小沢健二を好きな理由

言ってみりゃ恋です。フワフワ感が抜けません。

いままでも、これからも小沢くんが私の道標であることには変わりません。

相変わらず、痛くてすみません。


正直、
これまで小沢健二が好きな人はまだいるし、音楽界に与えた影響はかなりのものだろうな、と思っていたけれど、今回のツアーをきっかけに、本当にたくさんのひとが彼を待っていて、ここまでか！と驚きました。

稀有な人です。

私の出会いを、思い出しているのだけど。多分、高１じゃないかな。先にオリーブかな…。もはや１８年くらい前？なので、記憶が曖昧。

ライフ、テープにダビングして、通学中ずっと聞いてました。

その頃のメディアへの露出は半端なく、全部追うようなこともできず、お金のない高校生はライブにも行かず、ひたすら聞き、オリーブを読み、テレビをみて過ごしていました。

当時は、楽曲がとにかく好きだったのと、つるっとした、中性的で薄い顔とサラサラの髪と体型が好きでした。

天使の羽根をつける小沢くんも12コだからダースですって言う小沢くんも自由で俺様な発言も、まあ全てが好きだったんだけれど。

一方にオリーブ連載があったから、決定的になったというか。
メディアで作り上げられた王子様というイメージとは違う…、と思っていたから、私はこの人が好きになったのだろう、と思います。
この人は文章を書く人なんだろうな、って思っていました。

ちなみにオリーブはかなり影響を受けていて。洋服や雑貨や本や映画や、なにやらいろんなことを感じとってきて。この雑誌に漂う雰囲気がほんと好きでした。廃刊が残念でならない。カムバック！オリーブ、という感じ。

大学以降、やはり多くのファンと同様に歌詞の世界に魅了されていって。1stアルバムをよく聴くようになってさらにかな。

『LIFE』で励まされた時期もあったけれど、本当に落ちていた時の『犬』は、ほんと神でした。

今もそうだけど、元気が無いときは、『LIFE』の圧倒的なエネルギーを受け止めきれなくて。『犬』は側にいて、そっとあかりを照らしてくれるような。感じがします。

『天使たちのシーン』は、多分これからも何度聞いても、どうしても泣きたくなってしまうのです。

どうしてこんなに好きか。わかりません。

この13年間正直曲を聞かない時期もありましたさ。

でも小沢健二は、ずっと私を捕えて離さなかった。

『LIFE』は私の生きるための答えだったのだと思います。人生を目一杯生きたいのさ。『悲しみで胸がいっぱいでも、続いてくのさ、デイズ。』なのです。

私はうれしかったんだよね。昔のままではなくて、今の小沢くんが、あの頃の曲たちを捉らえ直し、伝えてくれたことが！！


ライブ中、ありがとうをたくさん言っていた小沢くんですが、それは私のセリフです。

こちらこそありがとう。