。
私は今まで何てエネルギーと時間の無駄遣いをしてしまったんだろう。今までやってきたこと、すべてが無駄だったではないか、と、自分に腹立たしくなった。そして落ち込んだ。
私はこれから、今までその人に本来の業務外で協力してきたことを否定する作業に入る。
そして、今までその人に費やしてきたエネルギーと時間を今度は他の人、部署に使うことにする。
頑張っている姿が見えない人をサポートする気にはなれない。
好きな言葉というよりは、肝に銘じていると言ったほうが正しいかもしれない。
過去の私はできない理由を述べることにエネルギーを使っていた、と自省自戒させられた言葉。
この言葉を知ってから、何でもいいからできる方法をひとつひとつ、一歩一歩模索するよう努めている。
だから、仕事でできない理由(つまり言い訳ってことだ)を述べる人を見ると、「できる方法を考えようよ。」と提言するようにしている。ある時は「それってできない理由を述べているだけだよね?」と断言したこともある。相手が泣きそうになったのでそれ以上のことは言い控えたが。
ここ1年ほど、部署の枠を超えてサポートしてきた人がいた。もちろんその人(たち)をサポートして相手が成功(目標達成)したところで、私のパフォーマンスにはならない。相手のパフォーマンスにはなるが。
それというのもその人たちの部署が、私が過去に勤めていた会社の組織そのままの酷いところで、これじゃあその部署の人たちがかわいそう、と思ったのが発端だった。
私の場合は、組織(会社)に潰されて見殺しにされたようなものだったので、とても見ていられない、他人事ではなかったのである。
自分が遭った目には遭わせたくないとの思いから、勝手ながらサポートしてきた。
その中の一人には何度も愚痴を聞かされてきて、そのたびに励ましたり、私たちでできることがあればサポートするよ、と言ってきた。
そしてまた、先日その人から愚痴メールが来た。自分の上司は交渉すべき相手に対して何もしない、と。しかし、それはまたその人にも当てはまることだった。だから返した。
「私から見たらあなたも上司から逃げていますよ。」
これでむかっとして奮起してくれればそれでよし、と思ったのだが、返事は「できない(やりたくない)理由」を述べたものだった。
私のテンションは一気に下がった。
一生懸命努力する人だと思って、それでもたまには愚痴りたいこともあるだろう、と思い、その人の話を聞いて励まし協力してきたが、この人は愚痴っているだけで一向に自分で活路を見出そうとしない、他力本願で上手くいかないことは他人のせいにする、と思った途端、一気に熱が冷めた。
私たちの部署は今後一切手を引くからもう巻き込まないでくれ、と伝えた。そして社内携帯の着信を拒否に設定した。
そうしたらその人はその部署のほかの女性に「なんとかしてくれー」と泣きついて、彼女は仲裁のような形で私の席に来たが、私は言った。
「もう私には関わりのないこと。私はその人は一生懸命努力する人だと思って今まで協力してきたけど、結局は愚痴と言い訳ばかり。信頼関係は崩れた。もう勘弁。関わりたくない。私は疲れた。」
しばらくは相手に対する怒りでむかむかした気持ちだった。
一晩明けて、それは自分に対する怒りに変わった。
今まで協力してきた私の気持ちにもなってよ、とも思ったが、相手に期待していたのは私の勝手であって、仕事に協力してきたのも別に頼まれたわけではないことに気付いた。
私は今まで何てエネルギーと時間の無駄遣いをしてしまったんだろう。今までやってきたこと、すべてが無駄だったではないか、と、自分に腹立たしくなった。そして落ち込んだ。
私はこれから、今までその人に本来の業務外で協力してきたことを否定する作業に入る。
そして、今までその人に費やしてきたエネルギーと時間を今度は他の人、部署に使うことにする。
頑張っている姿が見えない人をサポートする気にはなれない。